B.ホリデイがボストンのクラブ「ストーリーヴィル」に出演した時の放送録音を集めたものです。1951年のものと1953年のものがあり、1951年のものにはスタン・ゲッツが3曲に客演しています。全て『PERFECT COMPLETE COLLECTION』に収められているいますが、「ストーリーヴィル」のものだけを抜き出して一枚のCDにしていることと、こちらのCDはリマスタリングされている為音が良いので、新たに購入しました。

 

1951/10/28 (11~13)

BILLIE HOLIDAY(vo) STAN GETZ(ts) BUSTER HARDING(p)  JOHN FIELDS(b) MARQUIS FOSTER(ds)

 

1951/10/29 (8,9)  1951/10/31 (10)

BILLIE HOLIDAY(vo) BUSTER HARDING(p)  JOHN FIELDS(b) MARQUIS FOSTER(ds)

 

1953/10/12 (1~7)

BILLIE HOLIDAY(vo) CARL DRINKARD(p)  JIMMY WOODE(b)  PETER LITTMAN(ds)

 

1953/10/12 (1~7)

BILLIE HOLIDAY(vo) CARL DRINKARD(p) JIMMY WOODE(b) PETER LITTMAN(ds)

 

88点  CD1-1  「I COVER THE WATERFRONT」 1953/10/12

87点  CD1-2  「TOO MARVELOUS FOR WORDS」1953/10/12

87点  CD1-3  「I LOVE YOU PORGY」                1953/10/12

88点  CD1-4  「THEM THERE EYES」                1953/10/12

86点  CD1-5  「WILLOW WEEP FOR ME」         1953/10/12

86点  CD1-6  「I ONLY HAVE EYES FOR YOU」1953/10/12

87点  CD1-7  「YOU GO TO MY HEAD」             1953/10/12

88点  CD1-8  「HE’S FUNNY THAT WAY」         1951/10/29

88点  CD1-9  「BILLIE’S BLUES」                       1951/10/29

88点  CD1-10  「MISS BROWN TO YOU」           1951/10/31

88点  CD1-11  「LOVER COME BACK TO ME」 1951/10/28

87点  CD1-12  「AIN’T NOBODY’S BUISINESS IF I DO」1951/10/28

87点  CD1-13  「YOU’RE DRIVING ME CRAZY」1951/10/28

 

「アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロント(CD1-1)」

J.グリーンの曲ですが、最初はトリオ演奏から始まり、アナウンスメントの後一旦終え、B.ホリデイの登場です。語り風に始めてやがてインテンポになります。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「トゥー・マーヴェラス・フォー・ワーズ(CD1-2)」

R.ホワイティングの曲です。イントロはC.ドリンカード(p)。B.ホリデイの歌に疲れを感じましたが、曲が進むにつれてビリーの歌声だと最初に感じた疲れを忘れさせます。お洒落で格好いい87点です。

「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー(CD1-3)」

G.ガーシュインの曲です。イントロはC.ドリンカード(p)。B.ホリデイは語り、インテンポ、語り、インテンポと続けます。お洒落で格好いい87点です。

「ゼム・ゼア・アイズ(CD1-4)」

M.ピンカード、W.トレイシー、D.トーバーの共作です。イントロはC.ドリンカード(p)。B.ホリデイは今日もビリーの軽快さを見せてくれます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー(CD1-5)」

A.ロネルの曲です。B.ホリデイとバンドの話し合いがあり、その後B.ホリデイが歌い始めます。どうもバックとしっくり来ません。(私は)バック側に問題があると見ました。ちょっといい86点です。

「アイ・オンリー・ハヴ・アイズ・フォー・ユー(CD1-6)」

H.ウォーレンの曲です。アナウンスメントがあり、B.ホリデイが歌います。悪い意味で馴れた感じがあり、ちょっといい86点です。

「ユー・ゴー・トゥー・マイ・ヘッド(CD1-7)」

F.クーツの曲です。ピアノ・トリオがひとしきり演り、その後沈黙がありB.ホリデイがバラードを歌い始めます。得意の曲ですが、今日はお洒落で格好いい87点です。

「ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ(CD1-8)」

R.A.ホワイティングとN.モレットの共作です。B.ハーディング(p)の前奏で始まり、B.ホリデイの歌です。やはりバックはピアノ・トリオがいいですねー。これでピアニストが凄かったら…。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ビリーズ・ブルース(CD1-9)」

B.ホリデイのオリジナルです。B.ハーディング(p)にアナウンスが被さり、B.ホリデイの登場です。真剣さとか深刻さとかはいつも程ではなく、少し明るさをすら感じます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ミス・ブラウン・トゥー・ユー(CD1-10)」

R.レインジャーの曲です。「オール・オヴ・ミー」に似たスインギーな曲調で、軽やかな気分にしてくれますが、最後はグルーヴィーにして終わります。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「ラヴァー・カム・バック・トゥー・ミー(CD1-11)」

S.ロンバーグの曲で、実に18回収録しているB.ホリデイの持ち歌です。B.ホリデイの声には少し衰えが見えますが、独特のスイング感は健在です。そのビリーの後ろで寄り添うにして聴かせるS.ゲッツのテナー・サックスは、L.ヤングが若返ったかのようです。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。

「エイント・ノーボディーズ・ビジネス・イフ・アイ・ドゥー(CD1-12)」

ベッシー・スミスが得意にした古いブルースで、この歌は9回の収録です。ビリーが語り掛けるように始めますので、その時は「これはやられる…」と思いましたが、すぐにイン・テンポとなりました。声は少し荒れています。後ろで聴こえるサックスは紛れもなくS.ゲッツです。お洒落で格好いい87点です。

「ユア・ドライヴィング・ミー・クレイジー(CD1-13)」

W.ドナルドソンの曲ですが、1分余の短い演奏です。B.ホリデイはピアノに乗って快適にスイングし、後ろでS.ゲッツがテナーを吹いています。お洒落で格好いい87点です。これは収録4回です。

 

88点  CD1-1  「I COVER THE WATERFRONT」 1953/10/12

 

 

87点  CD1-2  「TOO MARVELOUS FOR WORDS」1953/10/12

 

87点  CD1-3  「I LOVE YOU PORGY」                1953/10/12

 

88点  CD1-4  「THEM THERE EYES」                1953/10/12

 

86点  CD1-5  「WILLOW WEEP FOR ME」         1953/10/12

 

86点  CD1-6  「I ONLY HAVE EYES FOR YOU」1953/10/12

 

87点  CD1-7  「YOU GO TO MY HEAD」             1953/10/12

 

88点  CD1-8  「HE’S FUNNY THAT WAY」         1951/10/29

 

88点  CD1-9  「BILLIE’S BLUES」                       1951/10/29

 

88点  CD1-10  「MISS BROWN TO YOU」           1951/10/31

 

88点  CD1-11  「LOVER COME BACK TO ME」 1951/10/28

 

87点  CD1-12  「AIN’T NOBODY’S BUISINESS IF I DO」1951/10/28

 

87点  CD1-13  「YOU’RE DRIVING ME CRAZY」1951/10/28