スタン・ゲッツ 名演奏ベスト10
第10位94点 side2-1 「EARLY AUTUMN」 1948/12/29,30WOODY HERMAN(cl) AL COHN(ts) サージ・チャロフ(brs) STAN GETZ(ts) サム・マロウィッツ(sax) ZOOT SIMS(ts) ボブ・シャドニック(tp) バーニー・グロウ(tp) スタン・フィッシェルソン(tp) SHORTY ROGERS(tp) ERNIE ROYAL(tp) ビル・ハリス(tb) ボブ・スウィフト(tb) アール・スウォープ(tb) オリー・ウィルソン(tb) LOU LEVY(p) テリー・ギブス(vib) チュビー・ジャクソン(b) DON LAMOND(ds)from『WOODY HERMAN』「アーリー・オータム(2-1)」約一年前に決定的な名演を残したR.バーンズの曲を、今回も魅惑的なフォー・ブラザーズ・サウンドで始めます。W.ハーマンのアルト・サックス、T.ギブスのヴァイヴ、合奏と続きいよいよ真打ちS.ゲッツの登場です。一年前とは異なるアプローチです。その後再び合奏、 S.ゲッツが再登場して終わります。一年前のS.ゲッツは切れるように鋭利なテナー・サックスでしたが、ここでは少し温かみを加えた艶っぽさです。気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨める直前の94点です。第10位94点 CD2-7 「SOUL EYES」 1991/3/3~6STAN GETZ(ts) KENNY BARRON(p)from『STAN GETZ, KENNY BARRON / PEOPLE TIME』People TimeAmazon(アマゾン)1,040〜4,014円「ソウル・アイズ(CD2-7)」M.ウォルドロンのオリジナル・バラードで、これもK.バロンのイントロを聴いて感動の予感を覚えます。ここで交わされるS.ゲッツとK.バロンとの対話は見事としか言いようがありません。K.バロンがソロをとり、そのまま終わりますが、ここが残念!もう一度二人の会話を聴きたかったです。気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨める直前の94点です。最後の会話があれば、他人に薦めたくなったと思います。第10位94点 side1-1 「CORCOVADO」 1964/8/19STAN GETZ(ts) ASTRUD GILBERTO(vo) GARY BURTON(viv) CHUCK ISRAELS(b) GENE CHERICO(b) JOE HUNT(ds)from『GETZ AU GO GO』Getz Au Go-Go (Reis) (Rstr) (Dig)Amazon(アマゾン)550〜22,401円「コルコヴァド(1-1)」A.C.ジョビンのオリジナルで、『GETZ / GILBERTO』でも最高のパフォーマンスを見せてくれました。A.ジルベルトが母国語で始め、この段階で「いいなあー」、S.ゲッツのテナー・サックスが歌い「いいなあー」、再びのA.ジルベルトで「いいなあー」。殆どテーマだけの短い演奏ですが、気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨める直前の94点です。「いいなあー」第8位95点 side6-1 「SUMMER SEQUENCE PART Ⅳ」 1947/12/27スタン・フィッシェルソン(tp) バーニー・グロー(tp) アーヴ・マルコヴィッツ(tp) ショーティー・ロジャース(tp) アーニー・ローヤル(tp) ボブ・スイフト(tb) アール・スウォープ(tb) オリー・ウィルソン(tb) サム・マロヴィッツ(as) ハービー・スチュアート(as,ts) ズート・シムズ(ts) スタン・ゲッツ(ts) サージ・シャロフ(brs) ラルフ・バーンズ(p) フレッド・オティス(p) ジーン・サージャント(g) ウォルト・ヨーダー(b) ドン・ラモンド(ds)from『WOODY HERMAN / THE THUNDERING HERDS』Herman, Woody: Thundering Herd (The) (1945-1947)Amazon(アマゾン)1,200円「サマー・シークウェンス・4部(6-1)」ラルフ・バーンズの最高傑作で、ファースト・ハードによって吹き込まれた「サマー・シークウェンス・第1部~3部」の完結編としてセカンド・ハードにより吹き込まれました。