WISE英文法 2 五文型 Basic Grammar ブログ版
 英文法は必要?
 日本語と文法が似ている言語、たとえば韓国語やモンゴル語やトルコ語を身につける場合には、文法はあまり必要ではありません。語句を置き換えればすむからです。東京標準語で育った人が津軽言葉や鹿児島言葉を身につける場合に語句を置き換えればよいのと同じです。
 フランス語で育った人がラテン語の文法を共有しているイタリア語スペイン語を身に着つける場合や、ドイツ語で育った人がゲルマン系の言語の英語やオランダ語を身につける場合にも、文法はあまり必要ではありません。語句を置き換えればすむからです。
 これに対して、日本語で育った人が英語を身につけるためには、英文法が必要です。英語は日本語と文法が大きく違っているからです。
 
 WISE英文法2では、最初に五文型から入ります。
 日本語は助詞が多いので、どんな語順に並べても理解できます。
たとえば、「昨日私はラーメンを駅前で食べた。」を「ラーメンを食べた。駅前で私は昨日。」としても理解できます。
 ところが、英語は助詞が少ないので文法構造を変えると意味が分からなくなります。
 英語を身につけるには、五文型を理解して使えるようになることが必要です。

§1 5文型 と 品詞  中学・高1ブログ版 BG 2 WISE
S V    主語 + 自動詞
     She runs every day.
The earth goes around the sun.

S V C 主語 + be動詞など+補語 
     This is a pen.    補語が名詞(句)
Snow is white.    補語が形容詞(句) 

S V O 主語 + 他動詞 + 目的語(~を)
     I have a pen.     
     She plays tennis every day.

S V O O
    主語+他動詞+目的語(~に)+目的語(~を)
     He sent me a pen.
     She brought me some wine.

S V O C
主語+他動詞+目的語(~を)+補語
     We chose her captain.
     Snow made towns white.

 英語は5文型から成立しているので、
 必ず、5文型で 聴き・読み、5文型で書き・話す

§1 5文型    例文の語句・表現の解説
S V    主語 + 自動詞
     She runs every day.
        彼女は、毎日走る。
The earth goes around the sun.
        地球は、太陽の周りをまわっている

S V
 Sは、主語(句節)です。
日本語では「~は/が」(主語を表す助詞)をとります。
節は主語動詞がありますが、句には文法上の主語動詞はありません。
 Vは、動作または状態を表します。「動詞」と訳していますが状態も表します。

every day(2語:副詞扱い)毎日、どの日も
 everyday(1語:形容詞) 毎日の
 「彼女は、毎日走る。」:日本語では主語の後に「、」を打つ。

 go around 回る、回って行く
過去にも現在にもこれからも当てはまる動作または状態
  は、現在時制
 around(副詞)回って
round(動詞)回る、(副詞)回って、(形容詞)(名詞)
go around / go round / round いずれも可。
  cf. merry-go-round メリーゴゥランド(楽しく回る)

 the earth:天文学用語で「地球」。もともと「大地」の意味。
 the Earth : 使う人もいるが、あまり使わない。
 Earth:固有名詞として大文字で始めて、無冠詞。
 the globe:「地球」の意味だが、慣例でthe earthが普通。
  globe「丸い球」と言う表現よりも、「丸い」と考えられていなかった頃のearth「大地」の語が好まれて使われている。
  科学者でさえ、「地球科学」をearth scienceといっている。
the sun:太陽 sunはいくつもある恒星 地球にとっての恒星だからtheが付く。
 the Sun : 使う人もいるが、あまり使わない。
Sun : 固有名詞扱い。あまり使わない。


S V C 主語 + be動詞など+補語 
     This is a pen.    補語が名詞(句)
          これは、(一つの)ペンです。
Snow is white.    補語が形容詞(句) 
          雪は、白い。

S V C
 Cは、補語です。名詞(句節)または形容詞(句)です。
 補語をとる動詞は、be動詞など決まっています。

 a:不特定単数を表す。定訳は「ある、ひとつの、訳さない」
不特定を強調する場合には「ある」:強く高くゆっくり読む。
単数を強調する場合には「ひとつの」:強く高くゆっくり読む。
不特定も単数も強調しない場合には「訳さない」:
                 弱く低く速く読む。

snow:雪 抽象名詞で雪一般を表しているので定冠詞のtheを前に置くことはない。


S V O 主語 + 他動詞 + 目的語(~を)
     I have a pen.     
            私は、(一つの)ペンを持っている。
     She plays tennis every day.
            彼女は、毎日テニスをする。

S V O
 Oは目的語(句節)です。助詞「~を」がつきます。

 play tennis テニスをする play ~ は、球技に使う。
例)play baseball / play volleyball  


S V O O
    主語+他動詞+目的語(~に)+目的語(~を)
     He sent me a pen.
彼は、私に(一つの)ペンを送った。
     She brought me some wine.
         彼女は、私に(少しの)ワインを持ってきた。

S V O O
 「~に」という目的語と「~を」という目的語をとります。

 He sent me a pen.  私に(ペンが届いた可能性が高い)   
/ sent a pen to me. 私の方へ(届いたかどうか不明)
  / sent a pen for me. 私のために(届いた可能性が高い)
 
 some wine:
someは、「① ある ② 少しの ③ 訳さない」
  で、a「① ある ② 一つの ③ 訳さない」の不特定単数の複数形に当たる不特定複数を表す形容詞である。
不特定を強調するときには「ある」と訳し、
   数量を強調するときには「少しの」と訳し、
   どちらも強調しないときは「訳さない」。
  したがって、
  「あるワイン」も「少しのワイン/多少のワイン」も「ワイン」も
  英語では some wine になる。少量とは限らない。
  a little wineは「少量のワイン」。  


