ビリー・ホリデイが1933年から1941年までにコロンビアに吹き込んだレコードを集めた3枚組アルバムで、第2巻まであります。それに『BILLIE HOLIDAY / RARE AND UNISSUED RECORDING FROM THE GOLDE YEARS』(4枚組+EP盤)を加えると、ぜんぶでLP10枚となり、国内盤である『BILLIE HOLIDAY VOL.1~5』とほぼ同じ内容になります。こちらはアメリカ盤です。
3枚目では「THE MAN I LOVE」、「BODY AND SOUL」、「TELL ME MORE」、「ALL OF ME」、「LOVE ME OR LEAVE ME」、「GLOOMY SYNDAY」と、素晴らしい歌唱が目白押しです。
1939/7/5 (5-1)
BILLIE HOLIDAY(vo) CHARLIE SHAVERS(tp) TAB SMITH(as) KENNETH HOLLAN(ts) STANLEY PAYNE(ts) SONNY WHITE(p) BERNARD ADDISON(g) JOHNNY WILIAMS(b) EDDIE DOUGHERTY(ds)
1939/12/15 (5-2)
BILLIE HOLIDAY(vo) BUCK CLAYTON(tp) HARRY EDISON(tp) EARL WARREN(as) LESTER YOUNG(ts) JACK WASHINGTON(brs) JOE SULLIVAN(p) FREDDIE GREEN(g) WALTER PAGE(b) JO JONES(ds)
1940/2/29 (5-3,4)
BILLIE HOLIDAY(vo) ROY ELDRIDGE(tp) JIMMY POWELL(as) CARL FRYE(as) KERMIT SCOTT(ts) SONNY WHITE(p) LAWRENCE LUCIE(g) JOHNNY WILIAMS(b) HAROLD “DOC” WEST(ds)
1940/6/7 (5-5~8)
BILLIE HOLIDAY(vo) ROY ELDRIDGE(tp) BILL BOWEN(as) JOE ELDRIDGE(as) KERMIT SCOTT(ts) LESTER YOUNG(ts) TEDDY WILSON(p) FREDDIE GREEN(g) WALTER PAGE(b) J.C.HEARD(ds)
1941/3/21 (6-1~3)
BILLIE HOLIDAY(vo) SHAD COLLINS(tp) LESTIE JOHNAKINS(as) EDDIE BAREFIELD(as) LESTER YOUNG(ts) EDDIE HEYWOOD(p) SHAD COLLINS(tp) TED STURGIS(b) KENNY CLARKE(ds)
1941/5/9 (6-4,5)
BILLIE HOLIDAY(vo) ROY ELDRIDGE(tp) LESTER BOONE(sax) ERNIE POWELL(as) JIMMY POWELL(sax) EDDIE HEYWOOD(p) PAUL CHAPMAN(g) GRACHAN MONCUR(b) HERBERT COWANS(ds)
1941/8/7 (6-6~8)
BILLIE HOLIDAY(vo) EMMETT BERRY(tp) JIMMY HAMILTON(cl) BABE RUSSIN(ts) TEDDY WILSON(p) AL CARSEY(g) JOHNNY WILIAMS(b) J.C.HEARD(ds)
86点 side5-1 「SOME OTHER SPRING」 1939/7/5
90点 side5-2 「THE MAN I LOVE」 1939/12/15
87点 side5-3 「GHOST OF YESTERDAY」 1940/2/29
89点 side5-4 「BODY AND SOUL」 1940/2/29
88点 side5-5 「I’M PULLING THROUGH」 1940/6/7
89点 side5-6 「TELL ME MORE」 1940/6/7
86点 side5-7 「LAUGHING AT LIFE」 1940/6/7
88点 side5-8 「TIME ON MY HANDS」 1940/6/7
88点 side6-1 「GEORGIA ON MY MIND」 1941/3/21
87点 side6-2 「ROMANCE IN THE DARK」 1941/3/21
91点 side6-3 「ALL OF ME」 1941/3/21
86点 side6-4 「GOD BLESS THE CHILD」 1941/5/9
87点 side6-5 「AM I BLUE?」 1941/5/9
86点 side6-6 「I COVER THE WATERFRONT」1941/8/7
89点 side6-7 「LOVE ME OR LEAVE ME」 1941/8/7
90点 side6-8 「GLOOMY SYNDAY」 1941/8/7
「サム・アザー・スプリング(5-1)」
I.キッチングスの曲です。S.ホワイトのピアノを挟んでB.ホリデイの歌が聴かれます。ちょっといい86点です。
「ザ・マン・アイ・ラヴ(5-2)」
G.ガーシュインの曲です。トランペットのイントロから始まり、B.ホリデイが歌います。過剰な表現は全く無いのですが、胸に迫る凄い歌唱です。次のL.ヤングが又凄いテナー・サックスで、この二人つくづく「凄いですねー」再度B.ホリデイが歌って終わりますが、気品があり別格の90点です。
