2014年末に、多国籍ミックスツアーの参加募集をしていたプラットフォームサイトがシステム変更をし、それ以来開催が難しい時期が始まりましたが、それと入れ替わるように、貸し切りツアーをオーダーしてくれる人たちがポツリポツリと出てくるようになりました。
4月初旬に恒例のお花見多国籍ツアーの代わりに行ったミケーレくんのイタリア人チームのアテンドツアーもそのひとつです。
彼は、定期的にイタリア人向けの日本ツアーを開催していきたいと考えていて、2014年末以降、新規募集および開催可能な人が集まる自信がなかったことから、コラボ&実験的ツアーとして今回サポートをさせてもらうことを決意しました。
僕自身、多国籍ミックスツアーは継続していきたいので、今後どんな感じで彼のツアー運営と関わっていくかはわかりませんが、「これからもよろしく」という言葉を残して日本を後にしていきました。
ちなみに僕の心の中で一番印象に残ったのは、このツアーに参加していたミケーレくんのお母さんと彼の絆の深さです。
お母さんは、日本ツアー運営で身を立てようと奮闘努力する我が子の助けとなるよう地元で知人に声をかけていたそうで、「どこの国でも、親というのは、子どものために無償の愛を捧げるものなんだなぁ」と改めて感じました。
生来、親(人間)の持つ無償の愛には国籍・人種・民族・宗教が違っても、さほど大差はなく、その愛のエネルギーを親子間だけに限らず、いかに他者と効率よく重ね合わせていくかが、人類の明るい未来構築には肝要であるというのが、僕のこれまでの活動を通じての実感です。
その実現のための手段としての多国籍ミックスツアーの企画と運営が、僕と家族の生き方の表現方法(意味・やりたいこと)だと、彼ら親子の様子を見ながら再認識させてもらい、自分たちの活動に対して背中を押してもらった気分です。
また彼らの他にも、以前から交流を深めているうちに、ご両親とも顔を見知ったり、仲良くなりつつある家族が世界各国にいるのですが、その関係性を俯瞰でとらえた時、これこそが聖なる家族(サグラダ・ファミリア)のような人間関係であり、そういった絆をこれからも紡ぎ続け、さらに絆同士をコツコツと繋げていきたいなと思いました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160419/06/wishclub/9a/ff/j/o0800053313623776594.jpg?caw=800)
写真は、ミケーレくんが作ってくれたロゴマーク入りのイタリア国旗を持ってもらって記念撮影したものです。
早速、今年夏に出かけるヨーロッパ訪問旅行でも活用させてもらうつもりです。
もちろん、今後の絆の記憶保存装置としても活用し続けますが、さらなる世界各地での発展バージョン作成のきっかけにもなると思います。