引き籠り次男のリクが歯医者に通い出し、歯の被せ物を選んでおいてと言われました。
(前回の話はこちら)
私自身は、歯の詰め物は金属で保険適用だったので、
リクに「どうやって選んだの?」
「保険適用だよね?」と聞かれました。
私も虫歯は多くて、何度も詰め物や被せ物をしているので、どう選んだかあまり覚えていなかったのですが、一番印象に残っていた歯医者の話をしました。
社会人成り立ての頃で、あまりお金がなかったのに、保険適用外しかないと言われ、困っていたところ、同じ歯科医院で別の歯医者さんに、保険適用でよいと言われたので、保険適用にしたというエピソードを話しました。
ただ、私の時は、保険適用は見た目の違いくらいしか説明がなかったのですが、
今調べると、金属アレルギーになったりする可能性もあるとか。
お金があるならセラミックとかジルコニアとかがいいんじゃないかなぁと思いました。
でも、リクは私の思いとは逆に「保険適用のにしようかな」と言ってきました。
「自分で選んでいいよ」と言ったので、リクが自分で選んだものは否定することはできませんでしたが、
「お金の事を心配しているなら、どれでもお金は出すからそれは気にしないでね」と再度言いました。
すると、少しして「椅子が壊れてきてるから、そっちもお金がかかるし」と、ボソッと言いました。
椅子というのは、リクが毎日パソコンをやるときに座っている椅子のことなのですが、座面までメッシュになっているやつで、10年以上使っているので擦り切れているのです。
(こんな感じやつです)
うーん、それは、歯を安いのにするから、椅子を私に買って欲しいってことなのかな?
「椅子と歯は関係ないよ。歯を高いのにしても安いのにしても、椅子を買うかどうかは別の話」と言うと、
「じゃぁ、どっちもお金出してくれるの?」と言ってきました。
実は、そろそろ椅子を買いたいと思っているんじゃないかなと思っていて、
買って欲しいと言われたら、どうしようと考えていたところでした。
というのも、リクには生活にかかわる事については、無条件でお金を出してやっているのですが、それ以外のものについてはお金は出していないのです。
はっきり「生活費以外はお金は出さない」と言った事はないのですが、パソコン等はリクは祖父母からもらった自分のお金で買っているのです。
ただ、お金も尽きて来た頃なので、椅子については買って欲しいと言ってくるのではないかと予想していたのでした。
(続きます)
