2020年秋の事です。
東北に住む義父が、癌と診断され抗がん剤治療を始めたと電話で旦那に連絡がありました。
(前回の話はこちら)
最初は、抗がん剤が効いたような話をしていましたが、どうやら期待したほどは効かなかったようで、2回目も別の薬を試し、次の薬で効かなかったらもう抗がん剤は止めよかとの話でした。
3回目の入院の前に、義父は2年前に亡くなった義母の三回忌の法要を済ませていました。
法要と言っても、コロナなので、私たちは行けず、近所に住んでいる義父の姉と、同じ県内に住む旦那の妹のツバサちゃんの3人で、お寺に行ってお経をあげてもらい墓参りをしたとのことでした。
義父が入院した病院は、コロナが感染が拡大している地域の人と会ったら、2週間は入院不可と言われていて、義父が不調になってから一度も会えていませんでした。
近くに住んで居たら、一緒に病状聞いて治療の方法についても一緒に考えてあげられただろうに、コロナでなかったら、もっと何かしてあげられただろうにと何度も思いました。
そんな中、何か少しでもできることがないか考えて、私は息子たちが小さいころから撮り溜めていた写真でアルバムを作って送ろうと思いつきました。
長男のカイが4歳、次男のリクが2歳頃、義父の畑で収穫したスイカを珍しそうに触っているところ、義父と海釣り行って釣りに行ってリクが魚を釣り上げたところ、カイが組体操で一番上に上ったところ、リクのサッカーの試合などを選びました。
これら写真を見て、少しでも義父の慰めになればと思いながら選んでいたら目頭が熱くなってきてしました。
選んだ写真をUSBに入れて、近くのプリントステーションへ持って行って、アルバムを作ってもらいました。
そこでは、自分でパソコンを操作してレイアウトを決めることができ、決めたレイアウトで、2週間くらいで製本までしてくれるサービスをしていました。
今、調べたらフォトブックと言うらしいです。
こちらは、オンラインでの注文ですがプリントステーションでも受け付けていました。
ちょうどアルバムが出来上がった翌週に、義父が退院する予定とツバサちゃんから連絡がありました。
(続きます)
