先月に続いて今回も自動車の話です。
先月はホンダから軽自動車規格のスポーツカーＳ６６０が発売されましたが、さかのぼること約半年、昨年はダイハツ工業から同じく軽規格のスポーツカーであるコペンが発売されました。
今回はこの２台についての違いを考えてみたいと思います。
この２台は軽規格の二人乗りオープンスポーツカーという点では共通しています。
しかし、この２台にはいくつかの違いもみられます。その中でも最も大きな違いはタイヤの駆動方式だと思います。
Ｓ６６０は運転席の後部に搭載されたエンジンで後輪を駆動するミッドシップ、方やコペンは前輪駆動を採用しています。
この違いは想定している顧客の層や製作のコンセプトの違いを表していると思えます。
純粋なスポーツカーであれば後輪駆動であることは絶対の条件だという人もいると思います。僕は前輪駆動でも十分に楽しい運転が出来ると思いますが、楽しさという点ではやはり後輪駆動に分があると思います。そのため運転の楽しさという点ではＳ６６０が優っているように思います。
ただ、楽しむにはそれなりの運転技術も必要であり、安全運転をしていれば問題ないですが山道で大雨や突然の雪に遭遇した時には後輪駆動だとヒヤリとする場面も出てくると思います。その点では前輪駆動であればどんな天候でもそれなりに安心して運転できるでしょう。
次にオープンカーとしてはどうか？
これは完全にコペンに分があるようです。コペンは電動で完全にオープンになるのに対し、Ｓ６６０の場合は天井部分だけが開放されるタイプで完全なオープンとは言えないようです。
次に荷物の収納性です。
これもコペンです。ともに軽のスポーツカーなので荷物の積載能力は期待できませんが、コペンは小さいながらも荷物を積むスペースはあるようです。対するＳ６６０はほぼ無いと言ってもいいようで、遠出などをする際にはかなりのデメリットになるでしょう。
個人的な感想ですがこれらの事を考慮すると、純粋にスポーツドライビングを楽しみたい、またはスポーツカーはこういうものだとこだわりを持ってストイックにスポーツカーに乗りたい方にはＳ６６０がいいと思います。
対して、もっと手軽にドライブや遠出を楽しみたいという方にはコペンが適しているのかなと思います。
さて、来月に予定されていたマツダの新型ロードスターも販売が前倒しとなりました。
いつ街で見かけるか、とても楽しみですね。
以上、たくちゃんでした。
