テナー・サックスのボビー・ジャスパー(他にフルートとクラリネットも)がリーダーのアルバムで、全12曲中7曲にトミー・フラナガンが参加しています。このアルバムはトミフラのお陰で価値が高まったと言えます。
86点 side1-1 「CLARINESCAPADE」 1956/11/12
86点 side1-2 「HOW DEEP IS THE OCEAN」 1956/11/12
87点 side1-3 「WHAT’S NEW」 1956/11/12
86点 side1-4 「TUTTI FLUTTI」 1956/11/12
86点 side1-5 「SPRING IS HERE」 1956/11/12
87点 side1-6 「I REMEMBER YOU」 1956/11/14
86点 side1-7 「I WON’T DANCE」 1956/11/14
86点 side2-1 「WEE DOT」 1956/11/14
85点 side2-2 「THEY LOOK ALIKE」 1956/11/20
85点 side2-3 「BARRY’S TUNE」 1956/11/20
86点 side2-4 「IN A LITTLE PROVINCIAL TOWN」 1956/11/20
84点 side2-5 「MINOR DROP」 1956/11/20
「クラリネスカパーデ(1-1)」
ジャスパーはクラリネットです。トミフラのピアノは装飾音とアタックを巧みに使い、殆ど右手だけしか聴こえませんが、春の小川がキラキラと流れて行くようなソロです。ちょっといい86点です。
「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン(1-2)」
堅実なトミフラのピアノ・ソロが聴かれますが、この曲に限らずどのトラックでもトミフラのピアノは堅実です。ソロでもバックでも。その辺りが、サイドマンとしての吹き込みが多い理由なのでしょう。曲はちょっといい86点です。
「ホワッツ・ニュー(1-3)」
トミフラが得意そうな曲ですが、優雅で優しいトミフラのピアノがやっぱり聴かれます。お洒落で格好いい87点です。
「タッティ・フラッティ(1-4)」
上品で歯切れの良いトミフラのピアノが楽しめます。ちょっといい86点です。
「スプリング・イズ・ヒア(1-5)」
高音を綺麗に転がすトミフラのピアノが美しいです。ピアノ・トリオならもう2~3点上ですが、カルテットなので、ちょっといい86点です。
「アイ・リメンバー・ユー(1-6)」
ここではトミフラがソロを先発します。上品な中にもアタックを入れて、まだまだ聴きたいという気分にさせます。ボビー・ジャスパーもここではテナー・サックスで実力を発揮しており、お洒落で格好いい87点です。
「アイ・ウォント・ダンス(1-7)」
ここでもトミフラのピアノはピチピチと弾んでいます。ソロが短いのが難です。ちょっといい86点です。
「ウィー・ドット(2-1)」
ハード・バップらしい曲です。ハード・バップの熱の中に、四角くてフルーツの粒が混じったアイス・キャンデーをポンと置くのがトミフラのピアノです。一際存在感を増す涼やかなピアノ・ソロです。ちょっといい86点です。