【イラスト＆読書レビュー】　『溺レる』ーーー誰かに聴かせるためではない言葉

エブリスタ #お仕事小説 特集に選んで頂きました✨

 

「○○前夜」優秀作品　📖#恋愛短編小説　

 

 

 

　✽　✽　✽

 

こんにちは、

未苑真哉（misonomaya）です。

 

また寒くなってしましましたね😭

節電要請もあり、風邪を引きやすいので皆様お気を付けて下さいね！

 

全然関係ないですが、もうすぐ発売で嬉しい♡

V6ラストライブ♡

 

 

 

 


　✽

✽こちらのイラストにつきまして✽

 

・イラストは無断転載不可です。

・素人です。

・中学校〜近年のものまでランダム。この10年はデジタルで、アイビスペイントさんにお世話になっています。

・女の子多め

・描いた当時を思い出しつつ、その頃、読んできた小説レビューもしております。

・小説投稿サイト・エブリスタ 掲載に加筆したものです。

 

 
赤雑誌『vivi』表紙で、Burberry《バーバリー》をお召になった
安室奈美恵《あむろなみえ》さんです。

全く似ておりません！！（自覚）すみません💦

前回のイラストと上イラスト、合体するとこんな感じです。↓
 

　　✽この頃の（イラストは無関係）✽

 

『溺レる』　川上弘美　文春文庫

 

『センセイの鞄』の代表作でおなじみ、川上先生の短編集です。


読み直して、流れるような文を書くなぁと思った次第です。

表題作は、浮世離れした中年（と思われる）男・モウリさんと逃げるコマキさんが

 

アイヨク（※本文まま。愛欲）に溺レ、逃げる道中が描かれます。
 

 

文庫本で19ページ、とても短いです。


二人が何故逃げているのか、不倫なのか犯罪者なのか理由は判明しません。

夜、布団の中で「楽器は何が出来るか」という会話で、小説は終わります。
 

心中できなかった二人は「もう戻れない」ことを自覚しながら、コマキさんはカスタネットを思い浮かべます。

コントラストの青と赤が、

終局にいる二人を抽象しているようです。

他の収録作も、輪郭のない絵を見ている印象を受けます。


流れるような文は、お風呂場や自転車に乗りながら生まれる歌のようです。

 

誰かに聴かせるためではない、ひゅうっと体から出てくる旋律はどこか間が抜けて、覚束ない印象を受けます。
道ならぬ恋愛や言葉にできない関係性を扱う。

やわらかく、そしてどこか冷静な目線で寄り添ってくれる文章です。
 

理屈をこねても到達できない感情があるとして、

それは小説だからこそ表せるのだろうな、と羨ましくも感じました。
 

 

　✽

 

 

情報がつぎつぎ流れてしまう世の中だからこそ、

 

既存の小説（書籍）が風化されないために

ひきつづき、紹介して参ります。

 

　↓リアルタイム更新はこちら

 

　✽　✽　✽

 
 

✽『エブリスタ』小説投稿中 ✽

 

2021年

『妄想コンテスト』佳作＆優秀作品に選出頂きました✨ 

「○○前夜」作品　📖#恋愛短編小説

優秀作品

 

 

 

 

 

「ねぇ、覚えてる？」作品　📖#恋愛短編小説

🥉佳作受賞

 

 

「暗闇の中で」作品　📖#青春短編小説

 

 

 

「足あと」作品　📖 #ミステリー小説短編

 

「冷たいあの人」作品　📖 #恋愛短編小説

 

 

　エブリスタ作品読書レビュー を不定期実施 ※こちら

 

 うさぎのオリジナルキャラクターによるLINEスタンプはこちら

 

 

未苑　真哉　misonomaya✽

 

#女の子イラスト　 #女の子のイラストだけで興味を持ってくれる方へ届け #描いてみた #イラスト　#お絵描き #絵描きさんと繋がりたい　#illustration