引き籠りの次男のリクですが、不登校になって引き籠り始めた最初の１年は自分の事はあまり話さないし、暗い顔をしていました。
ただ、その後も気分の上下もあり、機嫌が悪い時期が続くこともありました。
ここ数年は、本当にゆっくりですが少しだけ余裕が出てきたように感じています。
何度か髪を切りに行った話を書いた事がありますが、高校へ行かなくなった年は、それまでと同じ４ヶ月くらいの間隔で切に行っていました。
しかし、だんだん切に行く間隔が長くなり、コロナの感染が拡大したときは、最長一年近く髪を切りませんでした。
その後も、「髪が邪魔になってきたから、髪切ろうかな」と言いながら、なかなか切らず、２ヶ月以上たってから切っていました。
いつも行くのは同じファーストカットなのですが、以前は、ちょっと待っている人がいると、
「混んでいるから、今日はいい」と言って、切らずに帰ってきたりしていました。
ここ数年は、髪を切る間隔も半年以内に落ち着いて、
１年くらい前に行った時は、４、５人待ちで時間にしたら２０分以上待ちの表示なのに、帰らず待って切ってもらっていました。
半年くらい前に切りに行った時は、
「料金があがった。１３５０円になった。でも、ファーストカットって（理容師さんは）待遇悪いらしいね。」と言うので、
「一人１０分としても掃除などもあるから１時間に３人、設備や道具、場所代もあるだろうから、時給にして１５００円くらいなのかな？」と言うと、
「実際切るの１０分以上かけてるよ。この前は２０分くらいだった」と言っていました。
リクは、気になることは結構観察したり調べたりするタイプです。
髪を切りに行くのは、リクにとって自分から家族以外の人と関わるほぼ唯一の機会なので、（オンラインは除く） どんなことでも興味を持つのはよいことだと思いました。
以前は髪を切りに行くのもちょっとしたハードルがあったのだと思いますが、
このところは、ハードルは感じていないように見えました。
ちょっとした事ですが、よい変化かなと思っています。