ビリー・ホリデイのデッカ時代全36曲から10曲をピック・アップした盤です。録音は1945年から1949年に亘ります。「NO GOOD MAN」「BABY, I DON’T CRY OVER YOU」「BIG STUFF」の3曲が別格に迫る良さだと思います。
1945/8/14 (1-1) (2-1)
BILLIE HOLIDAY(vo) JOE GUY(tp) BILL STEGMEYER(as) HANK ROSS(ts) ARMAND CAMGROS(ts) STAN WEBB(brs) SAMMY BENSKIN(p) TINY GRIMES(g) BOB HAGGART(b) SPECS POWELL(ds) strings
1946/1/22 (1-2)
BILLIE HOLIDAY(vo) GORDON GRIFFIN(tp) JOE GUY(tp) BILL STEGMEYER(as) HANK ROSS(ts) BERNIE KAUFMAN(sax) ARMAND CAMGROS(sax) JOE SPRINGER(p) TINY GRIMES(g) JOHN SIMMONS(b) SIDNEY CATLETT(ds) strings
1946/3/13 (2-5)
BILLIE HOLIDAY(vo) JOE GUY(tp) JOE SPRINGER(p) TINY GRIMES(g) BILLY TAYLOR(b) KELLY MARTIN(ds)
1946/4/9 (1-5)
BILLIE HOLIDAY(vo) JOE GUY(tp) BILLY KYLE(p) JIMMY SHIRLEY(g) DAVE BARBOUR(g) THOMAS BARNEY(b) KENNY CLARKE(ds)
1946/12/27 (1-4) (2-2)
BILLIE HOLIDAY(vo) ROSTELLE REESE(tp) LEM DAVIS(as) BOB DORSEY(ts) BOBBY TUCKER(p) JOHN SIMMONS(b) DENZIL BEST(ds)
1948/12/10 (2-3,4)
BILLIE HOLIDAY(vo) BOBBY TUCKER(p) MUNDELL LOWE(g) JOHN LEVY(b) DENZIL BEST(ds)
1949/10/19 (1-3)
BILLIE HOLIDAY(vo) BOBBY HACKETT(tp) MILT YANER(cl,as) JOHN FULTON(fl,cl,ts) BERNIE LEIGHTON(p) TONY MOTTOLA(g) JACK LESBERG(b) NORRIS “BUNNY” SHAWKER(ds) 5 strings
87点 side1-1 「YOU BETTER GO NOW」 1945/8/14
89点 side1-2 「NO GOOD MAN」 1946/1/22
86点 side1-3 「PLEASE TELL ME NOW」 1949/10/19
87点 side1-4 「GUILTY」 1946/12/27
89点 side1-5 「BABY, I DON’T CRY OVER YOU」1946/4/9
86点 side2-1 「WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?」1945/8/14
87点 side2-2 「THE BLUES ARE BREWIN’」 1946/12/27
86点 side2-3 「WEEP NO MORE」 1948/12/10
86点 side2-4 「GIRLS WERE MADE TO TAKE CARE OF BOYS」1948/12/10
88点 side2-5 「BIG STUFF」 1946/3/13
「ユー・ベター・ゴー・ナウ(1-1)」
I.グラハムの曲です。B.ホリデイはストリングス入りのスウィートなオーケストラをバックに歌います。普通の歌手が歌うと、ちょっと…、となりがちですが、B.ホリデイにはサムシングがあるからでしょう、お洒落で格好いい87点です。
「ノー・グッド・マン(1-2)」
D.フィッシャー、S.ギャロップ、I.ヒギンボサムの共作です。前の曲と同じ作曲者の所為か少し似通ったものを感じさせます。前の曲もそうですが、スターとの競演ではなくビリーが一人で歌わなくてはいけないので、ビリーの歌に対する思いは一段と上がっているのではないでしょうか。お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。
「プリーズ・テル・ミー・ナウ(1-3)」
ストリングスの合奏から始まりB.ホリデイです。ビリーの歌は良いので、何とか全体としても良く聴こうと努力するのですが、努力は実りません。ちょっといい86点です。
「ギルティ(1-4)」
B.ホリデイは、決して恵まれたとは言えないバックでありながら、ひたすらひたむきに彼女の歌を歌います。L.デイヴィス(as)のソロもあります。お洒落で格好いい87点です。
「ベイビー・アイ・ドント・クライ・オーヴァー・ユー(1-5)」
K.モートンの曲です。J.ガイ(tp)のイントロ、B.ホリデイ(vo)、B.カイル(p)、J.シャーリー(g)、B.ホリデイ(vo)と続きますが、ビリーの歌を聴くと胸に塊が生まれます。ビリーの歌、「いいですねー」。お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。
「ホワット・イズ・ジス・シング・コールド・ラヴ(2-1)」
C.ポーターの曲です。オーケストラはスイングしますが、B.ホリデイはマイ・ペースです。J.ガイ(tp)ミュートとT.グライムス(g)もソロをとります。ちょっといい86点です。
「ザ・ブルース・アー・ブリューイン(2-2)」
映画“ニューオリンズ”の中でB.ホリデイが歌った曲です。B.ドーシー(ts)のソロもあります。お洒落で格好いい87点です。
「ウィープ・ノー・モア(2-3)」
出獄後初のスタジオ録音です。G.ジェンキンスの作品で、B.タッカー(p)の短いイントロから始まり、コーラスも入ります。B.ホリデイの歌はいつものように良いので、コーラスが無ければもう少し良かったのでしょうが、ちょっといい86点です。
「ガールズ・ワー・メイド・トゥー・テイク・ケア・オヴ・ボーイズ(2-4)」
B.ラルフの曲です。コーラスがイントロを歌い、B.ホリデイが登場します。上記と同様で、ちょっといい86点です。
「ビッグ・スタッフ(2-5)」
L.バーンスタインの曲です。J.ガイ(tp)のイントロを受け、小編成のコンボをバックにB.ホリデイが歌いますが、ワン・フレーズ、ワン・フレーズを大切にして、とても深みがあるように感じます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
89点 side1-2 「NO GOOD MAN」 1946/1/22
89点 side1-5 「BABY, I DON’T CRY OVER YOU」1946/4/9
88点 side2-5 「BIG STUFF」 1946/3/13