ワイズフェアリー
ふくおか教養塾
代表 玉井洋子です。
先週金曜日
第33回ふくおか教養塾開催。
テーマ
『関東大震災百年-その前後の日本に学ぶ-』
9月1日の防災の日。
10万5千人の命を奪った
関東大震災発生から百年。
政府は、
今後首都直下型地震が
30年以内に起きる確率は70%、
南海トラフ地震の予測もしています。
『過去に起きた災害』とだけで
終わらせてはいけない。
関東大震災を中心に
江戸ー明治ー大正ー昭和ー令和と
背景にあった
歴史的な事実を元に
寺田寅彦博士の軌跡や思いを
振り返りながら
松永先生に熱く語って頂きました
これからの日本は
お金持ちの国ではなく、
しあわせな国を目指さなくては。
日本の隅々までどこに住んでも
しあわせでなければばならない。
という松永先生の言葉に
皆さん大きく頷いていました。
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~皆さんの感想(一部)~
・人間が築いてきた文明が災害を招き、またそれを最新の技術で食い止める、よって次の災害が大きくなってしまう…
100年スパンで起きている事でしょうが、自分がいなくなった未来に、自分たちの子孫がどんなに大変な目に遭うのか想像すると恐怖でしかありません。寺田寅彦さんの著書をもとに松永先生の歯切れのよい解説が加わって、大変わかりやすい講義でした。
・日本の歴史、繰り返す災害の教訓だけでなく、日本人であることも意識から消えていた気がします。目が覚めたような気持ちです。歴史に学び、災害への備えをという言葉を毎日のように様々なメディア等から見聞きしますが、実際にどれほどの人がそれに対し真剣に考えているのだろう?というのが正直な思いです。
・実際に経験したことのない人間が、想像を膨らませたところで、実感が湧かない。いくら必ず起こると言われても恐らく他人事なのですよね。それをどう、真剣に向き合う方向に導くかというのが大きな課題だと感じました。また、災害時の情報の撹乱は安易に想像でき、こういう緊急時に情報とどう向きあうか という部分も併せて真剣に考えなければならない事だと感じました。
・文明が進むほど災害が増すのは皮肉に感じます。喉元過ぎても熱さを忘れないように教訓を受け継ぐことの大切さと、日本に合った暮らし方を改めて考えてみたいと思いました。
・災害について、もう一度考えていかなくてはと感じました。先生の「幸せな国土作りに変えていかなくてはならない」の言葉が響きました。古事記学びます。
・現代人は、天災を軽んじていると思う。徳川家康はすごかったのだと改めて思った。日本の風土に合った国造りが大切だとつくづく思った。
・寺田寅彦先生の災害における視点を知り、また、博士の素晴らしい講義によって日本人と災害の付き合い方を改めるべきだと思いました。
・長い長い年月をかけて敗戦国日本は欧米人から再び滅ぼされているのかもしれませんね。目先の便利や文明の真かに騙され続けているのかもと怖くなりました。
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会場の皆様
オンラインの皆様
松永先生
有難うございました!
恒例の懇親会はイタリアン
サラダ
ポテト
前菜
ペンネ
ピッツァ
デザート
この時間も楽しい時間です
次回は
2023年10月20日(金)19:00~
天神あすみんリアル&オンライン
開催予定です。
ふくおか教養塾は
土木・災害・防災・歴史
を中心に
旬な話題をテーマにお届けしています。
毎回テーマが変わりますので、
途中回からでもOKです
教養を身につける
って
人としての在り方
に関わることだと思います。
上辺だけの認識ではなく
物事を深く理解する。
どんなことにも必要ですね