南沙織-リンリン・ランラン-( )-早見優-後藤久美子-川越美和-田中律子-森泉[・・・おっと最後のは歌手じゃなかった。これは失礼!]
答えは黒木真由美でした。実は、私が代々ファンになった歌手の中から色黒でエキゾチックな雰囲気の女の子(ぴったり当てはまらない子も入ってるけど、要は「ほぼ同類」ってことで)を時系列順に並べただけです。・・・というよりも、私の場合は困ったことに「色黒でエキゾチックな雰囲気の女の子→高い確率でハマる
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とまぁ、随分とマヌケな「振り」になっちゃいましたが、要するに今日レビューするのは黒木真由美ってことです
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「感情線」(黒木真由美)
作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一、編曲:都倉俊一
[1975.6.25発売; オリコン最高位84位; 売り上げ枚数0.5万枚]
[歌手メジャー度★★; 作品メジャー度★; オススメ度★★★★]
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黒木真由美は、14歳のときに「スター誕生!」のテレビ予選で見事合格。決戦大会で審査員特別賞(有り体に言えば「準優勝」ってヤツですね)を受賞しました。スタ誕の決戦大会には、出場者を一人ずつ順番に「お立ち台」に登場させて、「この新人ならウチで面倒見てもいい!」と思った候補者をレコード会社とプロダクションがプラカードを挙げて指名するという、ある意味シビアな「名物シーン」がありました(一社もプラカードが挙がんないと、テレビ見てる方もつらいんだこれが・・・)。黒木真由美はその決戦大会で、スタ誕史上4番目に多い18社から指名を受けて(黒木より多かったのは桜田淳子、山口百恵、新沼謙治の3人だけ!)、翌75年3月、見事に歌手デビューと相成ったわけです。
今回ご紹介する「感情線」は、デビュー曲「好奇心」に続く2枚目のシングルです。詞と曲は、スタ誕の審査員として彼女を合格に導いた阿久悠-都倉俊一のコンビによるもので、彼女のデビュー曲「好奇心」から3曲目の「神さまお願い」までのA/B面6曲を担当。まさに至れり尽くせり状態だったわけですね~。ちなみにこの黄金コンビは、その後一年足らずのうちに、ピンクレディーの一連のシングルを手がけて「大ブレイク」することになります。
この「感情線」は、彼女がソロ時代にリリースした5曲のシングルの中で一番キャッチーで単純明快なメロディと印象的な歌詞を持っていて、売れるための要素(魅力)が満載の名作だったと思うんですが、残念ながら、デビュー曲のオリコン最高位50位からこの曲では84位
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結局、76年にソロとしての歌手活動を終えた彼女は、77年にGALという三人組のセクシーアイドルグループとして再デビューを果たします。密かに「かわいいなぁ
」と思ってた女の子が、いつの間にかテレビで姿を見なくなったと思ったら、しばらくして突然キャバレースタイルで再登場して、挑発的なフレーズと激しい振り付けを披露する・・・(しかも、マイナー調の曲のせいかもしれないけど、歌ってる最中にあの魅力的な笑顔はほとんど見られず、むしろ表情がかなり怖かったんだよなぁ
)・・・当時まだ小6だった私には、いかんせん刺激が強すぎました
と同時に、か~なりダメージ
を受けた記憶が鮮明に残っているので、やっぱり好きだったってことなんでしょうねぇ・・・(遠い目)
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さて、この辺で、肝心の作品についてもう少し掘り下げてみましょうか。まず阿久悠センセの付けた詞が、「恋に一直線なラテン系美少女(+ちょっとわがまま
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そういう娘よ 油断はしないで
もしも他のひと好きになったら ジェラシー感じて乱れてしまうわ
私ひとりを 愛してね
♪ 逃げても駄目 追いかけるわ どこまでだって 情熱的が好きなのよ
そういう娘よ やさしく愛して
もしも意地悪なことをしたなら 涙の洪水 嵐になるかも
気まぐれだけど 正直よ
♪ もしも意地悪なことをしたなら 涙の洪水 嵐になるかも の表現なんかは、んもうほとんどマンガの世界(よくよく考えると「プチ脅迫」みたいなもんですけどね
)。だけど、カワイイ子からそんな風に言われちゃったら、思わず許しちゃおう
という気になってしまいますね(←だから男ってバカ(爆))
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一方の曲の方は、冒頭のブラスとリズムのパターンやら三拍子のブレイクやら何から何までまさに「都倉節」炸裂!といった感じの出来になってます。まぁ悪く言えば「ワンパターン」ってことになりますが、好きな人にはタマラないはず
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あと、頭サビの直後、♪ そういう娘よ 油断はしないで~ の部分は、カラオケでつい、「素敵なラブリーボーイ」(林寛子/小泉今日子)の ♪ 誘惑されるのが好きなのよ~ と歌ってしまいそうなのでご注意を(んなばかな
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黒木真由美の歌唱はといえば、特別に上手くはないけれど、ほんの少しだけ甘える感じの歌い方が「歌謡ポップス」にうまくフィットする歌い手さんという印象で、アルバムも含めて彼女の歌が繰り広げる世界を随分楽しませてもらいました
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最後に小ネタを一席
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♪ みぃだれている みぃだれている かんじょうせんがぁ~
の部分を聞いて、「おいおい、会社に遅れちゃうよ~」とか勘違いしたりしなかったんでしょうかね?(んなわけないか
) それではまた~!
の部分を聞いて、「おいおい、会社に遅れちゃうよ~」とか勘違いしたりしなかったんでしょうかね?(んなわけないか
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