R.バーンズのピアノから始まり、G.サージャントのギター、O.ウィルソンのトロンボーン、バンドの合奏、W.ハーマンのアルト・サックスと続き、いよいよS.ゲッツの登場です。そのクール・サウンドは短いですが、強烈な印象を我われのハートに打ち込みます。最後はフォー・ブラザーズが締めます。気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨めたいほどの95点です。S.ゲッツだけを取り出すと満点の100点です。第8位95点 side1-1 「THE GIRL FROM IPANEMA」 1963/3/18,19STAN GETZ(ts) ANTONIO CARLOS JOBIM(p) JOAO GILBERTO(g,vo) TOMMY WILLIAMS(b) MILTON BANANA(ds) ASTRUD GILBERTO(vo)from『GETZ / GILBERTO』ゲッツ/ジルベルト~50周年記念デラックス・エディション(SHM-CD)Amazon(アマゾン)1,980〜5,070円「イパネマの娘(1-1)」A.C.ジョビンのオリジナルで、J.ジルベルトのギター弾き語りから始まります。母国語でアンニュイに力を抜いて歌うJ.ジルベルトにまずは身体を委ねます。次のA.ジルベルトは少しハスキーに可愛らしく英語で歌います。母国語と英語、男性と女性、この対比が「いいですねー」。そしてS.ゲッツが満を持して登場します。テーマを少し崩して歌うテナー・サックスに酔いしれるだけです。この、終わりの方にS.ゲッツが出て来て皆持って行ってしまうというのは、「サマー・シークェンス・第四部(アーリー・オータム)」でもありましたね。その後A.C.ジョビンのポロン・ポロンというピアノが印象的で、再び歌うA.ジルベルトにオブリガードをつけるS.ゲッツは更に印象に残ります。気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨めたいほどの95点です。第6位96点 side1-2 「O GRANDE AMOR」 1967/3/21STAN GETZ(ts) CHICK CORREA(p) RON CARTER(b) GRADY TATE(ds)from『STAN GETZ / SWEET RAIN』Sweet Rain by Stan Getz (2004-08-18)Amazon(アマゾン)800円「オ・グランジ・アモール(1-2)」これで三度目の吹込みになりますが、三度目にして最高の感動を与えてくれます。ここでのS.ゲッツはソフトでセンシティブなテナー・サックスを聴かせ、C.コリアは新感覚で美しいピアノを聴かせます。『GETZ / GILBERTO』で93点、『THE STAN GETZ QUARTET IN PARIS』で90点と来て、ここでは他人(ひと)に奨めたいほどで、少し感動的な96点です。第6位96点 CD1-14 「AUTUMN LEAVES (ALT TAKE)」 1952/12/19STAN GETZ(ts) JIMMY RANEY(g) DUKE JORDAN(p) BILL CROW(b) FRANK ISOLA(ds)from『THE COMPLETE ROOST SESSION VOL.2 / STAN GETZ』ザ・コンプリート・ルースト・セッション(2)Amazon(アマゾン)414〜4,482円「枯葉 (別テイク) (CD1-14)」絶品のクール・ゲッツに別テイクがありました。テンポがほんの少し遅いようです。変わらぬ良さ凄さだと思いますが、二度目の馴れ(聴く方の)が加わったかもしれず、他人(ひと)に奨めたいほどで、感動を憶える96点です。第3位97点 side6-8 「FOUR BROTHERS」 1947/12/27スタン・フィッシェルソン(tp) バーニー・グロー(tp) アーヴ・マルコヴィッツ(tp) ショーティー・ロジャース(tp) アーニー・ローヤル(tp) ボブ・スイフト(tb) アール・スウォープ(tb) オリー・ウィルソン(tb) サム・マロヴィッツ(as) ハービー・スチュアート(as,ts) ズート・シムズ(ts) スタン・ゲッツ(ts) サージ・シャロフ(brs) ラルフ・バーンズ(p) フレッド・オティス(p) ジーン・サージャント(g) ウォルト・ヨーダー(b) ドン・ラモンド(ds)from『WOODY HERMAN / THE THUNDERING HERDS』Herman, Woody: Thundering Herd (The) (1945-1947)Amazon(アマゾン)1,200円「フォー・ブラザーズ(6-8)」J.