『LOUIS ARMSTRONG / AIN’T GONNA GIVE NOBODY NONE OF MY JELLY ROLL』
サッチモ・オール・スターズがハリウッドで行ったスタジオ録音盤です。ジャケット裏に録音のテクニカル・データが記されているくらいで、録音はとても良いです。立派なスタジオで丁寧に作られたアルバムという感じがします。聴き慣れた曲ばかりという訳ではなく、初めて聴く曲やあまり聴かない曲がかなりあり、サッチモのレコードとしては良い意味で異色です。「ST. JAMES INFIRMARY」は6度目にして最高の素晴らしさ、「CHIMES BLUES」は初レコーディング依頼ですが断トツの素晴らしさです。
LOUIS ARMSTRONG(tp,voc) TRUMMY YOUNG(tb) PEANUTS HUCKO(cl) BILLY KYLE(p) MORT HERBERT(b) DANNY BARCELONA(ds)
87点 side1-1 「AIN’T GONNA GIVE NOBODY NONE OF MY JELLY ROLL」
1958/9/30~10/2
87点 side1-2 「FRNKIE & JOHNNY」 1958/9/30~10/2
87点 side1-3 「DROP THAT SACK」 1958/9/30~10/2
89点 side1-4 「JELLY ROLL BLUES」 1958/9/30~10/2
88点 side1-5 「OLD KENTUCKY HOME」 1958/9/30~10/2
91点 side1-6 「CHIMES BLUES」 1958/9/30~10/2
91点 side2-1 「ST. JAMES INFIRMARY」 1958/9/30~10/2
87点 side2-2 「I WANT A BIG BUTTER & EGG MAN」 1958/9/30~10/2
88点 side2-3 「I AIN’T GOT NOBODY」 1958/9/30~10/2
87点 side2-4 「PANAMA」 1958/9/30~10/2
87点 side2-5 「DR. JAZZ」 1958/9/30~10/2
87点 side2-6 「HOT TIME IN THE OLD TOWN TONIGHT」1958/9/30~10/2
「エイント・ゴナ・ギヴ・ノーボディー・ナン・オヴ・マイ・ジェリー・ロール(1-1)」
W.スペンサーの曲です。合奏の後P.ハッコー(cl)のソロですが、ベースの音がよく聴こえます。続いてL.アームストロングが歌い、T.ヤング(tb)、L.アームストロング(tp)と続きます。お洒落で格好いい87点です。
「フランキー・アンド・ジョニー(1-2)」
B.カイル(p)が敢えて古めかしくしたピアノだけをバックにL.アームストロングが歌います。先日テレビで藤圭子の特集を見ました。その中で藤圭子は声に倍音がとても多い歌手だが、最も多いのはL.アームストロングであると彼の写真まで出して解説していました。倍音が多い歌手は声に魅力があるそうですが、この曲を聴くと「そういうことか」と納得してしまいました。お洒落で格好いい87点です。
「ドロップ・ザット・サック(1-3)」
L.アームストロングがトランペットで始め、合奏に移りますが、ストップ・タイムを用います。T.ヤング(tb)、P.ハッコー(cl)、B.カイル(p)、M.ハーバート(b)とソロが移り変わりますが、M.ハーバートのベースが終始心地よい音で録られています。お洒落で格好いい87点です。
「ジェリー・ロール・ブルース(1-4)」
J.R.モートンのオリジナルです。合奏、B.カイル(p)、P.ハッコー(cl)、L.アームストロング(tp)、B.カイル(p)、合奏と続きます。ブルースらしい粘りが良く、お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。やはりブルースは「いいですねー」。
「オールド・ケンタッキー・ホーム(1-5)」
