今の文枝師匠では無くて、先代の文枝師匠得意の落語に「喧嘩長屋」と云うのがあります。

亭主の帰りの遅いのに怒ったおかみさんが喧嘩を始める、そして止めに入った家主とさらに長屋の住人を巻き込んで喧嘩が大きくなってしまう・・そんな筋です。

(面白いのでぜひお聞きください・・・https://www.youtube.com/watch?v=Cg884H545BY

 

さて、この森友問題ですが・・真実は判りませんが、何も判ってない議員さんに仕事をさぼりたい役人、どこへでも出かけて行ってやりたい放題をして悦に入っているえらい人の奥さん、自称教育者の夫婦・・この人らのてんで勝手な動きで騒ぎが大きくなってしまってるなあと云うのが正直なところです。

 

そして、世の中の人の多くが不動産を知らないが為に大きく誤解している点のある事を指摘しておきたいですね。

人の誤解って怖いもので、以前こんな事がありました。

政治家の資産公開で、ゴルフ場を五つも六つも持っている人がいて、その総額が億単位になるとメディアはわいわい言ったのです。

しかし現実はそのゴルフ場は確かに名門ではあるが会員権に流通性はなく、会員権の譲渡もゴルフ場の理事長室で面談で行い、渡される額も謝礼程度だ・・結果、メディアがわいわいやったのはから騒ぎで、名門ゴルフ場の内情を知らないが故にとんでもない資産額になると間違った事を書いたんです。

メディアってろくに調べもしないで書きますから怖いですね。

 

さて、この森友です。

まず国有財産の払い下げについて一般論ですが述べますと、恐らくこの土地はその会計年度中に売却する事がノルマだったんでしょうね。

相手がだれであれ、売却は決まっていたし、ゴミを埋めた等の瑕疵を考えれば二束三文で処分してしまおうと思ってたんでしょう。

ここでメディアも議員さんもあまり触れないのが瑕疵担保責任です。

ビルを買って、そのビルについて何の責任も負えませんと言われたら、このビルは相当何か問題があるんだろうと考えますね?

まともにお金を払おうと誰が考えるでしょうか?

一刻も早く始末して、後腐れない様に書類は処分する・・これも既定路線だったんでしょう。

そこにえらい人の奥さんが関わり、何か盛んに褒めちぎっている。

ますます騒ぎにはしない様に一切の資料を残さず・・・

 

仮に、籠池夫妻がこの土地を転売して儲けていたらこれは明らかに犯罪行為です。

しかし実際には転売目的で取得はしてない。

不動産取得とその使用に関しては何ら問題はないと思います。

もちろん行政側には説明責任はありますが、それとてそこは大人の会話で済む話だった。

それがメディアと何もわからない議員が騒動を大きくしてしまったんでしょう。

森友学園と云う体制の整っていない学園とその杜撰な経営をしていた理事長夫妻、その周囲で同時にいろいろな事が起きてしまった、そこに首相夫人まで関わっていた・・これがこの話の本筋だと思います。

 

明日もまた書いてみようと思います。