S V O C
主語+他動詞+目的語(~を)+補語
     We chose her captain.
           私たちは、彼女をキャプテンに選んだ。
     Snow made towns white.
           雪は、町を白くした。

S V O C
 補語は、be動詞などの後にくる名詞(句節)または形容詞(句)です。
 この文型では、目的語Oが意味上の主語になっています。
そのためOCを意味上の主語+動詞+補語として和訳する場合があります。

 補語が、名詞(句節)である場合には、
補語と名詞(句節)とがイコールの関係になっています。

her captainは、She is captain.の関係にあり、
captainはstatus(地位・官職・身分)で、statusが補語のときは、冠詞(a/an/the)がない。
  statusが補語の時は、無冠詞

choose, select, elect
chooseは一般的に選ぶ場合、
selectは、精選する場合、
 electは、選挙で選ぶ場合に使います。

We chose her captain.「私たちは、彼女をキャプテンに選んだ。」の場合、Oを主語にして訳すと「私たちは、彼女がsキャプテンであることを選んだ。」となります。これは、We chose that she was a captain.」の文の和訳です。ここではthat she was a captain節がchoseの目的語になっているので、文型はSVOです。

 補語が、形容詞(句)である場合には、
補語と名詞(句節)とはイコールの関係ではなく、
補語の形容詞の状態を表しています。
SVOCでは日本語にうまく訳せない場合も多いので、定訳になっていることも多いです。SVOC文型の動詞に慣れることが重要です。Basic Grammar 1 の動詞の項をご覧ください。

Snow made towns white. 雪は、町を白くした。
  make 目的語 形容詞: 目的語を形容詞の状態にする
towns : 一般に「町」を指す時は、複数形
a town:「ある町」、「一つの町」を指す時は不特定単数のa
the town:特定の「その町」を指す時はthe

 名詞の前にthe を置くかどうかの判別は、
theと日本語の「あの」とは用法がほとんど重なっているので、「あの」を名詞の前に置いて訳してみると判別できる。
 日本語と異なる英語の慣用を除くと、
「あの」が何を指しているかわかればtheが必要。
「あの」が何を指しているのかがわからなければtheは不要。

 代表単数のa は、古い用法なので、あまり使わない。
 代表のthe は、さらに古く格式ある用法なので、
慣用で残っている用法(楽器のtheや田舎のthe)を除いて、
普通は使わない。ただし、学術論文では、格式があるので、普通に使われている。


    英文法用語の解説
 主語 Subject:日本語で、「○○は、」「○○が、」と表現する部分で動作の主や状態の主になっているのが主語です。
  「私は、」食べる・「ライオンが、」走る など。
  なお、「私は、ライオンが好きです。」の文の「ライオンが」は、動作・状態を表す「好きです」の動作主体や状態の主体になっていないので、主語ではありません。
日本語文法での「主語」が語であるのと異なり、英文法での主語 Subject は、語・句・節に使い、また、「は」「が」の助詞を含みます。

 名詞 noun:「もの・人・こと」などを示し、主語(-は/-が)や補語(-です)や目的語(-を)になります。

 動詞 Verb:日本語のローマ字表記で語尾が「₋u」になるもので、動作や状態を表すのが動詞です。
  「歩く(aruku)」、「食べる(taberu)」、「いる(iru)」などです。
日本語文法での「動詞」が語であるのと異なり、英文法での動詞 Verb は、語・句に使います。

 目的語 Object:日本語で、「○○を/に」と表現する部分で、動作や状態の対象になっているのが目的語です。
  「魚を」釣る、「野菜を」作る などです。
日本語文法での「目的語」が語であるのと異なり、英文法での目的語 Object は、語・句・節に使います。

 自動詞:目的語をとらない動詞です。
 他動詞:目的語をとる動詞です。
英語では他動詞が多いので、
 「動詞を見たら他動詞と思え!」、「目的語を探せ!」

 IOとDO:Indirect Object間接目的語は、「○○に」に当たる目的語です。Direct Object直接目的語は、「○○を」に当たる目的語です。

 補語 Complement:be動詞などの動詞の後に来る形容詞(句)または名詞(句)です。
  This is white.や This is a book.のwhite a bookなどです。
日本語文法での「補語」が語であるのと異なり、英文法での補語 Complement は、語・句・節に使います。

 形容詞 Adjective:日本語では、語尾が「-い/しい」になり、名詞(句)を修飾するか、補語になります。
形容詞一語なら、    名詞の前に置き、
二語以上の形容詞句なら、名詞の後に置きます。
関係詞節は、名詞の先行詞を修飾する形容詞節です。
分詞(-ingと-ed)は、名詞を修飾する形容詞句です。

 副詞 Adverb:動詞・形容詞・副詞を修飾にします。

 句と節 Phrase & Clause :
句Phraseは、語Wordsの集合でS主語V動詞がないものです。
節Clauseは、S主語V動詞を含む、語Wordsの集合です。
名詞節は「~こと」「~もの」など、
形容詞節は名詞を修飾し、
副詞節は動詞を修飾します。
   
 接続詞 Conjunction : 語と語、句と句、節と節をつなぎます。  

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2021/02/08 So Fujimoto / Yuzo Furukawa