【好事家w.w.からの挑戦状 17-2】 この人は誰の兄弟姉妹…?(その2、解答編) | 歌謡曲(J-POP)のススメ

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音楽といっても数々あれど、歌謡曲ほど誰もが楽しめるジャンルは恐らく他にありません。このブログでは主に、歌謡曲最盛期と言われる70~80年代の作品紹介を通じて、その楽しさ・素晴らしさを少しでも伝えられればと思っています。リアルタイムで知らない若い世代の方もぜひ!

 さて、今回はアナウンス通り、クイズの解答編です。今回も何本か動画を付けてみましたので、そちらも合わせてお楽しみ下さいね~。それではさっそくいってみましょうか。


●解答●
(1)(妹)石田ゆり → (姉)いしだあゆみ

 


ひとこと ええっと…、まさかとは思いますが、石田ひかりと答えた人はいないでしょうねぇ(←いないわ、んなもん姉妹が逆だし…)。正解はいしだあゆみさんでした!横浜にちなんだミリオンセラーを記録したシングルというのは、もちろん「ブルーライト・ヨコハマ」(1968.12.25発売、オリコン最高位1位、売り上げ枚数100.3万枚)ですね。
 YouTubeの方は妹の方がレア度が高いので、私の敬愛する川口真センセの作編曲によるセカンドシングル「愛ある限り」をアップしておきましょう。クセがなくて好感の持てる歌声をぜひご堪能下さい。



(2)(妹)misono → (姉)倖田來未


 


ひとこと 2問目は、「エロかっこいい」が大ヒントだったので易しかったでしょう。正解はもちろん倖田來未です。misonoの方はユニットとしてデビューした頃から、その高い音楽的資質に個人的に注目していたのですが、「クイズヘキサゴンⅡ」でおバカタレントとしてブレイクして以降はイマイチだと思うのは私だけかな…。倖田來未ファンには申し訳ないけれど、私にとってお姉ちゃんの方は音楽的にも声質的にもほとんど見るべき所がないので、どうしても妹の方に肩入れしたくなってしまいます
 …ってなわけで、お姉ちゃんではなく、妹のユニットとしてのデビュー曲「faraway」を聴いて戴きましょう。やぁ、この頃はもっと輝いていたけどなぁ…(ぶつぶつ)




(3)(妹)野川明美 → (姉)都はるみ

 


ひとこと 3問目は、「普通のおばさんに戻りたい」のヒントで決まり。都はるみですね。野川明美の場合、目標にするにはお姉さんがあまりに偉大すぎたせいか、所属事務所のサンミュージックが強力にプッシュしたにも関わらず本人にあまり“欲”のようなものが感じられず、あっさりと消えてしまいました。お姉さんが歌手でなければあるいはまた違った結果になっていたかも…? なかなか難しいもんですねぇ。


(4)(姉)牧陽子/三浦弘子 → (弟)三浦友和

 


ひとこと 弟の方が結婚した実力派女性アイドルとは、山口百恵のこと。…ということで、弟は三浦友和でした。私がこの二人が姉弟と知ったのはお姉さんの売れない歌手時代、つまり割と早い時期だったのですが、姉のやさぐれぶりと弟の爽やかさのギャップがあまりに大きすぎて、正直言ってしばらくピンと来なかったのを憶えてます(そもそもあまり似てないし…)。まぁ、お姉さんの“売り方(=やさぐれイメージ)”が弟に差し支える”から姉弟であることを公表しない、という妙な配慮がなかったのは良かったと思いますが。
 ちなみに、三浦弘子のダンナは元パリダカで総合優勝したこともあるラリードライバーの篠塚建次郎。息子さんも「絲木建太」という芸名でつい最近まで俳優をやっていました。
 YouTubeの方は、三浦弘子の7作目にしてラストシングル「ハニー・ネスト」をどうぞ。



(5)(姉)芹沢直美 → (妹)我妻佳代

 


ひとこと 妹の我妻佳代が、1985年の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で、山瀬まみ、中村由真、鳥山さおりと共にグランプリを競った(私は大学の「歌謡曲研究会」所属の学生審査員として会場にいました)ことは、以前記事に書きましたよね。結局グランプリは獲れませんでしたが、1987年に「おニャン子クラブ」に加入。ちゃんとソロデビューしてそれなりに固定ファンもついたので、同じく「スケバン刑事Ⅲ」でメジャーシーンに躍り出た中村由真と共に“リベンジ成功”のケースと言っていいでしょう。お姉さん(芹沢直美)が歳を2つほどちょろまかしてデビューした影響で、妹も歳を下方修正せざるを得なくなったというマヌケなエピソードは、当時サークルでも話題になりました
 我妻佳代のデビュー曲「プライベートはデンジャラス」は、以前に井上ヨシマサくんの独偏ベストテンでYouTubeをアップしたことがあるので、今回は2作目「ひとさし指のワイパー」をどうぞ。個人的には結構好きな曲だったりします。彼女は、おニャン子の中では珍しく、秋元康-後藤次利ラインにシングルA面を書いてもらわなかったことが逆に良かったかも





(6)(妹)有沢とも子/太田とも子 → (姉)梶芽衣子

 


ひとこと 6問目も、ヒントの出し方がイマイチでしたかね…古めの話ばっかり並べたせいで、さっぱり見当の付かなかった方も多かったかも。梶芽衣子が’70年代には『大江戸捜査網』や『寺内貫太郞一家』、’80年代には大映テレビドラマ群(『花嫁衣装は誰が着る』、『ポニーテールは振り向かない』など)や『教師びんびん物語』、’90年代では『鬼平犯科帳』あたりに出ていた話を書けば、もう少し若い世代の方々も答えやすかったのかなぁ、と。あと、梶芽衣子は基本的に“笑わない女優”なので、妹のレコードジャケットは全然ヒントにならなかった。こりゃ失礼しました…
 YouTubeの方は、いかにも荒木一郎センセらしい軽快で爽やかなビートに浸って戴きたいってことで、
「抱きしめて」(有沢とも子)をどうぞ~



(7)(姉)中沢初絵 → (弟)山咲トオル

 


ひとこと 7問目もヒントが不親切で難問だった…? 正解は山咲トオルでした。漫画家としての代表作『戦慄!!タコ少女』は知らなくても、おネエキャラのトオルちゃんはさすがにご存知ではないかと踏んだのですが、ヒントが少なすぎましたね。それはそうと、中沢初絵って私の頭の中ではどうも森下恵理とイメージがかぶっちゃうんだよなぁ…。ちなみにここの姉弟も、お姉ちゃんの年齢のサバ読みが弟にドミノ波及したクチです。
 YouTubeの方は、お姉ちゃんのデビュー曲をどうぞ~。




 解答の方は以上になります。皆さん、戦績の方はいかがでしたか… それはそうと、今回はクイズを解いてコメントまで下さった方が何と4名もっいやはや、嬉しい限りですナイアガラアタックさん、美冴さん、mjさん、科研費はキ・ラ・イさん、本当にどうもありがとうございましたm(_ _ )m 今後もまた気まぐれ&唐突に(←我ながらひでぇ)挑戦状を叩きつけてみたいと思いますので、これに懲りずにどうぞお手合わせのほどよろしくお願いしますね

 それでは、今回はこんなところで またお逢いしましょう~