WISE: Basic Listening / Speaking Introduction 1st Step
                  2021 藤本 創 / 古川 雄造
はじめに : 1st Step
 高2の秋ごろから高3の秋にかけて、Listening / Speakingができないのでどうすればよいか相談を受けます。

 できないのは、初めて英語に接した小学生の頃から英語のListening / Speakingをおろそかにしてきたからです。
 また、その後の日常生活で英語のListening で情報を得る習慣がなく英語を聴く機会が圧倒的に不足していたからですし、またSpeakingの機会を定期的に作ってこなかったからです。

 具体的な問題点は、
1 語句の発音アクセントが英語になってないこと
 (特にカタカナ発音が残っていること)
2 文のストレス・リズム・イントネィション、文の区切り(Wedge,
Slash, Double Slash)が英語になっていないこと
3 会話英語に慣れていないこと
4 論理的な英語を身に着けていないこと
5 英文の内容を理解していないこと
 にあります。

 では、どうすればよいのでしょうか。
(1)と(2) 語句と文
 1 語句の発音アクセント と 2 文のストレス・リズム・イントネィション、文の区切り については、
 最初は
 「New Let’s Sing Together」阿部 フォード 恵子 アプリコット出版 2011年 CD別売 
 を使って、英語の歌を音源と一緒にくりかえし歌います。

 Ten Little Witches / Head, Shoulders, Knees and Toes /
ABC Steps / Colors / Twelve Months / Row, Row, Row Your Boat / Humpty Dumpty / Ten Fat Sausages / My Bonnie / Jingle Bells / O Christmas Tree / We Wish You a Merry Christmas を歌うと
基本の母音と子音の発音、ストレス・リズム・イントネィション
が身につきます。

 次に、一つ一つの母音と子音を正確に発音し、
文のストレス・リズム・イントネィション、文の区切り(Wedge,
Slash, Double Slash)ができるようにします。
テキストは、「アメリカ口語 入門」‘Spoken American English Introductory Course ’ William L. Clark 1959, 2006 研究社 を確認用に使います。
フォーマルなUS音声・発音記号と文のストレス・イントネィション・リズムが載っている日本で手に入る唯一の教材です。
 身につくまで徹底して反復練習します。
(入門編の続編は、普通の英語のテキストなので、使いません。)

 Wedgeは、一瞬つまる読み方です。Slashは、文法/内容のまとまりの間で、はっきりと区切る読み方です。Double Slashは、息継ぎをする場所をしめしています。

 英文のみで音源がない場合には、英文の画像を撮影しGoogle翻訳のカメラ入力機能を使って英語に変換すると、だいたい正確なストレス・イントネィション・リズムで読んでくれます。

語句の発音については、
1 Oxford Learner’s Dictionaryと2 Longman Dictionary of Modern English と3 Cambridge Dictionaryの
Online版に載っているUS音声とUK音声が基準になります。
4 Merriam Webster Online版の音声もUS東部のフォーマルな標準音です。
5 Google翻訳は(入力した文章の音声もあるので便利です)、実際にUSで多く使われているカリフォルニア音に近いです。専門用語の多くはGoogle翻訳でないと音声がありません。
 以上の1, 2, 3, 4, 5 のショートカットアイコンをスマートフォン/タブレット/パソコン のホーム画面に作っておきます。

(3) 会話の英語
 語句の発音、文のストレス・リズム・イントネィション、文の区切りに加えて、会話特有のルールがあります。
 例えば、

canとcan’t

これらの会話特有のルールについてのテキストは、
「アメリカ口語 入門」‘Spoken American English Introductory Course ’ William L. Clark 1959, 2006 研究社
です。

やさしい会話英語で内容がある音源はそう多くはありません。
そのため、東大入試を受験しなくても
東大入試英語 Listening 2001年第3問 The Pageafnt Tour
から始めて、会話英語に慣れていきます。
 音源としては
駿台文庫 「東大入試詳解 英語リスニング 2019-2000」2018年
を使います。

(4) 論理的な英語
 Speechは論理的な英語です。
 問題提起Problem Raising
 結論Conclusion、他説と自説の二分対比Dichotomy
 理由Reasons
説明Explanations
 具体例Examples 
からなりたっています。この形の英語に慣れ、論理的に英語で考える習慣をつけるのとが必要です。

 やさしい論理的な英語の音源はそう多くはありません。
そのため、東大入試を受験しなくても
東大入試英語 Listening 2000年第3問(B) The History of Medicine
から始めて、論理的に考える英語の頭を作っていきます。
 音源としては
駿台文庫「東大入試詳解 英語リスニング 2019-2000」2018年
を使います。

(5) 英文の内容を理解
 Speechは論理的な内容を持つ英語です。
 まず日本語で内容を理解し、英語の語句を増やすことを先に行いながら、ListeningとSpeakingを同時に行います。
 自然科学と人文社会科学と時事問題があります。
 自然科学については、まず中学の理科/科学の教科書の内容と語句を英語で用意することが必要です。
 人文社会科学については、大学入試では話題が限定されている代わりに中学高校の教科書レヴェルを超えているので、後に回します。
 時事問題については、
日本入試センター「サピックス重大ニュース」中学入試用最新年度版 が量が少なくバランスよく紹介しているので、最適です。現在の中学入試の国語は、字数制限が緩いことを除けば、芝 開成 桜蔭 などでは、東大 京大 慶大 早大 と同じ出典の文章が出題されています。まず日本語で内容を理解し準備したうえで、英語の語句を準備するのが最短です。

 自然科学では、やさしい論理的な英語の音源はそう多くはありません。
そのため、東大入試を受験しなくても
東大入試英語 Listening 2000年第3問(B) The History of Medicineから始めて、2003年第3問 The Krakatauへと進みます。
 音源としては
駿台文庫「東大入試詳解 英語リスニング 2019-2000」2018年
を使います。

 これらの「はじめに 1st Step」がある程度できたら、 
Basic Listening / Speaking「次に 2nd Step」へすすみます。


 はじめに 1st Step まとめ
1 語句の発音アクセント
2 文のストレス・リズム・イントネィション、文の区切り(Wedge,
Slash, Double Slash)
3 会話英語に慣れる
4 論理的な英語
5 英文の内容を理解

Copyright 2014/09/17 2016/03/22, /05/04 2017/01/07
2018/02/21 2019/03/18 2020/02/18 2021/01/07
So Fujimoto / Yuzo Furukawa