スウィング・ヴィル・シリーズの一つで、コールマン・ホーキンスのワン・ホーン・カルテットに参加しています。ホーキンスは1962年に奇跡の好調期を迎えますが、1959年はその為の助走期間にあたるのか、多くは期待できません。一方のガーランドは長い絶頂期の渦中にあり、アルバムの価値を押し上げるのに一役も二役もかっています。
COLEMAN HAWKINS(ts) RED GARLAND(p) DOUG WATKINS(b) SPECKS WRIGHT(ds)
85点 side1-1 「IT’S A BLUE WORLD」 1958/8/12
87点 side1-2 「I WANT TO BE LOVED」 1958/8/12
90点 side1-3 「RED BEANS」 1958/8/12
89点 side2-1 「BEAN’S BLUES」 1958/8/12
87点 side2-2 「BLUES FOR RON」 1958/8/12
「イッツ・ア・ブルー・ワールド(1-1)」
レッド・ガーランド・トリオの演奏から始まります。すぐにホーキンスが出て来ます。ソロ二番手がガーランドです。ガーランドのソロはフツーに良いいのですが、ダグ・ワトキンスのアルコ・ソロが今一つです。この人はチェンバースよりも好きなのですが、残念でした。でも同じアルコ同士なら極僅かに良いかもしれません。ホーキンスとドラムが小節交換をして、ガーランドがちょっと現れてテーマに戻ります。再聴下限の85点です。
「アイ・ウォント・トゥー・ビー・ラヴド(1-2)」
バラードです。ホーキンスはともかくとして、ガーランドのソロはバラードのしっとり感を出してなお且つ華麗でもあり、とても良い雰囲気を醸し出しています。ここだけを抜き出せば91点ですが、曲全体としては、お洒落で格好いい87点です。ダグ・ワトキンスも彼らしい良いベースです。
「レッド・ビーンズ(1-3)」
ミディアム・ファーストくらいのテンポでスイングします。R.ガーランド・トリオで始まり、別格の良さを示します。ブロック・コードもスインギーです。続くホーキンスはガーランドに引っ張られて、まずまず好調です。テーマには戻らずイントロをリフレインしてフェイド・アウトします。ガーランドが貢献して、気品があり別格の90点です。
「ビーンズ・ブルース(2-1)」
スローなブルースになりホーキンスは生気を取り戻します。ワトキンスのベースも心地良く響きます。ベースの音色が良いです。ガーランドのソロが始まると場は一気に華やかになります。でもその華やかな場には粘りが有り、周りから大きく包み込むような大きさがあります。ワトキンスのベース・ソロがあり、ホーキンスに戻ります。ホーキンス・ファンには申し訳ありませんが、R.ガーランド・トリオの処だけを見ると92点です。そして曲全体では、お洒落で格好良く気品があり別格目前の89点です。
「ブルース・フォー・ロン(2-2)」
ミディアム・テンポのブルースです。ソロの一番手はガーランドです。このブルース・フィーリングは88点くらいです。次はホーキンスのソロですが86点くらい。間を取って、お洒落で格好いい87点です。
90点 side1-3 「RED BEANS」 1958/8/12
89点 side2-1 「BEAN’S BLUES」 1958/8/12
87点 side1-2 「I WANT TO BE LOVED」 1958/8/12
