以前、テレビで18歳の若者の抑うつ度が調査した先進国の6カ国中日本が一番高かったと紹介していました。

 

他にも将来の目標があると答えた人が一番少なかったのが日本だとか、日本の若者の状況について課題を投げかける内容の番組でした。

 

その番組についてリクは

「他にも日本が良い結果が出た質問もあったと思うのに、悪い内容ばかり紹介して印象操作しているような感じがする」とコメントしていました。

 

まぁ、確かにこの番組のテーマに導くための結果をピックアップしている面はあるだろうなとは思いましたが、この番組が言いたいように、日本は若い世代の自由度が少ないと言うのは私も感じるところではありました。

 

番組の続きで、今は不登校の人数が増えていると紹介されたところ、

リクは「俺も不登校だったよね」と、さらっと言いました。

 

確かにもう高校入学直後に学校へ行かなくなって1年後に退学したのは何年も前の事です。

リクにとってはもう過去の事なのかもしれませんが、私にはまだつい最近の事のように感じられていました。

 

「昔は不登校なんてほとんど居なかった。社会か学校が昔と変わったんだと思う」

と、私が日ごろ思っていることを話しました。

 

私の頃に比べると、中学校までは結果より過程が重視されているように感じていました。

リクは、テストの点数は悪くはなかったのですが宿題が苦手でした。

勉強は嫌いではないのですが、漢字を何回書いて提出とか単語を1ページ書いて提出などというリクにとっては無駄と思える宿題は、どうしてもやる気にならないようで内申点が悪かったのです。

 

恐らくリクは苦手な事で評価されることで、ストレスがあったのだろうと思いました。

 

「あの頃、学校がイヤになってたんだよね。なんでイヤだったのかよくわからない。高校も入学前に宿題が沢山出たし」

 

そう、リクが学校に行かなくなったきっかけは、入学前に出た宿題がやりきれなかった事でした。

 

私の時は高校入学前の宿題なんか全くなかったのに、宿題嫌いには生きづらい世の中になっていますえーん