「ほんと!」
次がラビオリ。ほんのりチーズの香りのする、ソースがかかっていて、これも美味しい!サラダが運ばれて来て、
「次は、お肉のお料理になりますが、お飲物がそろそろ」
「じゃ~グラスの赤ワインを」
「私も」
「赤のグラスワインは、3種類ご用意がございまして、軽めのさっぱりとしたものと、辛めなのですが、フルーティーな香りのするもの。もう一つは、甘めなのですが、渋みもあって、濃厚な口触りが、癖になるもの。」
圭介が瑠璃の顔をみたので、
「フルーティーな香りのを!」
「僕は、渋みのある物を」
「かしこまりました。」
御肉料理もおいしくて、最期がパスタ。
少量ずつ2種類の物が一つの皿にもられていた。
ちゃんと女性と男性、で量が違っている。
「それぞれお召し上がりなっていただいて、一口ずつ残して、最期混ぜていただくとまた、違ったお味をお楽しみ頂けます。」
この店は、かなり本格的な、イタリアンで、お料理は、コースのみだが、どれもおいしくて、また、見た目も美しく、最期のパスタのように、お客を楽しませてくれる工夫がここかしこにされている。
「あ~苦しい!食べ過ぎた」
「だよね。僕もものすごくおなか一杯なんだから、瑠璃には、多かったよね。」
「だけど、どれも美味しくて、残せない!」
「うん」
「デザートも楽しみ!で?こんな素敵なレストランに連れて来て、何か話しがある?」
瑠璃は、以前からの習慣で、あまり、外で、食事をしたりすることはないし、何処かの帰りに、わざわざ何処かに寄るという事が、ほとんど無い。
圭介が、わざわざ予約していたらしい、この素敵なレストランに連れて来るってことは、なにか、用件があるからに違いない。この和やかな感じからして、悪い話しではないと信じては居るけれど、心の奥底では、ドキドキしながら、聞いた。
「うん、瑠璃!この舞台が終わったら、結婚しよう!」