長男のカイが夜中に腹痛がひどくなり救急車で病院に運ばれ急性膵炎と診断され、入院することになりました。
しかもHCUに・・
※HCU(高度治療室)とはICU(集中治療室)よりも救急度の低い患者が入室する病棟
急性膵炎の原因は一般的にはアルコールが一番多く、後は胆石や、油分の多い食事などがあるようですが、私は薬を疑っていました。
と言うのも、カイは近所の病院に出してもらった薬を飲んでから急に今回の状態になったからです。
病院で色々聞かれたときもその話をして、薬についても調べて欲しいと言ってありました。
それで主治医の先生が調べてくれて、カイの症状について電話をくれた時に、
「カイ君が飲んだ薬と似た成分の薬で、(急性膵炎になったという)症例が2件ありました」
と教えてくれました。
カイが飲んだ薬はロキソプロフェン。
これは鎮痛、抗炎症、解熱に使われる薬で、結構一般的な薬とのことです。
カイは1~2年くらい前に、お腹が痛くなり病院で検査したところ、膵臓の数値が悪いと言われたことがありました。
その時は大したことはなく治ったので、あまり気に留めていませんでした。
でも思い返してみると、記憶があいまいなのですが、カイは頭痛がすると言って、市販薬の頭痛薬を飲んでその後で腹痛を起こしたという経緯だったのではないかと思い当たりました。
今となっては市販の頭痛薬の名前はわかりませんが、ロキソニンだったような気がします。
もちろん何も証拠はなく、試すこともできないので私の推測の域を出ないのですが、
カイの急性膵炎の原因は薬なのではないかと思っています。
急性膵炎には原因不明のケースもそれなりにあるようです。
原因不明でもこの薬は一般的に処方されるので、その薬が原因とは疑われないことも多いだろうと思われます。
今回のカイのように薬が疑われても試すことも証明することもできないので、症例が申請されないというケースは多いのではないかと思うのです。
実際、今回も症例として報告はされませんでした。
もちろん、この薬を飲んで急性膵炎になる人は、本当に少ないと思いますが、
原因不明の急性膵炎にかかったら、薬が原因の可能性があるかもしれません。
もしかしたら誰かの役に立つかもしれないと思い、この記事を書いておくことにしました。