1985年に「おニャン子クラブ」旋風が吹き荒れて以降、いわゆる「アイドル歌謡」は大波に呑まれるが如く長期凋落傾向を余儀なくされることになります。1987年にデビューした酒井法子は、そうした苦しい時期にありながら、正統的なアイドル歌謡を歌って成功を収めた数少ないアイドルの一人です
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同期デビュー組の有名どころとしては、工藤静香(うしろ髪ひかれ隊も)、ゆうゆ、森高千里、BaBe、後藤久美子、中村由真、立花理佐、石田ひかり、仁藤優子、伊藤美紀、伊藤智恵理などがいました。他に目を引くメンバーとしては、渡瀬麻紀(のちにLINDBERGのヴォーカルとしてブレイク)、畠田理恵(正しくは恵の右上に「、」がつきます
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で、酒井法子といえば、誰もが2009年に起きた例の事件を思い浮かべると思いますが、事件についてここでこれ以上述べることはしません。彼女は、私が大学の歌謡曲研究会で現役活動中に「デビュー前アイドル」として文化祭にゲストで来てもらったり、デビュー曲「男のコになりたい」を決定する際にちょっとだけ関与したりと、少なからずご縁があっただけにただただ残念で、「真摯な気持ちで罪を償って下さい」と書くだけにしておきましょう
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・・・気を取り直して、ベスト10の発表に移りますね
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2.ダイヤモンド☆ブルー (1990.5.21発売)【オススメ度★★★★】
3.一億のスマイル (1988.5.18発売)【オススメ度★★★★】
4.GUANBARE (1988.3.9発売)【オススメ度★★★★】
5.LOVE LETTER (1989.4.26発売) 【オススメ度★★★】
6.HAPPY AGAIN (1988.9.21発売)【オススメ度★★★】
7.男のコになりたい (1987.2.5発売)【オススメ度★★】
8.ホンキをだして (1989.1.1発売)【オススメ度★★】9.涙色 (1997.7.24発売)【オススメ度★】
10.碧いうさぎ (1995.5.10発売)【オススメ度★★】
1位の「あなたに天使が見える時」は、森雪之丞作詞、レベッカの土橋安騎夫作曲による、のりピー17枚目のシングル。何と言っても、先ほど述べた「コク」と「ワザ」の効いたミディアムテンポのメロディーが素晴らしいです。「あなたが傷ついても、私が天使になって見守るから」という、深い愛情を描いたテーマは結構ありがちとはいえ、土橋センセの見事なメロディーに支えられて、作品として上々の出来に仕上がっています。まさに歌謡史に残る名曲と言っていいでしょう。
2位の「ダイヤモンド☆ブルー」は、シンガーソングライターの遠藤京子(現在は遠藤響子に改名)の作詞・作曲によるのりピー14枚目のシングル。遠藤京子は「3年B組貫八先生のマドンナ先生役(なかなか表現しにくいんですが、かーなり個性的な女性でした
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この作品、「曲全体がサビ」ともいえる魅力的なメロディーが見事なのですが、他の多くのシングルと比べてこの作品が抜群に優れているなーと感じるのは、のりピーのお茶目で愛らしい魅力を最大限に引き出すことに成功している点です。
3位、4位、6位には、やはりキャッチーで親しみやすいメロディーの魅力ということで、前述した「初期3部作」が並びました。9位の「涙色」は、河村隆一節が楽しめる佳曲です。
もし、のりピーシングルベスト10を世間の人に聞いて決めたら、ドラマ「星の金貨」の主題歌で、彼女最大のヒット曲である「碧いうさぎ」や、選抜高校野球の入場行進曲になった「夢冒険」が、きっとかなり上位に来るという結果になるのでしょうね
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