少し前の日経新聞に成長産業へ転職支援という記事がありました。
現在は従業員を解雇せずに一時的に休業させた企業を支援する雇用調整助成金という制度があります。
仕事が急減した企業にとって、この制度で雇用を維持することができ、事業を継続できるという効果が期待されていました。確かに、そういった効果は大きかったと思います。
しかし、この制度は不採算事業に労働力がたまる側面があり、成長分野への人材移動を妨げているとの批判がありました。
昨日首相がTPPの交渉参加を表明しましたが、国の力を上げていけるような制度作りが必要だと思います。競争力を上げていくためには成長産業へ人を移動させ、その分野で世界に勝つことが必要だと思います。
弊社の顧問先の中にも、絶えず新規の事業、得意先、チャンスを模索している企業があります。
そういった顧問先はやはり伸びています。
既存の事業を軽視するわけではありません。既存の事業を生かし、それを発展させることができるような事業、新たな価値を見出していくことが大事だと思います。
成長産業へ人を移動させ、競争力を上げることは企業にとっても、国にとっても重要なことです。
今後の政策と運用成果に期待したいと思います。
所長 こーちゃんより
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