S.スティットのクインテットに参加しました。トランペットはJ.ニューマンです。バップとハード・バップの匂いがし、C.パーカーが偲ばれるアルバムとなりました。ジョーダンのピアノはC.パーカーとの共演を思い出したり、その共演を思い出して得意のイントロをつけたり、B.パウエル風に弾いたかと思うとジョーダン特有の翳を見せたりと多彩です。
SONNY STITT(as,ts) JOE NEWMAN(tp) DUKE JORDAN(p) SAM JONES(b) ROY BROOKS(ds)
86点 side1-1 「THE CHAMP」 1973/4/18
87点 side1-2 「SWEET AND LOVELY」 1973/4/18
87点 side1-3 「THE MIDGETS」 1973/4/18
87点 side2-1 「THE ETERNAL TRIANGLE」 1973/4/18
88点 side2-2 「ALL THE THINGS YOU ARE」 1973/4/18
89点 side2-3 「WALKIN’」 1973/4/18
「ザ・チャンプ(1-1)」
バップの匂いがします。ジョーダンのピアノもC.パーカーを思い起こしているかのようです。ちょっといい86点です。
「スウィート・アンド・ラヴリー(1-2)」
スタンダード曲にジョーダンは得意のイントロをつけます。C.パーカーとの時もそうでした。S.スティットはアルト・サックスを吹きますので、なおのことC.パーカーを思い出します。S.スティットの次に現れるジョーダンのピアノはやはりメランコリックでポロン、ポロンと弾きます。お洒落で格好いい87点です。
「ザ・ミジェッツ(1-3)」
J.ニューマンのオリジナルで、彼がB.グッドマンと一緒に演った演奏が印象に残っています。J.ニューマンはここでもミュートです。三番手で現れるジョーダンは控え目な短いソロです。J.ニューマンとS.スティットの活躍で、お洒落で格好いい87点です。
「ジ・エターナル・トライアングル(2-1)」
S.スティットのオリジナルで、ハード・バップ風の活力があります。ジョーダンは珍しくB.パウエル風に弾きます。クインテットの元気が良く、お洒落で格好いい87点です。
「オール・ザ・シングズ・ユー・アー(2-2)」
S.スティットのリフで始まりますが、ここはアルト・サックスです。テナー・サックスよりやはりアルト・サックスの方が良いです。J.ニューマンがミュートで出て、ジョーダンは翳を引き摺って続き、次がS.スティットのアルト・サックスです。曲自体にペーソスがあり、お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。
「ウォーキン(2-3)」
ハード・バップの匂いが強いG.アモンズのブルース曲です。最初に出てくるジョーダンのピアノはブルースにジョーダン特有の翳をのせて好演をし、J.ニューマンはオープンでいいブルースを吹きます。S.スティットはテナー・サックスですが、ブルースなので聴き応えがあります。S.ジョーンズもソロをとり、R.ブルックスとの小節交換もあります。三人のソロが其々に良く、お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。やはりブルースはいい!
87点 side1-2 「SWEET AND LOVELY」 1973/4/18
87点 side2-1 「THE ETERNAL TRIANGLE」 1973/4/18
87点 side1-3 「THE MIDGETS」 1973/4/18