夫婦カウンセリング福岡

ワイズフェアリー

夫婦問題カウンセラー

玉井洋子です。

 

ひと月ほど前

2023年の日本の出生数見込み数が

発表されました。

 

2022年に比べて

4万人少ない72.6万人

前年5.8%減。

 

コロナ禍で婚姻が減少したからと

いう見立てもあったが

コロナが落ち着いてからの

婚姻数は減少した。

2023年婚姻数(速報値)

47.6万組

前年5.8%減。

 

1970年頃は

年間100万組が結婚していたので

半減しています。

 

また、

先日、韓国の2023年

合計特殊出生率が発表され、

少子化が止まらず危機と言われる

日本の1.26(2022年)を大きく下回る

0.72

だと発表された。

 

異例の数字。

 

韓国の少子化要因は

・長時間労働による仕事と子育ての両立の難しさ

・子育て負担の女性への偏り

・膨大な教育費

・平均初婚年齢が30歳超

・中心部の不動産高騰

 

このようなことが言われていますが

日本も似たようなもの。

 

少子化対策として

韓国も日本も

子育てに多額の税金を投入し

出生数を増やそうとしている現状。

 

子育て支援も否定しないけれど

一番の少子化要因は、何度も書いていますが

 

未婚化

 

なのです。

 

結婚への魅力を感じていない

若者が激増している。

 

ここが一番テコ入れしないといけない課題。

 

20代前半(希望としては20歳位)までに

「結婚」を含めたライフデザイン

について、なんとなくではなく

しっかり向き合い考える時間を

持つ必要があるのです。

 

何故

20代前半までに

なのか…。

 

昔も今も女性が子どもを産める

年齢は変わっていないから。

 

卵子凍結

体外受精

 

などの不妊治療法は

妊娠が高齢化しているために

やむを得ず行っている場合が

少なくありません。

 

一部助成があるとはいえ、

母体のことを考えると妊娠は

1歳でも若い方が良いことは明白。

 

韓国の少子化要因から

逆に考えていくと…

 

・長時間労働による仕事と子育ての両立の難しさ

→時短勤務と育児休業

 

・子育て負担の女性への偏り

→家庭内での役割分担

(男女共同参画の推進)

 

・膨大な教育費

→学歴社会の見直し

 

・平均初婚年齢が30歳超

→平均ではなく、初婚年齢最頻値を表示

(何歳が一番結婚している年齢か)

 

・都心部の不動産高騰

→都心に住まなくても良い暮らし

 

など改善方法はあるはず。

 

何より、多くの既婚者が

結婚の魅力を発信することが

結婚への機運を高めることに

直結すると思っています。

 

他人と暮らすことの

煩わしさがあると考える

若者が増えている現代。

 

そこは否定しないものの

誰かといれる幸せ。

 

このことにフォーカスして

幸福感溢れる人生

を送ってほしいと思います。

 

・男女共同参画の視点

・夫婦問題カウンセラーの視点

・女性経営者の視点

・母親の視点 などから

ライフデザインについて

お伝えしていきたいと思います。

 

4月に入り

企業は新入社員研修をはじめとする

研修が行われます。

 

是非この社員研修で

 

「人生」

 

を考える研修を行ってほしい。

 

結婚支援もハラスメントと言われる時代。

悲しすぎます…。

 

企業がやれることは、

研修の場を作ること。

 

子育て支援を手厚くしても

少子化は止まりません。