「ゴースト・オヴ・イエスタデイ(5-3)」
A.ハーツォグとI.キチングスの共作です。R.エルドリッジ(tp)ミュートのイントロで始まり、B.ホリデイは怪奇の味が少し入った歌を最後まで歌い切ります。お洒落で格好いい87点です。
「ボディ・アンド・ソウル(5-4)」
J.グリーンの曲です。R.エルドリッジ(tp)のイントロで始まり、B.ホリデイは今日も又異なるフレイジングでこの曲を歌います。全く見事なものです。舌を巻きます。R.エルドリッジのミュートも良いです。お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。
「アイム・プリング・スルー(5-5)」
B.ホリデイは恋する人へ感謝の心をしみじみと伝えるかのようです。L.ヤングも良いソロを聴かせてくれ、お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「テル・ミー・モア(5-6)」
R.エルドリッジ(tp)のイントロから始まり、B.ホリデイは切なく歌います。サックス群のバックが良く、T.ウィルソン(p)も良いソロです。こちらまで切なくなってしまい、お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。
「ラフィング・アット・ライフ(5-7)」
B.ホリデイには珍しく人を元気づける歌で、前へ前へとスイングして行きます。T.ウィルソン(p)は歯切れよく、以下T.ヤング(ts)、R.エルドリッジ(tp)ミュート、B.ホリデイ(vo)と続きます。ちょっといい86点です。
「タイム・オン・マイ・ハンズ(5-8)」
V.ユーマンスの曲です。R.エルドリッジ(tp)のイントロから始まり、B.ホリデイはこの音を長く伸ばす曲を巧く歌います。本当に「上手いなあー」。L.ヤング(ts)のオブリガードも良く、T.ウィルソン(p)も良いソロを聴かせます。。この人も「上手いなあー」。も一度B.ホリデイが歌って終わります。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「ジョージア・オン・マイ・マインド(6-1)」
H.カーマイケルの曲です。B.ホリデイは原曲のメロディーの二割くらいしか使わず、B.ホリデイの“ジョージア”を歌い切り、心を動かせてくれます。E.ヘイウッド(p)も立派なソロを聴かせます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「ロマンス・イン・ザ・ダーク(6-2)」
L.グリーンの曲です。B.ホリデイは例の少し遅れたノリでスインギーに歌います。E.ヘイウッド(p)とS.コリンズ(tp)ミュートのソロもあります。お洒落で格好いい87点です。
「オール・オヴ・ミー(6-3)」
G.マークスとS.シモンズの共作です。E.ヘイウッド(p)主体のイントロの後、B.ホリデイが心に突き刺さるような歌唱を聴かせます。その後のL.ヤング(ts)のソロも本当に素晴らしく、B.ホリデイとL.ヤングはその後も凄いコラボレーションをみせます。大橋巨泉氏が大絶賛していましたが、気品があり別格でちょっと浸りたい91点です。
「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド(6-4)」
B.ホリデイのオリジナルですが、ラヴ・ソングではありません。歌詞が英語でよく分からない上にスロー・テンポですので、いつものB.ホリデイの歌と思ってしまいました(汗)。R.エルドリッジ(tp)ミュートのソロもあります。お洒落で格好いい87点です。
「アム・アイ・ブルー (6-5)」
H.アクストの曲です。イントロはR.エルドリッジ(tp)のミュートです。B.ホリデイはブルーな気持ちを絞り上げるようにして歌います。お洒落で格好いい87点です。
「アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロント (6-6)」
J.グリーンの曲です。B.ホリデイは海の彼方へ恋の歌を届けます。T.ウィルソン(p)の短いソロもあります。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー(6-7)」
W.ドナルドソンの曲です。B.ホリデイはビリーにしかない才能と、ビリーにしか出来ない自由さでこの曲を作り変えてしまいます。全く舌を巻きます。B.ラッシン(ts)のソロもあります。お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。
「グルーミー・サンデー(6-8)」
S.レジェーの曲で、「自殺ソング」とか「自殺の聖歌」とか言われる沈鬱な曲です。こういう歌を表現させるとB.ホリデイは天下一品です。魂の叫びは、気品があり別格の90点です。
90点 side5-2 「THE MAN I LOVE」 1939/12/15
89点 side5-4 「BODY AND SOUL」 1940/2/29
89点 side5-6 「TELL ME MORE」 1940/6/7
91点 side6-3 「ALL OF ME」 1941/3/21
89点 side6-7 「LOVE ME OR LEAVE ME」 1941/8/7
90点 side6-8 「GLOOMY SYNDAY」 1941/8/7