次男のリクが高校へ行かなくなって以来、色々相談に乗ってもらっていたカウンセラーさんから、ある日のカウンセリングの終わりに「来月で辞めることになりました」と告げられました。
(前回の話はこちら)
カウンセラーさんが辞めることにショックを受けましたが、ちょっと立ち直って、このままカウンセリングを続けて、新しいカウンセラーさんに今からまた自分とリクの状況を話して、最初から始めるのかと思うと、ちょっとげんなりしました。
もちろん、今のカウンセラーさんは状況を記録していて、引継ぎをしてくれるはずですが、それでもやはり信頼関係は一朝一夕には築けません。
なので色々悩んだ末、これを機会にカウンセリングは終了することにしました。
このまま終了するというメールだけ送って終わりにしてもよかったのですが、はやり最後に一度会ってお別れにした方がよいと思い立ち、カウンセリングの予約を入れました。
まだカウンセラーさんが辞めるまで一カ月以上あるので余裕だろうと思い、私の都合の良い日程を連絡して予約を取ってもらおうとしたら、もう予約がいっぱいで、空いているのは翌週末の昼の50分だけですと返信が返ってきてしまいました。
後で聞いたら、有給休暇を消化するので、一か月経たずにカウンセリングの予約は受けないことになっているとのことでした。
もう少し長く迷っていたら、最後に会えないところでした
最後のカウンセリングでは、リクにカウンセラーさんが辞めることを話したときの反応を話しました。
やはり、私と同じで、リクは「ふーん」とあまり関心を示さないのではないかと思っていたのに、結構関心を示したことは、カウンセラーさんにとっても少し意外だったようでした。
最後にカウンセラーさんは、
「正直に言って、カウンセリングをしている人たちの中には、ちょっと社会に出て行くのは難しいと思える人もいます。でも、リク君は十分やっていけると思います。」
と言ってくれました。
この最後の言葉を励みにしたいと思いました。