マイルス・デイヴィス・セクステットのセッションを2種カップリングしたアルバムで、A面の4曲はニュー・ポート・ジャズ・フェスティヴァルに出演した時のもの、B面の3曲は『1958 MILES』と同じものです。
MILES DAVIS(tp) CANNONBALL ADDERLEY(as) JOHN COLTRANE(ts) BILL EVANS(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)
86点 side1-1 「AH-LEU-CHA」 1958/7/3
87点 side1-2 「STRAIGHT, NO CHASER」 1958/7/3
88点 side1-3 「FRAN-DANCE」 1958/7/3
86点 side1-4 「TWO BASS HIT」 1958/7/3
90点 side2-1 「ON GREEN DOLPHIN STREET」 1958/5/26
89点 side2-2 「FRAN-DANCE」 1958/5/26
93点 side2-3 「STELLA BY STARLIGHT」 1958/5/26
「アー・リュー・チャ(1-1)」
野外ライヴ映えのする激しい演奏です。エヴァンスはソロが無いばかりではなく、バックの音すらあまり聴こえてきません。ちょっといい86点です。
「ストレート・ノー・チェイサー(1-2)」
セロニアス・モンクの曲です。エヴァンスは自分の世界の中にモンクを採り入れようと意識したかのようなソロで、エヴァンス色が明瞭というわけではありません。お洒落で格好いい87点です。
「フラン・ダンス(1-3)」
マイルスのオリジナルですが、エヴァンスが持ち味を発揮する曲です。マイルスやキャノンボール、コルトレーンのバックをつけるエヴァンスのピアノはモードっぽくて良いですし、ソロもこの曲によく沿っていて、好感が持てます。キャノンボールとコルトレーンは自分の世界を拡げ過ぎ!お洒落で格好良く気品すら感じさせる88点です。
「ツー・ベース・ヒット(1-4)」
これも激しい演奏です。主体はドラムのジミー・コブとジョン・コルトレーンと言いたくなるほどで、マイルスもキャノンボールもエヴァンスもソロ・スペースは与えられていません。ちょっといい86点です。
「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(2-1)」
いきなり艶っぽいエヴァンスのイントロから始まります。これを聴くとエヴァンスの基本的なスタイルは58年5月に完成したということが分かります。58年2月にH.メリルのバックを努めていた時は、エヴァンス桜三~四分咲きと見えましたが、僅か三ヶ月で満開となりました。マイルスの所へ行ったから満開になったのでしょうか。それとも満開になったからマイルスが自分のバンドへ引っ張ったのでしょうか。答えを知っている方、どうか教えてください。エヴァンスのソロは両手で妖しく光ります。まったくエヴァンスです。別格の90点です。
「フラン・ダンス(2-2)」
エヴァンスはバックでそれと分かるピアノの音をボン、ボン、ボンと聴かせてくれますので、気分は高まります。最後に回って来たソロ・パートでは和音の繋がりで、短いアドリブを聴かせてくれます。別格一歩手前の89点です。
「ステラ・バイ・スターライト(2-3)」
テーマでマイルスにバックをつけるエヴァンスは、R.ガーランドやW.ケリーとは大きく異なっています。色が加わります。特にバラードではエヴァンス効果が絶大です。大きく成長したコルトレーンのソロに続くエヴァンスは、短いソロの中で美しさ、妖艶さを醸し出して、M.デイヴィス・セクステットの美しい骨格をかたち作っています。別格で人に奨めようかという気がよぎる93点です。
86点 side1-1 「AH-LEU-CHA」 1958/7/3
87点 side1-2 「STRAIGHT, NO CHASER」 1958/7/3
88点 side1-3 「FRAN-DANCE」 1958/7/3
86点 side1-4 「TWO BASS HIT」 1958/7/3
90点 side2-1 「ON GREEN DOLPHIN STREET」 1958/5/26
89点 side2-2 「FRAN-DANCE」 1958/5/26
93点 side2-3 「STELLA BY STARLIGHT」 1958/5/26