①     『巻頭の言葉』右頁最後の「高田氏は―高田好胤氏のこと―(中略)国見ヶ丘に着くや、先ず四方の山々に向かって敬虔な作法で四方拝を行い、その夜宿泊した旅館では夕食の時、高田氏のために新穀を炊いて饗応したところ、氏は「新嘗祭が済んでいないから」と言って新米には手をつけず、丁重に辞退したそうである。」

➡高田氏の姿勢・行動に感銘を受けました。

②p.10からの『一大事とは今日只今の心なり』 五木寛之氏 青山俊董氏

p.10の下段「それでも、仏教詩人の榎本栄一さんの「くだり坂にはまたくだり坂の 風光がある」という言葉に倣って、下り坂の風光を楽しんでいるんです。」

➡青山氏の言葉です。五木氏の『下山の思想』も読んでみます。

p.14の1段目「聴く側の受け皿が小さければ、その分しか聴けません。」

➡その通りだと思います。努力して受け皿を大きくしたいです。

p.16の1段目「十牛図については(中略)いまでも好きな言葉を聞かれると、十番目の「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」を挙げるんです。悟りを開いた後、再び俗世に戻って人々と交わり、悟りへ導いていくんだと。」

➡一番目の「尋牛」からやっと二番目の「見牛」まで来た(と思われる)身としては、そんな先のこと…ですが、最後の十番目は「いいですねー」

p.17の2段目「朝鮮半島から引き揚げてくる時に、無念の死というものを山のように見てきましたから、人はそんな悟って死ねるものじゃないと思っている。」

➡五木氏の他力思想は壮絶な体験から来るものだと思い、厳粛な気持ちになりました。

p.19の2段目「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ」

➡ガンジーさんの言葉。青山氏から素晴らしい言葉を紹介していただけました。

③p.20からの『諦めなければ夢は叶う』 三浦雄一郎氏

p.24の2段目「百五十メートルの緩い上り坂を歩く練習を重ねました。その時に孫たちが一緒に歩いてくれて、「スーパーじぃ、頑張れ」って応援団になってくれる。」

➡「いいですねー」

p.25の1段目「おかげさまで今年三月末に行われた再認定では、それまでの要介護4から要介護1へと軽減されました。

➡こういう処が三浦雄一郎氏の真骨頂だと思います。素晴らしい!

④p.36からの『一に社員、二に社員、三四がなくて、五に社員』 梅原勝彦氏

p.37の3段目「それである時、新聞で夜間中学というのかあると知りました。当時の丁稚小僧は朝の七時半から夜の七時頃まで働いていたし、親方や先輩職人も夜まで働いている。一人だけ仕事を早く終わりたいなんて言い出せなかったけど、ある厳しい先輩が間をもって親方に伝えてくれた。そうしたら親方は「構わん、行け」って。僕が仕事後や休みの日に勉強している姿を皆見ていたから、「行け、行け」と言って応援してくれてね。」

➡ちゃんと見ていてくれる人がいて、(こっちまで)嬉しくなりました。

p.38の2段目「うちの女房は大したもんだよ。「確かに梅原さんは学校も出てないし、見た目も悪いけど、あの人は普通の人とは全然違う。だから田舎には帰らない」って。」

➡致知に出て来る人は奥さんが凄いという人が多いですね。素晴らしい!

p.39の4段目「会社という神輿は、社員が手を離したらあっという間に崩れてしまう。だから、下の人の支えによって上に立てていると自覚している人じゃなきゃ本当の社長にはなれないよ。」

➡この方の言う通りだと思います。この方は素晴らしいと思います。

⑤p.62からの『現場力こそが企業発展の鍵』 山本明弘氏 遠藤功氏

➡広島市信用組合理事長山本氏の凄い処は、5時10分に出社するが、部長以下の職員は8時10分以降出社と決めている処、現場を大切にする処、人を大切にする処だと思います。78歳でのこのパワーと持続力に感服しました。

⑥p.78からの『致知随想 美容で人の笑顔を咲かせる』 小池由貴子氏

p.79の4段目「今日の事業の原点となった祖母は、サロン開業の数日前に息を引き取りました。それでも晴れて美容師となってからは、念願だった髪を切ってあげることもでき、サロン立ち上げの計画を伝えた時も涙を流して喜んでくれました。」

➡人が何かを成す時には、誰か―もしくは何か―が“縁”となるものなのですね。

⑦p.81からの『致知随想 美しき日本を求めて』 バッハ・サシャ氏

p.81の4段目「中でも海中に建てられた鳥居や夫婦岩は日本独特なもので、自然の中に神を見る日本人のスピリットを感じた。」

p.82の2段目「日本人のスピリットは伝統文化の中にある。」

➡フランス人の目から見た魅力的な日本をもっと意識して見たいと思います。

⑧p.90からの『忘れ得ぬ人忘れ得ぬ言葉』 五木寛之氏

➡半村良は私も大好きで若い頃沢山読みました。懐かしいです。

⑨p.118からの『風の便り』 占部賢志氏

➡透析中に講演テープで学ぶ、歩行のリハビリに励む、視力障害に対応してパソコンを工夫する、メールや電話で社交に努める等不自由な身体に負けずに前へ進む姿勢に感銘を受けました。