ジェフリーの曲で、この“フォー・ブラザーズ”がセカンド・ハードの代名詞となりました。テーマの旋律が良く、スイング感が良く、フォー・ブラザーズのハーモニー・サウンドが良く、各人のソロが良いという、良いことずくめの曲になりました。まずZ.シムズ、H.スチュワート、S.ゲッツの三テナーが後のウエストコースト風のクールなソロを聴かせますが、三人のテナーではS.ゲッツの音色が最も輝いています。そしてフォー・ブラザーズ・サウンドです。W.ハーマンのクラリネットを挟んで再び出て来るフォー・ブラザーズ・サウンドに酔いしれ、最後にS.ゲッツ、シムズ、スチュアート、シャーロフが一小節ずつをバトンタッチして、このお洒落で粋な曲を終わりにします。他人(ひと)に奨めたいほどで、感動的な97点です。第3位97点 CD1-17 「THESE FOOLISH THINGS」 1952/12/19STAN GETZ(ts) JIMMY RANEY(g) DUKE JORDAN(p) BILL CROW(b) FRANK ISOLA(ds)from『THE COMPLETE ROOST SESSION VOL.2 / STAN GETZ』「ジーズ・フーリッシュ・シングズ(CD1-17)」いかにもD.ジョーダンらしいピアノにすぐベースが入り、S.ゲッツがテーマを吹き始めます。このテーマを聴いただけでノックダウンですが、ソロになると更に良く、テーマ良しソロ良しのクール・ゲッツに酔うばかりです。他人(ひと)に奨めたいほどで、感動的な第3位97点 CD1-13 「AUTUMN LEAVES」 1952/12/19STAN GETZ(ts) JIMMY RANEY(g) DUKE JORDAN(p) BILL CROW(b) FRANK ISOLA(ds)from『THE COMPLETE ROOST SESSION VOL.2 / STAN GETZ』ザ・コンプリート・ルースト・セッション(2)Amazon(アマゾン)414〜4,482円「枯葉(CD1-13)」冷ややかなゲッツのサックスから始まり、すぐに後ろからベースとギターも聴こえてきます。絶品のクール・ゲッツは華麗な舞いを見せ、その独演会は日本舞踊のようです。目に浮かぶのは赤い紅をさした乙女の舞い。他人(ひと)に奨めたいほどで、感動的な97点です。第2位98点 CD1-7 「IF YOU GO AWAY」 1989/6/19 7/5from『HELEN MERRILL FEATURING STAN GETZ / JUST FRIENDS』「イフ・ユー・ゴー・アウェイ(CD1-7)」J.ブレルの曲です。今度はS.ゲッツがJ.キューンのピアノをバックに素晴らしいテナー・サックスで始めます。次いでH.メリルがJ.キューンをバックに熱く歌います。胸に熱いものが込み上げて来ました。感動の極みの八合目に達する98点です。第1位100点 CD2-1 「FIRST SONG」 1991/3/3~6STAN GETZ(ts) KENNY BARRON(p)from『STAN GETZ, KENNY BARRON / PEOPLE TIME』People TimeAmazon(アマゾン)1,040〜4,014円「ファースト・ソング(CD2-1)」C.ヘイデンのオリジナルです。K.バロンの美しくも哀しいイントロを聴いて、直ぐに感動の予感に襲われました。S.ゲッツがテーマを数小節吹くのを聴いて、その予感は現実となり、直ぐに熱い塊が胸の中に生まれました。その塊りは柔らかくなってもずうっと胸の中に留まります。S.ゲッツの全ての道はこの演奏へと続いていたのでしょうか。この演奏を生む為にS.ゲッツは歩み続けたのでしょうか。大きな拍手が巻き起こります。私も拍手!S.ゲッツのNo.1相棒となったK.バロンはS.ゲッツの思いを受け止め、ソロを弾きます。再びのS.ゲッツは叫びを上げますが、調和を乱すことはせず、テーマへ移行します。文句なく完璧で感動の極みの100点です。サックスとピアノのデュオで100点はこれが最初で、恐らく最後だと思います。