ふくおか教養塾代表
防災士 玉井洋子です。
5日
第42回ふくおか教養塾開催。
テーマ
高齢化・人口減少時代の暮らし方
~移動手段から考える~
恥ずかしながらMaaS(マース)という言葉、
初めて聞きました。
マースとは、
「Mobility as a Service」の略。
モビリティを単なる交通手段ではなく、
自動運転やAIなどの
さまざまなテクノロジーを掛け合わせた、
次世代の交通サービスとして捉えた言葉。
その昔
モーターショーってありました。
今は
モビリティショー
と呼んでいるのだそう
言葉が変わると
それまでわかっていたことも
わからなくなってしまいます
前半は、高齢化・人口減少社会が
未来の日本にどのような影響を与えるのか、
歴史を振り返りつつ、
食料・エネルギー・物流などの側面から考える時間。
日本の食料自給率は
50%を切っています。
今後、世界のどこかの国と
険悪な関係になれば
輸入している農作物などは
一気にストップしていまいます。
講師の松永先生は
「今こそ農地を増やしていかなくては
未来の子供たちは飢え死にします」
驚くような発言
更に
「そういう日がくるのは
先のことではないのです。
2050年位の日本は
食料が足りなくなる可能性が高い」
2050年
すぐそこです
便利のいい場所に
人口集中させることは
災害の観点からも危険
松永先生は
ふくおか教養塾で
ずっと言われています。
他にもエネルギーのこと
物流業界のことなど
2024年問題などと言われながらの
働き方改革
は、本当に良いことなのか。
医師の働き方改革により
医療費増大、
物流業界の働き方改革により
宅配便の送料増大、
バスなどの運賃値上げ、
建設業の働き方改革により
工事期間が延長、
人々の暮らしが不便に。
建設資材の高等化により
建設費の値上げ。
国民の負担が至るところに
生じている今
愚策だったと言わざるを得ません
国民にとって
いいことなし
後半はモビリティ社会について解説頂き、
マースの一つであるライドシェアなど、
その功罪についても考える時間でした。
便利になる反面
法整備をしっかりして
スタートしなければ
事故だけでなく
犯罪が起きる可能性もあり
責任の所在がはっきりしないままだと
国民が被害者になり兼ねません。
便利に暮らせることは
とても有難いことですが
どこに暮らすかより、どのように暮らすか
ここが大事。
この言葉に感動
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~皆さんの感想(一部)~
・すべてが便利になることが逆に暮らしにくくなるような気がしました。便利は不便という事が広まればと思いますが、不便に戻れるかな、、、という自分もいます。デジタル化もそれを作り管理するのは人だと思います、享受する私たちもそこをしっかり考えないといけないと感じました。
・2050年問題、今だけ、金だけ、自分だけの日本人が多くなってとても将来が不安です。
・(マース)高齢化が進む中で病院や買い物に行く移動手段が厳しくなっている。いろいろな交通機関が希望に沿った利用が出来る様になると年をとっても外出がしやすくなり、老後の不安が多少減り、健康寿命につながる可能性もあるのではないか。
・人口比率が高齢者が多くなってきた時代の移動手段は重要な問題だと思いますが、お話しにあったようなライドシェアの件は、私も犯罪が起きやすくなってしまうのではという懸念もあります。便利=リスクを伴う事を考えながら新しいやり方を考えないといけないと思いました。
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会場の皆さん
オンラインの皆さん
有難うございました!
2日前の6月3日は
講師で特別顧問の
松永先生のお誕生日でした。
心ばかりのお祝いとして
扇子をお贈りしました
ふくおか教養塾
次回開催は
7月22日(月)19:00~
天神あすみん&オンライン
毎回完結ですので
単発でもご参加頂けます。
お待ちしています