お待たせしました 前回出題した“歌謡曲クイズ”の解答編、ということでお送りしたいと思います。クイズの趣旨は、シングルA面の作詞を担当した“ちょっと意外な人”を当てて下さい・・・というものでしたよね。
非常に有り難いことに、今回も複数の方から解答コメントを頂戴しました。本当にどうもありがとうございま~すm(_ _ )m ・・・でですねぇ、今回の私はちょっぴり反省モードなんですよねぇ・・・。「好事家w.w.からの挑戦状」では、毎回、新鮮な材料(=トリビアネタ:知っててもあまり役に立たないけどちょっと面白いもの)を精選してクイズに仕立てるように心がけているのですが、皆さんに問題を解いて楽しんでもらうためには、やはり“料理人”(要は、私だ・・・)の腕(演出)も大事なワケですよ。
今回の出題は、前回までの反省を生かそうとするあまり、“ヒントを複数に分けて段階的に提供する”ことにこだわりすぎてしまった結果、イマイチ面白味に欠ける出題になってしまったかなぁと(テクに走りすぎて料理の出来映えがおろそかになった、と言いますか・・・)。まぁ、それより問題だったのは、「白抜き文字を右クリックでドローしながらヒントを読んで下さい」という指示文でしたね。解答して下さる方がパソコン上でマウスを使っているとは限らないことに気づかないとは何たる想像力の欠如・・・ 本件をご指摘下さったm.j.さん、大変失礼致しましたm(_ _ )mm(_ _ )mm(_ _ )m。
・・・それでは、この辺で気分を切り替えて、解答編に移りたいと思います。問題編と同じく、1問目から6問目まで、一気に行ってみましょう。
●解答●
【第1問】 「ラ・セゾン」(アン・ルイス)
作詞:三浦百恵、作曲:沢田研二、編曲:伊藤銀次
[1982.6.5発売; オリコン最高位3位; 売り上げ枚数35.4万枚]
ひとこと
さすがにこれは有名でしょう。本当はノーヒントでも良かったのですが、世間で話題になったのをリアルタイムで体験してないと厳しいかも・・・と思ってヒントを付けました。
本作は結婚後の仕事ということで“三浦百恵”名義になっていますが、現役時代も“横須賀恵”のクレジットで作詞をしているのは、皆さんもご存知の通りです。
ちなみに、“ラ・セゾン”には“季節”という意味の他に、“発情期”という意味もあるんです。百恵さんが後者の意味を意識して言葉選びをしたのは、もちろん言うまでもありません。その鋭い言語感覚は、「さすが百恵さん」という感じがしますよね
【第2問】 「星の砂」(小柳ルミ子)
作詞:関口宏、作曲:出門英、編曲:森岡賢一郎
[1977.4.25発売; オリコン最高位2位; 売り上げ枚数53.5万枚]
ひとこと
作曲の方は、ヒデとロザンナのヒデさんですね(遠い目)。
関口宏さんと言えば、おそらくご年配の方にとっては“松竹三羽烏の佐野周二”の息子。でも、私くらいの年代にとっては、「クイズ100人に聞きました」の司会者、なんですよねぇ・・・。その後継番組「東京フレンドパーク」も、お茶の間で非常に人気がありましたね。
「アカシヤの雨がやむとき」の大ヒットで有名な奥様といえば、もちろん西田佐知子さん・・・うーん、でもさすがにこのヒントはちょっとストレートすぎたかなぁ。
【第3問】 「ねどこ」(内田あかり)
作詞:楳図かずお、作曲:川口真、編曲:川口真
[1976.?.?発売; オリコン最高位-位; 売り上げ枚数-万枚]
ひとこと
「ねどこ」の歌詞は、ちょっとしたストーリー仕立てになってまして、それがいかにも楳図センセらしいとぼけた内容なんだよなァ、これが。歌詞に出てくる女性は完全に男に騙されてるんだけど、女性の方にも実は秘密があって・・・というね。
YouTubeをアップしておきますので、皆さんもぜひ最後までお聴きになって、その辺の妙味をご堪能下さいませ~
【第4問】 「もし、私に彼ができたら」(山中すみか)
作詞:大竹まこと、作曲:INGRY’S、編曲:山本健司
[1992.7.1発売; オリコン最高位-位; 売り上げ枚数-万枚]
ひとこと
作曲のクレジットにあるINGRY'Sっていうのは、”いんぐりもんぐり”っていうちょっとファニーなバンドのなれの果てなのですが、ご存じない・・・ですよね、やっぱし。
第2ヒントの“お笑い芸人オーディション”というのは、山田“ルパン3世”康夫と中尾ミエのダブル司会で人気だった「お笑いスター誕生」で、“トリオ”というのは、斎木しげる、きたろうと組んだ「シティ・ボーイズ」のこと。だけど、3人のメンツのイメージからすると、完全に名前負けしてるよなぁ・・・。
日テレの特番で山瀬まみを泣かせた事件()は、私もリアルタイムで見てましたが、ありゃ “演出”ではなくマジでしたよね・・・。
【第5問】 「REAL YOU」(山田優)
作詞:石田衣良、作曲:松井寛、編曲:松井寛
[2006.9.20発売; オリコン最高位10位; 売り上げ枚数2.2万枚]
ひとこと
この人(石田衣良)は、どう見てもテレビ映えするご面相とは思えないのですが(失礼)、バラエティ番組の解答者とかトーク番組の司会者とか、いわゆる本業以外の‘芸能“活動(そういや作詞家活動もそうだ)が目立ちますよね。意外とミーハー・・・
直木賞受賞作「4TEEN」は、舞台が私の自宅界隈ということもあって一応チェック。非常に軽い読み口で個人的にはちょっと物足りなかったのですが(そりゃオヤジ向けの小説じゃないよなぁ)、ストーリーの展開させ方はさすがに上手でした。・・・やっぱりタレント活動よりも作家の方をメインで行った方が良いのでは
【第6問】 「ガラスのレプリカント」(早瀬優香子)
作詞:泉麻人、作曲:井上大輔、編曲:西平彰
[1986.9.20発売; オリコン最高位78位; 売り上げ枚数0.5万枚]
ひとこと
泉麻人氏は、もともと慶応に中等部から入学しながら、在学中に鉄道、路線バス、切手収集、歌謡曲・・・などの“オタッキー”な趣味に勤しんだ結果、すっかり身を持ち崩してしまった()という“宝の持ち腐れ”的な人物ですが、趣味が高じて生業(なりわい)になったという意味で、非常に幸せで理想的な人生だと思いますね~。
「テレビ探偵団」、そして、「出没!アド街ック天国」に出演する姿は、どちらも完全に“趣味の延長”といった風情でとっても楽しそうでしたもん。
今回、コメント欄に解答を送って下さった、美冴さん、channel-8さん、m.j.さん、改めてどうもありがとうございました~ 第3ヒントまで読んで分かった方、わざわざ調べて下さった方・・・と、解答プロセスこそ様々でしたが、皆さん全問正解というなかなかハッピーな結果に収まったと思います。
でも、今回の出題はヒントがないと特に3問目~6問目は超難問(というか、知ってる人はかなりの 変人 マニアなのでは)のはずなので、「いや、自分は全部ノーヒントで知ってましたよ~」という猛者がおられましたら、次回以降の「挑戦状」から、ぜひぜひご参加下さると嬉しく思いま~す
それでは、今回はこれでおしまい またお逢いしましょう~