土木・防災・災害・歴史
社会課題について学ぶ
ふくおか教養塾
第48回のテーマは
『九州の土木遺産』
でした。
冒頭、5年前に銃撃により亡くなった
中村哲先生のお話から。。
この日は命日でした。
アフガニスタンを大干ばつが襲って以降
水資源の確保にも取り組み
1600本以上の井戸を掘削された方。
医療の前に水が必要だと
取り組まれた医師でした。
その流れで
九州の土木遺産へと話は進み…
農業用水を公平に分配するための
円筒分水のお話に。
以前も塾でこの話はあったのですが
改めて先人の知恵はすごいと思いました。
水の話で言うと
その土地の水の成分によっては
野菜やだしに違いが出ると聞き
更に興味深くもっと聞きたかった程。
続いて福岡市東区にある
名島橋
昭和8年に造られた6車線の橋。
この橋の謎について
解説頂きました。
東区在住の方が多いため
皆さん前のめりで聴いていました。
他にも河内貯水池建設に貢献した
官営八幡製鉄所の土木課長だった
沼田尚徳氏やその妻の話など
感動的なエピソードの数々。
私の地元北九州市の話も出て
自分が生まれ育ったまちについて
もっと郷土愛を持って
歴史を知ることが大切だし
未来の防災へも繋がることを
理解することが出来ました。
~皆さんの感想(一部)~
・改めて住んでいる地域の郷土史を知りたいと思いました。それが土地の特性や土木構造物、果ては食文化にまでつながるという博士の壮大なお話にワクワクしました。食べ歩きも日本の歴史と未来のためになると思ったら罪悪感もなくなる気がしました(笑)
・郷土を愛すること、大切だなと思いました、食糧自給率を何としても上げていかなければと思います。
・日本にはたくさんの土木遺産が残っているんだと学びました。何気ない日常の古いものが、深堀すれば興味深い面白いエピソードがあることを知りました。まずは散歩することから始めようと思います。
・郷土史マニアになろう⇒まずは身近な所から、町、再発見するために散歩に出かけてみようと思いました。やはり日本人、特に昔の日本人はすごい。
・生まれ育った土地に興味を持ち、郷土史を参考に歩いてみたくなりました。
・毎日通っている名島橋は、私にとってはあまりに身近にありすぎて、ただの生活道路としてしか使っていませんでした。名島橋が軍事的な計画で造られたのでは?という説では、名島に火力発電所があった事とも関連付けられるような気がします。混凝土←コンクリートなんですね!!なるほど!と思いました。
神功皇后も多分、博士と一緒でどこでもドアをお持ちだったのだろうと思います。
リアル会場の皆様
オンラインの皆様
ご参加有難うございました!
この日は懇親会を開催。
私達が大好きな居酒屋さん
雄屋わさび
この日も美味しく頂きました
ご馳走様でした
そして皆さんとの交流も深まりました