毎年恒例の秋の帰省で、母を墓参りに連れて行くことになり、30年ぶりに伯父、伯母に会いました。

 

(前回の話はこちら)

 

伯父さんの運転で伯母さんと母と私で、母が家の庭から切ってきた小菊を持ってお墓参りに行きました。

 

旦那の実家の墓参りの時は、毎回お花はお店で買って行っていたので忘れていましたが、私の実家では、昔お墓参りには庭の小菊を持って行っていったなと、改めて思い出しました。

 

お墓参りから戻って、昼食。

 

伯母さんと母は久しぶりに会ったので近況をおしゃべりしていましたが、

母がお手洗いに立った時に、伯母さんは私に話しかけてきました。

「スズメは(母の実家に)いつ来たの?」

「昨日」

「今日帰るの?」

「明日です」

「じゃぁ、ゆっくりできるね」

 

「スズメんところは、男の子と女の子だっけ?」

「男の子2人です」

「あら、男2人だったの。留守にしてきて、大丈夫?」

「まぁ、みんな大人なんで、適当にお弁当買ってきたりとか、冷凍食品食べたりするから、大丈夫です」

「それならいいね!」

 

母は、一人暮らしなのであちこち旅行に出かけているのですが、

伯母さんは、ほとんど旅行など行っていないのではないかと思います。

伯母さんと母は戦前生まれで、家族を置いて主婦が旅行に出るなんてことはできないという世代なのではないかと思います。

 

今時ではないですし、賛否あるかもしれませんが、私も息子たちが家に居るので休みの日に気ままに外食はなかなかできません。

 

うまく表現できないのですが、

「ああ、そうだよね。そういう感覚あるよね」と、ちょっと昭和の感覚を感じて、なんだかホッとしました。