息子は2歳になる前から保育所へ通っています。
その息子も今年で5歳になります。泣いてばかりのひ弱な息子ですが、内に秘めるものは正反対で“白バイ”ではなく“暴走族のバイク”が好きだったりして、親である私は困惑することもしばしば・・・。
息子が通う保育園の保護者は生活の為ではなく“自分（母親）の時間が欲しい”や“習い事をさせたい”や“物欲”などゆとりがある方が多く感じられます。平日はしっかり働いて、土・日曜日に充実した時間を過ごされています。
息子のクラスは幼稚園でいうところの年少さんですが“くもん、英語、スイミング、体操、ピアノ。。。”と習い事をしている子供達が多いので何もしていない息子とは勉強面でダントツに差が開いていますが、特に危機感を感じることもなく、息子には“くもんとか行かんでも担任の先生の話をしっかり聞いてたらいいねん！”と言っている私です（まあ、さすがに本を読んでいる子がいるのにはびっくりしますが。息子は自分の名前もまだ読めませんので。り⇒かと言ったりします
大丈夫ですか～）
そんな息子が音楽教室のチラシを見て“ドラムがしたい！”と言いだしました。見ると、ドラムをするには似つかわしい中年の小太りのおじさんが楽しそうにドラムをたたいている写真が載っていました（この絵図らのどこを見て楽しそうやと思うのん？・・・我が子ながらわからん
）
本当にびっくりしましたが、何でもする前から“嫌！”と言う息子のたっての希望なので、親としてもその希望を尊重したいと思いました。そして早速ドラム体験を申込みしました。
さあ当日です。17時半から30分の体験です。“初めまして～”と教室から出てきたのはチラシのおじさんではなく、中年のロングヘアのロッカーでした（なんか懐かしい匂いがする・・・私と同年代かな？そう言えば中学生の時、同級生で似たようなバンドマンがいたな←先生ごめんなさい）先生を見た息子は号泣・・・ここまでは予想通りです。だいたいこのパターンで周囲の人の気を悪くさせ、私も気を悪くして逃げるようにそそくさと帰ります（笑）
ところが先生はさすがですね・・・最初からテンションが高い高い！保育園で歌っている歌を即興でドラムをたたきながら歌います。泣いていた息子に“好きにたたいてみ？”と言うと、ステッキを息子に持たせるのでした。泣きながらつぶれるんと違うかと言わんばかりの強さでたたいていました。強すぎて本人が椅子から落ちてドラムのセットが倒れてしまったほどです。
たたく音はドラムと言うより、太鼓でした。でも、初めての楽器をそばで見れて感動したようです。
体験も終わり、係の方から具体的な話をされました。そう、具体的＝お月謝。“1か月で3回、30分の授業で約12,000円になります♪”と満面の笑みで説明を受け、引きつり笑顔で答えた私・・・“あの・・・一度帰って考えます”
帰宅すると、上機嫌の息子・・・フライパンや鍋をならべて、バンバンカンカン！たたいて喜んでいました。（ごめん、息子・・・太鼓、いやドラムをたたくだけで1回4,000円は高すぎる。ごめーん！）と心の中で詫びている私なのでした。高すぎるわ～（涙）
むっちゃんでした
最後まで読んで頂き、有難うございます
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