次男のリクが引き籠ってから、一時は高卒認定試験を受ける気になったのですが結局受けず、アルバイトなども薦めましたが、やる気になりませんでした。
もう、なんでもよいから活動の幅が広がればと、料理をはじめて、これには興味が持てたようで、数年続けてレパートリーも増えました。
他にもメルカリで物品販売をやってみて、リクも興味を持ってくれないかなと思い、協力をお願いしたり、
夕飯の買い物に付き合ってもらったり、
とにかく本人が嫌がらない範囲で連れ出したりしました。
色々やったうちの1つに、植物を育てるというのもありました。
私は基本テレワークなので毎日、昼休みに水をやれる環境になったというのもあります。
なんの植物がよいかと考え、ちょうどジェノベーゼのペーストを買ってきて、ジェノベーゼのパスタを作り、リクも結構気に入っていたので、バジルを育ててみることにしました。
早速、種を買ってきて小さい植木鉢に種を蒔いて、最初は部屋の中で育てました。
リクに
「これバジルの種を蒔いてみたの」と話すと、
「へー」と言って時々見ていました。
リクは、なかなか観察力もあり最初に発芽を見つけたのもリクでした。
種を蒔いて芽が出たうちの2株が育ち、大きい鉢に植え替えて、
ベランダに出すと、背丈が1メートルほどにぐんぐん育ちました。
ネットでジェノベーゼの作り方を調べて、
葉を収穫してミキサーでペースト状にして、ジェノベーゼパスタにして、リクと一緒に食べてみました。
収穫したてのバジルで作ったジェノベーゼは、きっと香りが強いだろうと想像していたのですが、
リクの感想は「思ったほど香りないね」でした。
確かに、期待したほどの香りはありませんでした。
もちろん、まずくはなかったですけど、やっぱり瓶詰にして売られているジェノベーゼは味付けなども含めて、美味しく作られていのだなと、改めて思いました
リクとバジルを育てて、ジェノベーゼパスタを作って食べたのは良い思い出です。
この後は、ビオラなど花も育ててみましたが、花にはリクは興味を示さず。
やはり、食べられるものがよさそうでした。