もしも、あなたが、プロの料理人だったとして。
工夫をこらして、お料理を作ったとします。
そこへ、まったくの素人さんがやってきて、「これって、もっとスパイスを効かせた方が美味しくなるよ?」と言われたとします。
腹が立つと思う。
なぜなら、プロというものは、極端なことをいうと、「味」だけ考えているわけではないからです。
プロというからには、そこに利益が生じるので、まず、コストを考えなければならない。味だけでなく、マーケティングも考慮する。見た目の美しさも。
すべてを考えて、もっとも効率の良い、最善を選び出すのがプロであるのです。
確かに、スパイスを入れたとき、美味しくなることは事実かもしれません。
でも、もしもそのスパイスがとても高額だったら?お料理を商品として提供せねばならない時、適正な価格で提供できない場合は、その制約の中で最善を選択せねばなりません。
もしも、そのスパイスを入れたことによって、風味は素晴らしいけれど、見た目が悪くなる、もしくは、見た目を整えるために膨大な時間をかけなければならないなら?
やはり、制約の中で最善を選択しなければなりません。
もちろん、スパイスを加えて、見た目も美しく、値段も適正であることが、最良でありますが、数々の制約の中で実現するのは、非常な苦労が伴うものです。
ですから、素人が、プロに、その分野で意見するときはよくよく注意せねばなりませんね。
私は、かなり口が回るので、つい余計なことを言ってしまいます。注意しようと思いました。
なんでそう思ったかというと、お料理のことではありませんが、似たことが先ほどありまして。
少し腹が立ったのです。
私の分野で、私の方が経験があることでしたので、意見されて、腹が立ちました。
大人げないと思いました。特に顔には出さなかったのですが、それも気を付けたい。
相手は、よかれと思って意見してくれたので、それについては、感謝せねばなりません。
本当のプロであれば、最良を目指すのもまたプロの証明であります。
スパイスを入れた方が、ウマイ。ことは事実なので、この意見を無下にけり落とすことは、己の視野を狭めます。意見というのは、いつでも、ありがたいことなのです。
でもなぁ・・・・・・・・・・・・腹が立つわぁ・・・・・・・・・・・・・
と、言うわけで、いろいろ考えさせられた一件でした。
意見するときは、重々注意が必要である。また、意見をされたときは、腹を立てるのでなく、いったんそれを受け入れる度量が必要。
・・・・いちいち、こう文章にしとかないと、脳みそに刻まれないんですよねーーーーーー(T_T)