第5位

94点  CD1-1  「A CADDY FOR DADDY」1965/12/18

from『A CADDY FOR DADDY / HANK MOBLEY』

 

 

「ア・キャディー・フォー・ダディー(CD1-1)」

H.モブレイのオリジナルです。ジャズ・ロックのご機嫌なリズムで始めるのはM.タイナー(p)です。モブレイが作ったテーマもご機嫌で、ソロはL.モーガンからです。モーガンが大得意とする処であり、いい処を全て盛り込みます。「いいですねー」。H.モブレイ(ts)、C.フラー(tb)、M.タイナー(p)も其々楽しませてくれます。気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨める直前の94点です。

 

 

 

第3位

95点  side1-1  「MOANIN’」                                  1958/10/30

from『MOANIN’ / ART BLAKEY』

「モーニン(1-1)」

B.ティモンズのオリジナルです。B.ティモンズが片手であのテーマを弾いて、次にL.モーガンとB.ゴルソンがあのテーマを実に格好良く吹きます。もうテーマ部だけで不朽の名演てすね。最初にソロをとるL.モーガンは、タンギング、ハーフ・ヴァルヴ、フレーズ、それらの何を何処でどう入れるか、見事なまでに構成されたソロで、「L.モーガンはここで完成した」との確信を得ました。B.ゴルソン(ts)は構成力があるソロで続き、B.ティモンズ(p)も熱演で続きます。J.メリット(b)が一旦落ち着かせ、再びピアノがあのテーマを片手で弾きます。曲の異常なまでの格好良さ、L.モーガンのお洒落な“格好良さ”、B.ゴルソンの粋な編曲、ドラム・ソロを入れないというA.ブレイキーのセンスの良さ、これらが相俟って、気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨めたいほどの95点です。

 

 

 

第3位

95点  side1-1  「THE SIDEWINDER」   1963/12/21

from『THE SIDEWINDER / LEE MORGAN』

 

 

「ザ・サイドワインダー(1-1)」

第一弾はB.クランショー(b)、一小節くらいの短かくも超印象的なフレーズを弾きます。第二弾はB.ハリス(p)、更に印象的なリフを弾きます。そして第三弾はL.モーガンとJ.ヘンダーソン(ts)、あのテーマを吹きます。三段ロケットはストップ・タイムも使って宇宙へと飛び立ちます。L.モーガンのソロは曲に完全に乗り、間を活かしてタンギングとハーフ・ヴァルヴは抑制的且つ効果的に使いこなします。二番手はJ.ヘンダーソン(ts)、コルトレーンをベースとして創り上げたジョーヘンの音色はこの曲の魅力を更に上げました。三番手のB.ハリス(p)は彼らしくないかもしれませんが上手いです。後ろに(tp)と(ts)のリフが入る処も「いいですねー」。四番手はB.クランショー(b)です。最後に三段ロケットをもう一度見せてくれます。L.モーガン最高の傑作は、気品があり別格でいつまでも浸っていたく、他人(ひと)に奨めたいほどの95点です。

 

 

 

第2位

96点  side2-1  「MOANIN’」                    1958/11/22

from『ART BLAKEY / OLYMPIA CONCERT』

 

 

「モーニン(2-1)」

B.ティモンズのオリジナルです。完成されたテーマは何度聴いても格好良く、L.モーガンのソロは出だしが良くて、更にその後の展開も魅力一杯で、「モーニン」ではこの後も含めてこれが最高のソロだと思います。B.ゴルソン(ts)は熱く燃え、B.ティモンズ(p)は静かな闘志をやがては激しく燃やします。J.メリット(b)が例によって一旦平静に戻し、あの感動的なテーマに戻ります。一月前のアルバム『モーニン』の「モーニン」を凌ぎ、他人(ひと)に奨めたいほどで、感動を憶える96点です。

 

 

 

第1位

97点 side4-1  「MOMMO」       1970/7/11,12

from『LEE MORGAN / LIVE AT THE LIGHTHOUSE』

 

 

「モンモ(4-1)」

J.メリットのオリジナルです。J.メリット(b)がリフで出て、H.メイバーン(p)とM.ロッカー(ds)が加わり、そして二管でのテーマになります。リフ的なテーマがモーダルで劇的で素晴らしいです。作曲者のJ.メリットに拍手です。ソロはB.モーピン(ts)、変わらずいい音です。最後のカデンツァには、その後の素敵なテーマに繋ぐという役割があるようです。次はL.モーガン、タンギングとフレーズの繰り返しが気分を高揚させます。ソロの終わりは同じようにカデンツァです。分かっていてもその次に出るテーマで興奮します。続くのはH.メイバーン(p)、やはりカデンツァがあり、そしてあの素敵なテーマです。何回聴いても「いいですねー」。最後はテーマを繰り返してフェイド・アウトします。他人(ひと)に奨めたいほどで、感動的な97点です。