ジェリー・マリガンがカリフォルニアで行った二つのコンサートをカップリングしたアルバムで、ズート・シムスは1954/12/14にサンディエゴにあるフーヴァー・ハイ・スクールの講堂で行われた方に参加しています。ズート作曲の「THE RED DOOR」が聴きもので、ボブ・ブルックメイヤーがピアノに回ったのが良く、ズートとマリガンの小節交換、対位も良いです。なお、1954/11/12の方はストックトン・ハイ・スクールの講堂で行われ、マリガンとジョン・アードレイとのピアノレス・カルテットになっています。

 

1954/12/14 (2-1~3)

GERRY MULLIGAN(brs) JOHN EADLEY(tp) BOB BROOKMEYER(tb,p) ZOOT SIMS(ts) RED MITCHELL(b) LARRY BUNKER(ds)

 

86点  side1-1  「BLUES GOING UP」    1954/11/12

85点  side1-2  「LITTLE GIRL BLUE」  1954/11/12

85点  side1-3  「PIANO BLUES」           1954/11/12

86点  side1-4  「YARDBIRD SUITE」     1954/11/12

85点  side2-1  「WESTERN REUNION」1954/12/14

86点  side2-2  「I KNOW DON’T KNOW HOW」1954/12/14

88点  side2-3  「THE RED DOOR」        1954/12/14

 

「ブルース・ゴーイング・アップ(1-1)」

「リトル・ガール・ブルー(1-2)」

「ピアノ・ブルース(1-3)」

「ヤードバード・スイート(1-4)」

「ウエスタン・リユニオン(2-1)」

G.マリガンのオリジナルです。ソロはズート、B.ブルックメイアー(tb)、G.マリガン(brs)、J.アードレイ(tp)、R.ミッチェル(b)、各人とL.バンカー(ds)のフォー・バースと続きます。ちゃんとしたジャズで再聴下限の85点です。

「アイ・ノウ・ドント・ノウ・ハウ(2-2)」

G.マリガンのオリジナルです。ズートがテーマをリードし、ソロはJ.アードレイ(tp)、B.ブルックメイアー(tb)、G.マリガン(brs)の順です。ズートのソロは聴かれませんが、寛いだ演奏で、ちょっといい86点です。

「ザ・レッド・ドア(2-3)」

一転してZ.シムズのスリリングな曲です。ズートがこれまでに作った曲で最も素敵な曲だと思います。ソロはズート、G.マリガン(brs)、B.ブルックメイアー(p)、R.ミッチェル(b)、Z.シムズ(ts)とG.マリガン(brs)の小節交換、二人の対位と続きます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。