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「速達」(ばんばひろふみ)
作詞:竜真知子、作曲:馬場章幸、編曲:瀬尾一三
[1982.11.21発売; オリコン最高位34位; 売り上げ枚数9.2万枚]
[歌手メジャー度★★★★; 作品メジャー度★★★; オススメ度★★★★]
ばんばひろふみと言えば、バンバン時代の「『いちご白書』をもう一度」(1975年、オリコン最高位1位、売り上げ枚数75.1万枚)、そしてソロで出した「Sachiko」(1979年、オリコン最高位2位、売り上げ枚数75.1万枚 )が有名ですよね
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この作品は、発売当初からばんば氏のファンの間では名曲として結構話題になっていたようで、その後ラジオ番組や口コミを通じて徐々に評判が広がっていって、最終的には10万枚近くのロング&スマッシュヒットになりました。今のオリコンチャートは、ほとんど特定アーティストの人気投票の場と化してしまって、「速達」のように作品として出来がいい曲が、チャートをじわじわ上昇していくということがなくなって寂しい限りです
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さーて、気を取り直してとっとと作品紹介にいきましょうか。この「速達」は、娘と父親の心の動きを鮮やかに、そして昭和時代の一典型としての親子関係を見事に描いた作品なのですねー
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♪ 「一度会ってほしい人がいます」と 父に手紙書いた あれは先週
迷うわけじゃないの ただ少しだけ思いつめて 返事待つ日々
親の元を離れ 暮らして二年 そしてめぐり逢った あなたのことを
軽い気持ちじゃ言えなかった今まで 父はどんな風に思ったでしょう
♪ 急に無口になった父に はらはらしてる母が浮かぶ
そうよあなたを愛してから いつかは来ると覚悟してた日
ああ だけど私戻れない 何があっても戻れない
いかがでしょうか。娘の心(葛藤と決心)が複雑に交錯する様子が、手に取るように伝わってきませんか。そして、歌詞に登場する「父」みたいな親が、あなたの周囲にもきっといるんじゃないでしょうか。こういう「不器用オヤジ」ってのは、私の親の世代(現在70歳代以上)には割と多くいたタイプの人種なんですよね
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作曲の方は、「Sachiko」と同じ馬場章幸(ばんばひろふみのP.N.) です。両曲の「そっくり加減」といったら、兄弟とまでは言わなくても「いとこ同士」くらいには共通のDNAを持っているのではないかと思ってしまうほど
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この話の結末は2番で判明することになりますが、1番の歌詞同様に、「技あり」の絶妙な表現でストーリーが展開してゆくのは、さすが竜真知子センセのプロのお仕事・・・といったところでしょう
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