(アルバムタイトルが違いますがジャケットはこれです)
ジーン・アモンズがリーダーとなったプレスティッジでのスタジオ・ジャム・セッションにマルが参加しています。マルはここでは控え目に、しかし自分のスタイルを出してセッションを支えます。
GENE AMMONS(ts) ART FARMER(tp) DONALD BYRD(tp) JACKIE McLEAN(as) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ARTHUR TAYLOR(ds)
86点 side1-1 「JAMMIN’ WITH GENE」 1956/7/13
86点 side1-2 「WE’LL BE TOGETHER AGAIN」1956/7/13
85点 side2-1 「NOT REALLY THE BLUES」 1956/7/13
「ジャミン・ウィズ・ジーン(1-1)」
G.アモンズのオリジナル・ブルースです。G.アモンズ(ts)と?(tp)がユニゾンでテーマを演ります。ソロはG.アモンズ(ts)、D.バード(tp)、A.ファーマー(tp)、J.マクリーン(as)、マルです。マルは訥々とブルースを弾きます。R.V.ゲルダ―の録音なのでジャズの臨場感があります。ちょっといい86点です。
「ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン(1-2)」
C.フィッシャーの曲です。M.ウォルドロンのイントロを受けてG.アモンズ(ts)が朗々とテーマを吹き語ります。次いでハイテンポにしてG.アモンズ、A.ファーマー(tp)、J.マクリーン(as)、D.バード(tp)、M.ウォルドロン(p)、G.アモンズと続きます。録音の良さを加味して、ちょっといい86点です。
「ノット・リアリー・ザ・ブルース(2-1)」
J.マンデルの曲です。ハイテンポでテーマを合奏し、ソロはD.バード(tp)からです。続いてのソロはJ.マクリーン(as)ですが、二人とも熱のこもった良いソロです。その熱はA.ファーマー(tp)にも伝播し、次いではG.アモンズ(ts)の番となります。ソロの最期はマルで、静かな熱情でピアノに向かいます。その後A.ファーマーとD.バードが小節交換をし、J.マクリーンとG.アモンズが小節交換をし、最後はホーン四人で小節交換をします。B面全部を占める長いジャム・セッションで、ちゃんとしたジャズで再聴下限の85点です。
86点 side1-1 「JAMMIN’ WITH GENE」 1956/7/13
86点 side1-2 「WE’LL BE TOGETHER AGAIN」1956/7/13
85点 side2-1 「NOT REALLY THE BLUES」 1956/7/13