2021年春のことです。

 

引き籠っている次男のリクに年金支払いのお知らせが来ました。

 

前回も書いたのですが年金に対してリクがどう反応するか気になっていました。

なにしろ、リクは投票用紙を捨てようとした前科があります。

 

なので、年金のお知らせを渡したら、捨ててしまうのではないかと心配していましたが、とりあえずは、自分の部屋へ持ち帰ってくれました。

そして、支払い方法を相談したところ、あっさり、自分の口座からの引き落としすればよいと、リクは答えました。

 

(前回の話はこちら)

 

ここまではよかったのですが、この後、予想はしていましたが、リクは動きませんでした。

まぁ、引き落としの手続きなんて、もちろんやったことはないので、自分からやるとは思っていませんでしたが・・・

 

引き落としの手続きに行くとしたら、一番近くの小さな郵便局がよいかなと思いましたが、土曜日は開いていません。

少し遠い大きい郵便局まで行けば開いていますが、気軽に行くには近くの郵便局がよいだろうと、平日の午後に仕事を調整して

「明日の午後、仕事が空いているから一緒に年金の口座引き落としの手続きにいかない?」

とリクに話してみました。こういう時、テレワークは助かります。

 

「わかんない」

 

あまりよくない反応だなと感じました。

 

そして翌日、「昼ご飯終わったら、年金の手続きに行こうか。」と言ったのですが、

リクはそれを無視して、自分の部屋へ戻ってしまいました。

 

「行かないの?」と追いかけて聞くと

 

「めんどくさい」

 

といつもの返事でした。そして、「これ捨てるよ」と、年金のお知らせを捨てようとしました。ガーン

 

「捨てちゃダメだよ」

 

「(捨てることで)もっとめんどくさいことになったら、死ぬからいい!」

 

う~ん、そんなに大したことではないのに、断固拒否でしたえーん

 

「そんなに面倒なことじゃないよ。一緒に郵便局行くだけでいいから。」

と言っても、もう心のシャッターを下ろしてしまったようで、リクは動きませんでしたえーん

 

口座から落としてよいと言った時は、少し期待したのですが・・・やっぱりこうなったかという感じでした。

 

正直、なんでこういう事に抵抗感があるのかは、私には理解できません。

 

おそらく、現時点の自分の領域にはない、今まで経験したことのない事に抵抗があるのだろうとは想像するのですが・・

少しずつ世界を広げていくしかないのかなと思いますが、なかなか難しいです。

 

結局年金は、私の口座から引き落とせば控除できるとはわかっていたのですが、それだとリクが年金について意識する機会がないので、リクと買い物に出るついでに、私がコンビニへ支払いに行くことにしました笑い泣き