1950年代に吹き込まれた三人のセッションを集めたアルバムで、S.ゲッツ・カルテットが2曲、B.グリーン・オクテットが2曲、W.グレイ・セクステットが4曲となっています。T.フラナガンは、そのうちの2曲に参加していますが、リーダーはトロンボーンのB.グリーンです。この2曲の録音は秀逸で、ジャズの塊という感じです。
BENNY GREEN(tb) NAT ADDERLEY(cor) GENE AMMONS(ts) FRANK WESS(ts,fl) FRANK FOSTER(ts) TOMMY FLANAGAN(p) ED JONES(b) ALBERT HEATH(d)
88点 side1-1 「THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU」 1952/11/14,15
87点 side1-2 「STRIKE UP THE BAND」 1952/11/14,15
86点 side1-3 「JUGGIN’ AROUND」 1958/11/12
88点 side2-1 「GOIN’ SOUTH」 1958/11/12
点 side2-2 「HEY THERE」
点 side2-3 「BLUES IN THE CLOSET」
点 side2-4 「SWEET MOUTH」
点 side2-5 「DAT’S IT」
「ジャギン・アラウンド (1-3)」
F.フォスターのオリジナルで、『ジャギン・アラウンド』の別テイク(テイク1)です。
B.グリーン、G.アモンズ、N.アダレイ、F.フォスター、F.ウエスの順にソロをとり、やはりこのテイクでもT.フラナガンのソロはありません。ちょっといい86点です。
「ゴーイン・サウス(2-1)」
作者不詳のブルースで、B.グリーン、G.アモンズ、N.アダレイ、F.フォスター、T.フラナガン、F.ウエスと続くブルース職人の競演は聴き応えがあります。ED.ジョーンズのベースが強靭で、T.フラナガンは今日も紳士のブルースを聴かせてくれます。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
86点 side1-3 「JUGGIN’ AROUND」 1958/11/12
88点 side2-1 「GOIN’ SOUTH」 1958/11/12