【クリニック経営「コマチを考える勉強会」備忘録】 | 医療法務専門行政書士の日々を綴ります

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38年間の医療機器メーカーの勤務経験とクリニック経営士として、クリニックの院長先生が診療に集中できるように、スタッフさん連携、お金周り、法的手続きを通じて支援していきます!

こんにちは

 

久しぶりのブログになってしまいました。

 

クリニック経営士の講師をしていただいた近藤隆二先生とは、医業経営研鑽会でも

大変お世話になっております。

 

近藤先生の講義でとても印象にのこったのが、クリニック経営では「コマチを整えること」がとても重要、との点でした。

 

患者さんサービス向上とか、Web戦略とか、個別対応はもちろんとても大事なことですが、なにか問題がおきた、課題を解決すべき事態になったので対応するという、いわばモグラたたき状態におちいることもあり得ることではないでしょうか?

 

コマチを整えるということは、クリニック全体の戦略、いわばだれになにをどのように提供していくのか、ビジネスモデルを明確にしていくことと、と理解しています。

 

この「このコマチを整える」という考え方に大変感銘をうけたので、率直に近藤先生に「自分が今後セミナーなどをするときにコマチを使っていいでしょうか?」とずうずうしくお願いをしたところ「コマチを整える考え方がひろまるなら大歓迎」とご快諾いただいたのです。(コマチについては図のとおりです)

 

 

 

 

実は近藤先生がコマチについて提唱されるようになったのは、ある方から教えられたのがきっかけとのことで、その方は経営コンサルタントの梶貴美男さんです。

今回は、近藤先生のお声がけでコマチの勉強会があり、梶さんもご参加されて行われ参加してきました。

最初に、近藤先生から、クリニック版のコ・マ・チのそれぞれについての解説がありました。

・コ)コニュニティー 受信可能な人の集合体とのご説明がありましたが、ここ結構奥が深くて例えば、患者さんの口コミとか別のクリニックや介護系施設、地域基幹病院などもご紹介をうける意味で、コミュニティーだ、ということは新たな気付きでした。

 

・マ)マーケティング どのコニュニティーに対してどういう情報発信をしていく。必要とする情報をどの媒体でていきょうしていくのか?これはとても重要で、患者さんがスマホで検索したときに、何に関心をもって注目して調べるのか?「これは自分のこと」と思って受診するにはどうすればいいか?自院の理念や特性、日常の疾病情報(一般人向け)ができるようになると良いと思います。

 

・チ)チーム力 マーケティングを実践するのは「人」です。先の情報発信はだれがするのでしょうか?とても属人性が高いのでこのポジションの人がするべき、院長がする仕事、というのではないそうで個別クリニックごとに事情が違うことを理解する必要があります。すなわちマーケティングだけを考えるだけでなく、それを運用するひとがキモになります。

たとえば、意外な人が文章書くのが得意だったり、SNSの使い方が得意だったりで、人のベストはそれぞれ違うのでいかにきっかけを提供していくか、人はそれぞれ違うことが前提になるのかなと思います。

 

じつはこのコマチは決してクリニック向けだけというのではなく、組織運営共通だとのことですし、自分の事業を進めていくうえで骨格になる考え方と実践指針です。

近藤先生の会社の運営指針のご紹介がありましたが、まさにコマチを整えて実践されているからこそ院長先生に提唱できている、すなわち言行一致にほかなりません。

 

この勉強会はしばらく継続することに決定しました。今回は概要編で、コマチのそれぞれの深掘編を3回やろう!とあいなりました。

次回のとても楽しみで事例を提供できるよう実践していきたいと思います。

 

今回もお読みいただきありがとうございました。