今回は12/5の記事に引き続き、「谷山浩子のシングル作品 独偏ベストテン」の「資料&補足編」ってことでお送りします。(1)エントリーシングル作品一覧
例によって、谷山浩子のシングル作品(A面のみ23作品)の一覧表(発売順)を、オリコン最高位/オリコン売り上げ枚数と併せてアップしておきますね。独偏ベストテンの上位3曲を太い赤字で、4~10位にランキングされた作品を太い青字でそれぞれ示しておきました。データベース等としてご利用下さいませ
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【谷山浩子 シングルA面一覧】
アーティスト/タイトル/作詞/作曲/編曲/発売日/オリコン最高位/オリコン売り上げ枚数
谷山浩子/銀河系はやっぱりまわってる/谷山浩子/谷山浩子/原田良一/1972.4.25/圏外/圏外
谷山浩子/お早うございますの帽子屋さん/谷山浩子/谷山浩子/萩田光雄/1975.2.10/圏外/圏外
谷山浩子/河のほとりに/谷山浩子/谷山浩子/クニ河内、戸塚修/1977.3.25/29位/9.6万枚 <独偏10位>
谷山浩子/窓/谷山浩子/谷山浩子/小野崎孝輔/1977.10.10/91位/1.2万枚 <独偏8位>
谷山浩子/忘れられた部屋で/谷山浩子/谷山浩子/小野崎孝輔/1978.9.21/72位/2.1万枚
谷山浩子/あやつり人形/谷山浩子/谷山浩子/ジーノ・メスコリ/1979.2.21/96位/0.2万枚 <独偏3位>
谷山浩子/風を追いかけて/谷山浩子/谷山浩子/瀬尾一三/1979.9.21/圏外/圏外 <独偏4位>
谷山浩子/カントリーガール/谷山浩子/谷山浩子/山川恵津子/1980.3.21/55位/4.1万枚 <独偏2位>
谷山浩子/夕暮れの街角で/泉明子/谷山浩子/ジャン・ムージィ/1980.9.21/圏外/圏外
谷山浩子/ごめんね/谷山浩子/谷山浩子/平野孝幸/1981.3.21/圏外/圏外
谷山浩子/てんぷら☆さんらいず/谷山浩子/谷山浩子/鳴海寛、山川恵津子/1982.4.21/圏外/圏外
谷山浩子/サーカス/谷山浩子/谷山浩子/平野孝幸/1982.10.5/83位/1.3万枚 <独偏9位>
谷山浩子/たんぽぽ/谷山浩子/谷山浩子/倉田信雄/1983.3.21/75位/1.1万枚
谷山浩子/風になれ ~みどりのために~/谷山浩子/谷山浩子/鷺巣詩郎/1983.9.21/69位/1.5万枚
谷山浩子/ラ・ラ・ルウ/谷山浩子/谷山浩子/鷺巣詩郎/1984.5.21/圏外/圏外 <独偏7位>
谷山浩子/DESERT MOON/デニス・デ・ヤング、谷山浩子/デニス・デ・ヤング/鷺巣詩郎/1984.11.21/55位/2.4万枚 <独偏6位>
谷山浩子/ブルーブルーブルー/谷山浩子/谷山浩子/川島裕二/1985.4.21/圏外/圏外
谷山浩子/夕焼けリンゴ/谷山浩子/崎谷健次郎/崎谷健次郎/1986.8.21/圏外/圏外 <独偏5位>
谷山浩子/MAY/谷山浩子/MAYUMI/大村雅朗/1986.11.9/85位/0.7万枚
谷山浩子/海の時間/谷山浩子/谷山浩子/斎藤ネコ/1991.5.21/圏外/圏外 <独偏1位>
谷山浩子/ひとみの永遠/谷山浩子/谷山浩子/斎藤ネコ/1992.9.2/94位/0.3万枚
谷山浩子/夜のブランコ/谷山浩子/谷山浩子/倉田信雄/1994.6.17/圏外/圏外
谷山浩子/同じ月を見ている/谷山浩子/谷山浩子/谷山浩子/2012.10.24/95位/?
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(2) その他の補足
本記事でちょこっと触れた、谷山浩子の「一見ほのぼのしてるのに、よく聴くとコワい曲、妙なテイストの曲」・・・、結構いろいろあるんですが、その中から私が特に気になる作品を3つほどご紹介しておきます(ま、シングルじゃないですけどネ)。
●「COTTON COLOR」 【アルバム『ボクハ・キミガ・スキ』(1991.5.21発売)収録】
本当はこの作品、隠された意味なんか知らないままの方がいい作品なのかも知れません。しかし推理小説好きな私は、パンドラの箱を開けてしまってちょっとヤな気分に・・・(自業自得)。歌詞は書き下さない方がいいかなっと。ちなみに、漫然と曲を聴くだけでは隠された意味は分かりません。一見ほのぼのとした歌詞をアナグラム風に解くと、残酷なストーリーが現れる(詳しくは他のサイトをご覧下さいね)という仕掛けになってます。子供向けに書かれた話なのに実は残虐な内容のグリム童話…みたいな感じですかね。
●「SAKANA-GIRL」 【アルバム『漂流楽団』(1995.9.21発売)収録】
私には、パラノイア男の病的な執念としか思えない歌詞。ひたすら自己中心的な思考回路がキモいです・・・。
♪ SAKANA-GIRL 変わり果てたキミの姿
お店の片隅に積み上げられ
人に買われる時を待つだけの悲しい女
そして食べられ消える それだけの
キミが僕のことを忘れた罰だよ
キミが僕のことを忘れた罰だよ これは
●「まもるくん」 【アルバム『フィンランドはどこですか?』(2007.1.17発売)収録】
新宿の地下道の 壁から出てくるまもるくん・・・壁から生えてる 斜めに生えて笑ってる・・・ヒザのところに顔がある くるくる回る顔がある・・・道行く人は誰も彼も見ないふり・・・軽快なメロディに乗っけて歌うには、歌詞があまりにもヘン。”まもるくん”の正体に関しては、ネット上でちょっとした物議を醸したので、耳にしたことのある方も多いかも知れませんが
。
なにかと深読みしては正解にさっぱり近づけない私ですケド、”道行く人は誰も彼も見ないふり”という表現は、何だかミョーに心に引っかかるところですよねぇ~
。やはり何かの社会風刺になっているのでしょうか・・・
それでは、今回のところはこの辺で。またお逢いしましょう~