ズート・シムズのワン・ホーン・アルバムで、良いズートがたっぷりと聴け、前期ズート・シムズを代表するアルバムと言って良いと思います。ドラムのガス・ジョンソンは、切れが良くて(私の)大好きなドラマーでありまして、ズートの歌心を見事なまでにサポートしてくれます。良質なワン・ホーン・ジャズとしてお薦めの一枚です。

 

ZOOT SIMS(ts,as) JOHNNY WILIAMS(p) NABIL TOTAH(b) GUS JOHNSON(ds)

 

97点  side1-1  「BOHEMIA AFTER DARK」1956/10/12

88点  side1-2  「WOUD’N YOU」            1956/10/12

88点  side1-3  「GUS’S BLUES」            1956/10/12

90点  side1-4  「THAT OLD FEELING」1956/10/12

89点  side2-1  「920 SPECIAL」              1956/10/12

89点  side2-2  「THE MAN I LOVE」      1956/10/12

88点  side2-3  「55TH AND STATE」        1956/10/12

88点  side2-4  「BLUE ROOM」              1956/10/12

 

「ボヘミア・アフター・ダーク(1-1)」

O.ペティフォードのオリジナルです。アルト・サックスの輝かしい音色、テーマからアドリブに入る時の見事な入り方、ぐんぐん走るドライヴ感、これはズートが吹くアルト・サックスの最高峰だと思います。ズートのアルト・サックスはこれで三、四度目ですが、録音も良い所為か、急にアルトで大ブレイクした感がありビックリです!次のJ.ウィリアムズ(p)は控え目なソロで、ズートのアルト・サックスを一層際立たせます。その後ズートは“サマータイム”をサラッと入れたりして自由自在のソロに移り、G.ジョンソン(ds)とのご機嫌なフォー・バースをします。短い曲ですが、他人(ひと)に奨めたいほどで、感動的な97点です。

「ウッディン・ユー(1-2)」

D.ガレスピーのオリジナルです。今度はテナー・サックスになりますので、スインギーな中にも少し落ち着きを感じさせます。ズートの後J.ウィリアムズ(p)、N.トッター(b)、ズートとG.ジョンソン(ds)とのフォー・バースと続きます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ガスズ・ブルース(1-3)」

G.ジョンソンのオリジナルです。J.ウィリアムズ(p)がイントロを弾き、ズートがテーマそしてアドリブと進みます。その後J.ウィリアムズ(p)、ズートと続き、そこでフェイドアウトします。ズートの伸びやかなブルースは、お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ザット・オールド・フィーリング(1-4)」

S.フェインの曲です。心が温かくなるようなテーマをズートが吹き、そのままソロに移ります。その後J.ウィリアムズ(p)、ズートと続きます。温かくスイングするズートは、気品があり別格の90点です。

「920・スペシャル(2-1)」

E.ワレンの曲です。ズートがやや野太くハスキーな音でテーマを演り、ソロに移ります。その後はJ.ウィリアムズ(p)、N.トッター(b)、ズートとG.ジョンソン(ds)とのフォー・バースと続きますが、G.ジョンソンとズートのやり取りが粋ですね。佳きワン・ホーン・ジャズは、お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。

「ザ・マン・アイ・ラヴ(2-2)」

G.ガーシュインの曲で、ズートのバラード・プレイが聴かれます。ソロはズート、J.ウィリアムズ(p)、ズートです。ズートは大人の落ち着きを見せ、お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。

「第55・アンド・ステイト(2-3)」

J.スミスのオリジナルで、バウンスする演奏です。ソロはズート、J.ウィリアムズ(p)、ズートとG.ジョンソン(ds)とのフォー・バース、ズートと続きます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ブルー・ルーム(2-4)」

R.ロジャースの曲で、古き良き時代を思わせます。ソロはズート、J.ウィリアムズ(p)、ズート、ズートとG.ジョンソン(ds)とのフォー・バースと続きます。ズートはノスタルジーを感じさせる曲も元々上手く、お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

 

97点  side1-1  「BOHEMIA AFTER DARK」1956/10/12

 

88点  side1-3  「GUS’S BLUES」            1956/10/12

 

90点  side1-4  「THAT OLD FEELING」1956/10/12

 

89点  side2-1  「920 SPECIAL」              1956/10/12

 

89点  side2-2  「THE MAN I LOVE」      1956/10/12

 

88点  side2-3  「55TH AND STATE」        1956/10/12

 

88点  side2-4  「BLUE ROOM」              1956/10/12