まず今回は
クロムモリブデン鋼でのシャフト製作。
カワサキ J系ゼット、 Z1000Rのピボットシャフト製作の依頼を頂きました。
フレームとスイングアームを連結する為のシャフトなのですが
そのZ1000R、カスタマイズされたフレームで、、、スイングアームが入るピボット部がノーマル寸法より拡張してあるスペシャルなフレーム。
なので純正のピボットシャフト寸法よりもロング長になるクロモリシャフトを製作しました。
外径は純正値と変わらず16パイ。
完成品。
純正部品と比べて約25ミリロングのピボットシャフト。
で、作業工程は、、、、、
材料はSCM435Hを使用。
いつものようにジャンじゃか削っていき、、、、。
切粉も凄い。素手で扱うと手が良く切れます。作業手袋は必須。
削り始め
この位の太い外径だと何も問題なく削れますが、、、、
どんどん切削作業を進め径が細くなってくると
材料がビビってきます。
うーん、やはりでたかという感じで、、、、。 この位なら、まだかわいいモノで
それでも作業を進めなくてはならずどんどん径を細くしていく度に
あ~、どうしましょお って位、症状が出てきて、、、、、 頭を悩ませます。
で、対策。
例えばですが、、、
これが正解かと、もちろん断言はできませんが
材料に角材などの木をあてがい材料に生じる振動を抑える、、、など
スマホ撮影の為こんな感じで振れ止めしていますが材料を上側から押さえつけるようにビビりを抑えます。
また
軍手をあてがうなど、、、、これはある程度効果はありましたが
軍手などをあてがう行為自体、危険なので止めましょう。
他に対策として
チップを普段使っているモノより丸い刃先のモノを使う。(0.4Rから1.2Rに変える)
切り込み量を普段より減らす。
主軸の回転を普段より下げる。もしくは普段めったに使用しない最高回転(1500回転)で削ってみる
送りは普段よりも遅くする、もしくは凄く進めるなどなど、、、、、。
色々、試して
ビビりも、まぁ何とか抑えられて途中、綺麗に削れていき、、、、、
指定の寸法的にも、、、最後の最後の仕上げ工程まで行きつきました。
( ´ー`)フゥー...。。。。
ちなみにもうすでに1本目は既に失敗(ゴミ製作。)
2本目、 最後の挑戦 もう材料も尽きました。
これで作業完了だろうと、、、、。
よしっ!
スイッチON
、、、、、、。
ここに来て
かつてないほどのビビりが発生!。
もうどうにもこうにもビビりが抑えられなく、、、、、またもやゴミ製作。
が、しかし不思議と今回は無駄に心をみだすこともなく
事の成り行きに納得して、、、、。
もう1回材料を注文し直し、、、。
品物の納期がまだ少し先だったので良かったですが。
はい、同じようなモノが2個~。
数日後、材料が届いて
3回目にしてようやく、、、、ここまで完成。
ねじ切りして
ナットの廻りっぷりを確認しつつ
反対側を六角を切った後、面取りで、、、、
ようやく完成。
SCM435H クロモリシャフト。
メッキ加工はこの後、依頼主が施します。
今回、作業して思った事
径が細く長尺の材料は突き出し量をできる限り無く少なくして削る。
主軸の回転は普段通りで問題なし(1000回転ほど)、送りは普段より大分早く(早く作業を終わらせたいというのもありますが、、、、)
仕上げ過程の切り込み量は通常より少なく。(品物を光沢あるモノに仕上げるいうことを控えることにはなりますが)
センタ押しするのはもちろんですが角材などを使って更に材料を抑えるなどが、、、、、ビビりの対策です。
こうやって
書き出してみると当たり前の事、書いてるなという感じなのですが、、、。
次の作業、
ディスクアダプターの製作。
外径約170ミリ、
10ミリ厚のうち3ミリの段付き加工。
画像を取り忘れましたがこのフライス盤での作業前に旋盤で3ミリ切削。
旋盤での作業ここでも再び材料にビビり発生。
またか!と思いましたが
主軸の回転を普段より凄~く落として対策!
材料にビビりが少しありますが
こっちの品物は急ぎの納品依頼でやり直しがきかずなので、、、、。
仕上がり面の綺麗さはあまり深追いせず、、、、
残りの作業をそのまま続行。
穴開けして
キャップボルト穴のザグリ、ねじ切りタップして、面取りして、、、、
完成!
続いて、
ステンレススリーブカラーの製作。
材料はSUS304を使用。
比較的、固~い材料の
SUS304はいつもドリル穴開け問題にぶち当たるのですが今回は15パイで小径なのでほぼ問題なし。
ドリル刃もコバルトハイス使用なのでザックザック削れて行きます。
と言っても普段の倍、時間はかかりはしますが。
完成。
続いて、
OHLINSフォーク用のアクスルシャフトナット、
ラジアルマウントキャリパー用スペーサー、ホイールカラーなどを製作。
材料はA2017を使用。
続いて、
マフラーフランジ&アダプター製作。
A2017&SUS304を使用。
形がカクカクしてしまいました。
もっと緩やかな曲線になるよう今後は考えたいと思います。
他に
A2017カラーなどの製作。
最後に
S45Cの鋼材でステムシャフト製作。
あまり光沢が出ませんでした。
うーん、難しい。
Cクリップ溝&フロントスタンド用の穴開け
面取りをして
完成。
続いて、
カワサキ GPZ900R
再び入庫で作業します!
今回は色々ばらしての作業がある為、店の方で作業します。
色々やります。
カスタムパーツも更にバージョンアップしていきますよ。
肝心な主要パーツがバックオーダーになってしまい他のモノが先に納品されましたが~。
オーナーさん、本格的に寒くなる前にお仲間さん達と再びツーリングに行きたいそうで、、、、
間に合うと良いのですが、、、、、、。早く来い来いJB-FCR~。
続いて、
ホンダ
VT400Sは継続車検の取得。
こちらのお客様、あまり普段はバイクに乗らないそうなのですが、でもたまに無性に乗りたくなる。
が、遠出もあまりしない。
ですので走行距離も去年の点検時よりあまり伸びていない。
24か月点検整備をしてから消耗部品交換も最低限に済みました。
エンジンオイル、オイルフィルタ、ブレーキフルードの交換など。
ご近所のお客様。作業完了して納車しました。
いつも、ありがとうございます。
続いて、
ヤマハSR400
この車輌も継続車検の取得と消耗部品の交換。
こちらのお客様は通勤で毎日使われている車輌なので
交換部品も多数箇所で作業内容も色々あり。
このSR400
新車で購入してから20年間乗り続けているそうです。こちらもご近所のお客様。
純正カラー素敵です
まず陸運支局で車検取得をしてきました。
この後、消耗部品の交換をします。
作業レポは後程。
続いて、
スズキ GSX400インパルス
フロントフォークのインナーチューブ交換。
同時にシール、メタル類、フォークオイルなど交換を含めたオーバーホール。
その他に
エンジン不調なので燃料系統を中心に部品交換、修理をしていきます。
こちらも作業レポは後程。
今晩は満月だそうです。綺麗に観えていますよ!ぜひ眺めてみてください。
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