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空気が乾燥していますね……。
全身使用可で、毎日、スチームクリームのお世話になっています。
缶の可愛さだけでも癒やされます❤
また、コロナ感染拡大を受け、出来る限り予防に努めるべく
家にいますが
読書・映画&音楽鑑賞 三昧(しあわせ)の
未苑真哉(misonomaya)✽です。
#ステイホーム を受けて、電子書籍市場規模が増加
しているとのこと。
全国出版協会・出版科学研究所(東京)は27日、
今年上半期の電子出版の市場規模(推定販売金額)が、前年同期比28.4%増の1762億円だったと発表
読書する方が増えるのはいいですね……。
一応、小学校〜高校まで図書委員だったもので、
活字を読む人が減るのはさみしく感じておりました。
電車内など公共の場では
携帯電話を手にする人が多い中で、
本を読んでいる人を見ると、仲間意識が……! 📖😋
こっそり「何をお読みになっているのかしらん」と
タイトルをチェックしたくなります(迷惑なのでしません)
ただし、
京極夏彦先生の『京極堂シリーズ』発売日直後は、
辞書並みの厚さの本を、その総量で手首に負担をかけながら
電車内で読む勇気!(笑)
続きが気になって、自宅時間以外も費やしたいマタタビのような作品(=大好きです)
こればかりは、車内で仲間を見つけると、
「おお……、同士よ!!!」
無言でほくそ笑んだものです(誓って心の中だけです)
ちなみに
日本で一番分厚い(※全集除く)文庫本 は
京極夏彦先生の
「文庫版 絡新婦の理」 (講談社文庫)
1,408ページ
軽く鈍器ですね。人殺せます(苦笑) #煉瓦本
私はノベルスで揃えています。
相方・卯月の勧めで出会えたシリーズ、
学生時代、暇を持て余していたこともあり(駄目な大学生)
分厚い本への苦手意識は、おかげで消えました。
理由は、簡単に言えば、
このシリーズで
本を読む楽しさを再認識させてもらったから、だと思います。
あまりに有名なシリーズで、私なぞが紹介する必要もないかも知れませんが、
雑に 簡単にご紹介すると、
主人公(※調べたところ主要人物の一番に紹介されるため)
古書店を営む、宮司にして陰陽師の
中禅寺秋彦 ・別名『京極堂』が
妖怪に関連する事件を解決するミステリー小説 です。
民俗学をはじめ、世界津々浦々の知識を元に、
人の闇に憑くもの、を払うことで大団円を迎える
とてもカタルシスを得られる小説です。
この膨大な知識が前提ゆえに事件が解明されるため、
私のような無学な人間でも分かるよう、
各回ごとの軸になる知識・薀蓄を、丁寧に京極堂が講義してくれます……。
分厚い理由は、その為なんですね。
例えば、上記の『絡新婦の理』だと、
「クリスチャン学校ってそもそも何だっけ?(無知か)」
から
黒い聖母、公娼廃止からの赤線、等。
何となく言葉は知っているけれど、
胸を張って人様に説明できない知識を、
(※もはや咀嚼できていない時点で知識・教養とは言えないかも)
改めさせてくれます。
ガチガチの固定観念、自分だけの常識を振り払ってくれます。
読後、作中の憑物落としを自分もされた気分になります。
自分の正義だけで、思い込みで生きない予防弁のような小説です(表現が下手)
✽
さて、
表題の
2020年振り返り読書レビュー
と銘打っておいて、紹介が遅くなりました(苦)💦
2020年12月31日まで、つらつらと続ける予定です。
私、未苑真哉 misonomaya✽ が
この1年で読んだ
2020年に発売された書籍(文芸・ノンフィクション中心)を、
毎回紹介します。
①『今昔百鬼拾遺 月』京極 夏彦 著 <小説>
既に「京極堂シリーズ」の魅力はお伝えしましたが、
今回は、京極堂こと中禅寺秋彦の妹で、
雑誌記者・中禅寺敦子が3つの事件解決に奮闘します。
もとは、3出版社で3ヶ月連続発売された
『今昔百鬼拾遺シリーズ』をまとめ、
合本にする際、京極先生が加筆・修正を加えています。
3出版別!
3ヶ月リリース、なんか90年代のCDみたいでいいですよね(笑)
上記の『絡新婦の理』に登場するしっかり者の女子高生・呉美由紀と
敦子ちゃんがタッグを組み、
旧い考えを一蹴してくれる、スカッとするお話です。
「こうでなければならない」
「するわけがない」
中には、#LGBT への先生の本懐も見え隠れしていて、
見えない旧態依然へのしがらみを解き放してくれました。
あと、
京極堂が殆ど登場しないため、薀蓄パートが少ないです(苦笑)
そのせいか、すぐ読めます(笑)。
公式でも「入門編」として推奨されています。
未読の方はぜひ、こちらからをお勧めします📖😊
✽
世界は、その人の思い込みで出来ている。
本はそれを打開する、身近な宝物✨ と、勝手に思っています。
最後に、
シリーズの主人公、京極堂こと中禅寺秋彦の
作中の台詞で終わりたいと思います。
「この世に面白くない本などはない。
どんな本でも面白いのだ」
『姑獲鳥の夏』京極夏彦 著より引用
次回
2020年振り返り読書レビュー②
は、
『楽園とは探偵の不在なり』
『恋に至る病』
共に 斜線堂有紀 著
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