S.フォスターのお馴染みの曲です。合奏の後P.ハッコー(cl)、L.アームストロング(vo)、M.ハーバート(b)、B.カイル(p)と素敵なソロが続きます。皆で合唱した後T.ヤング(tb)、そして合奏です。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「チムズ・ブルース(1-6)」
B.カイル(p)のイントロの後、こたえられない粘りで合奏してくれます。再びブルースの醍醐味!T.ヤング(tb)もいい、P.ハッコー(cl)もいい、そしてL.アームストロングがリードする合奏。スロー・ブルースは、気品があり別格でちょっと浸りたい91点です。
「セント・ジェイムズ病院(2-1)」
何とも言えない魅力を持った曲です。今回は荘重な合奏で始まり、L.アームストロングのトランペットがそのテーマを荘重に吹きます。テンポは少し遅めです。オールスターズのコーラスをバックにL.アームストロングが歌いますが、これまで聴いた中で最も厳粛な気持ちになりました。P.ハッコー(cl)のオブリガードも良いです。まるでニューオリンズの葬儀のような印象を受けました。気品があり別格でちょっと浸りたい91点です。
「アイ・ウォント・ア・ビッグ・バター・アンド・エッグ・マン(2-2)」
P.ヴェナブルの曲です。B.カイル(p)のイントロから始まり、L.アームストロングのトランペットが軽快に出ます。前の曲が荘重だったので、軽快さが際立ちます。B.カイル(p)、M.ハーバート(b)、T.ヤング(tb)、P.ハッコー(cl)の短いソロがあり、L.アームストロング(tp)とD.バルセロナ(ds)のフォー・バース、D.バルセロナ(ds)のソロと続きます。ここも最後のシンバルの音をやけに伸ばしますが、録音の良さを強調したいのでしょうか…。お洒落で格好いい87点です。
「アイ・エイント・ゴット・ノーボディー(2-3)」
S.ウィリアムズの曲です。落ち着いたテンポが心地よく、M.ハーバートのベースの音がよく録られています。B.カイル(p)のサビも良いです。L.アームストロングがテーマを歌い、ソロはL.アームストロング(tp)とP.ハッコー(cl)です。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「パナマ(2-4)」
(ds)から始まるアップ・テンポの演奏で、ソロはB.カイル(p)(「いいぞーっ!」)、M.ハーバート(b)、L.アームストロング(tp)、P.ハッコー(cl)、T.ヤング(tb)です。お洒落で格好いい87点です。
「ドクター・ジャズ(2-5)」
K.オリヴァーのオリジナルです。テーマ部ではP.ハッコーが活躍し、L.アームストロング(tp)、T.ヤング(tb)、B.カイル(p)、M.ハーバート(b)、D.バルセロナ(ds)にも短いながら活躍の場が与えられます。お洒落で格好いい87点です。
「ホット・タイム・イン・ジ・オールド・タウン・トゥナイト(2-6)」
T.メッツの曲で、スイングします。まずP.ハッコー(cl)がソロをとり、T.ヤング(tb)はミュートです。後はL.アームストロング(tp)とM.ハーバート(ds)で、お洒落で格好いい87点です。
87点 side1-1 「AIN’T GONNA GIVE NOBODY NONE OF MY JELLY ROLL」
1958/9/30~10/2
87点 side1-3 「DROP THAT SACK」 1958/9/30~10/2
89点 side1-4 「JELLY ROLL BLUES」 1958/9/30~10/2
88点 side1-5 「OLD KENTUCKY HOME」 1958/9/30~10/2
91点 side1-6 「CHIMES BLUES」 1958/9/30~10/2
91点 side2-1 「ST. JAMES INFIRMARY」 1958/9/30~10/2
87点 side2-2 「I WANT A BIG BUTTER & EGG MAN」 1958/9/30~10/2
88点 side2-3 「I AIN’T GOT NOBODY」 1958/9/30~10/2
87点 side2-5 「DR. JAZZ」 1958/9/30~10/2
87点 side2-6 「HOT TIME IN THE OLD TOWN TONIGHT」1958/9/30~10/2