私は若い頃にも妻に「I love you because you're you」とはとても言えなかったのだから、今更言える筈もないが、リリックスを歌うエルビス・プレスリーの曲を久し振りにかけた。ポール・マッカートニーはエルビスを敬愛していてビートルズ解散後にも何度も彼の曲を取り上げた。エルビスもポールの曲を4曲カバーしている。互いに通じ合うものがあったのだろう。
I love you because you're you. という言葉が好きだ。しかし私は愛する妻や娘や息子にも、その他諸々の愛する女性達にも使ったことが無い。思えば私は相手の全てを受け入れる心の広さや豊かさが無かった。しかし私は変わったのだ。4匹のプーチを眺めながら思う。「今のまま、ありのままの全てを愛している」 妻も私から一度は聞きたかった言葉だろうか。
孫娘が誕生した時LAの書店で絵本を買った。彼女が文字を読めるようになったら渡したかったのだ。各頁に「I love you when…」で始まる文と愛情溢れる狐の親子の絵が描いてある。最後は❤マークと「あなたを愛してるわ。だってあなたはあなただもの」で終わる。私は字を覚え始めた孫に今この本を渡すか、彼女が独り立ちする時に持たせようか迷っている。
半世紀以上も前にアカデミー賞を受賞し日本でもキネマ旬報第1位にランクされた「自転車泥棒 The Bicycle Thief」という伊映画があった。今も評価が高いので若い人でもタイトルくらいは知っているかも知れない。昔も今も自転車泥棒は横行し、私は何度か泥棒除けにアイデアを凝らした自転車を紹介した。今は素敵なサドルの「シーティロック」がお気に入りだ。
昨日同様、拙文は再掲の再掲だ。最近の私は手抜きをし勝ちで、日々忸怩たる思いが続く。しかし昨日の主人公ホリーのその後については、やはり知ってもらいたい。先日殺処分のガス室から偶然救われた夢之蒸同様に、ホリーも「How could you?」の作者によって偶然救い出されたのだから。今では動物愛護先進国ドイツや米国で殺処分は殆ど行われない。
ホリーの一生
ジム・ウイリスの"How Could You?"は2001年に彼が住むミシガン州のローカル新聞に掲載され、地域の多くの人々を感動させました。そしてこの話をミシガン州からあまり遠くないカナダ、トロントにあるFMラジオ局のディスクジョッキー、ジョン・デリンジャーが知ったのです。彼は4月11日の朝の通勤時刻に自分の番組で"How Could You?"を朗読しました。すると至る所で大渋滞が起こりました。車中で放送を聞いていた多くのドライバー達が車を道路脇に停めて、すすり泣き出したのです。涙を拭った彼らが勤め先に着くと、そこにはまだ泣いている同僚達がいました。放送したラジオ局にはEメールと電話が殺到しました。このニュースを知った全米の新聞社は"How Could You?"をその地元の動物保護センターの写真と共に掲載し始めました。多くのラジオ局も"How Could You?"を放送したため、様々な時間帯と地域で4月11日の朝の大渋滞の光景が全米各地で何度も再現されてしまいました。この騒動は2001年だけでなく、翌年まで続いたと言われています。
ところでHolly Golightly(ホリー・ゴライトリー)という名前を知っている人は少ないと思います。「ティファニーで朝食を(原題:Breakfast at Tiffany's)」を思い出す方は余程の映画好きか、オードリー・ヘップバーンのファンです。アメリカの有名な小説家トルーマン・カポーティによる中編小説を映画化したこの作品はヘンリー・マンシーニ作曲の甘く切ない主題歌「ムーン・リバー」と共に大ヒットしました。オードリーは当時ニューヨーク5番街にあった宝石店「ティファニー」のショー・ウインドウ前で紙バッグから取り出したデニッシュとコーヒーで朝食を済ます孤独なコールガール、ホリー・ゴライトリーを都会の妖精のように、とてもキュートにそしてエレガントに演じました。それとも、ホリー・ゴライトリーという名前をイギリスの女性パンクバンド、ヘッドコーティーズのボーカリストとして記憶している人もいるかも知れません。彼女はとても魅力的な歌手ですが、もちろんティファニーのオードリーに触発されて、つけた名前だと思います。
ジム・ウイリスの"How Could You?"のモデルとなった犬もホリー・ゴライトリーです。多分この名前は動物シェルターに彼女を連れてきた元の飼い主がつけた名前ではなく、ジム・ウイリスが彼女に新しくつけた名前だと想像します。Holly, Go lightly!(ホリー、陽気に行こうよ!)孤独な境遇でも、心だけは「愛の囚人」ではなく、映画のホリーのように自由奔放に生きて欲しいという願いでジムは名付けたのかも知れません。"How Could You?"のホリーはメスのバセット・ハウンドで、動物シェルターに連れて来られた時は9歳でした。そして安楽死となる彼女にとっては最後の日に、動物救護活動家ジム・ウイリスが偶然このシェルターを訪れたのです。ジムはホリーを見つけ、彼女の事情を施設の職員から聞きました。彼は自分の前にいる犬の目の中に、前の飼い主が決して知らなかっただろう何かを感じたと言っています。彼はすぐにホリーを譲り受け、家に連れて帰りました。その後の彼女はそれまで決して経験できなかった家族としての愛情を一身に受けることになります。"How Could You?"と違って、実際のホリーはウイリス家で溢れるほどの愛に包まれながら、5年後の2003年バレンタインの日にその生涯を終えました。ホリー・ゴライトリーの最後の食事はジムが彼女のために彼の家から25キロ先の店で買って来た彼女の大好物のチーズバーガーでした。最期の時、ジムはホリーにキスをして、彼女の耳元に口をつけて囁きました。"How Could You?" 彼女はジムの言葉が分かったようでした。
スヌーピーは世界一賢い犬だ。彼の"You play with the cards you're dealt"「配られたトランプのカードで勝負するしかない」は身体の機能の多くを損傷した私が好きな金言 「今から、ここから!」に相通じる。失ったものを嘆いても仕方がない。勝負はこれからだ。賢い犬達の動画を沢山見るが、それでも我がバカ犬達の可愛さったらと親バカはまだ懲りないのだ。
サンフランシスコ・フィッシャマンズワーフで電動二輪車の一団を見かけた。Segway Tour San Franciscoといってセグウェイに乗ってガイド付き観光ができる。2時間$60。足腰が弱い私は坐れたら良いのにと思っていたら、今日のサイトで電動一輪バイクを見つけた。Rynoという名で来年に発売予定。セグウェイ$2000だが、ライノは$3500だ。格好イイネ。
Courtesy of Segway
Courtesy of Ryno
Courtesy of Ryno
Santa Rosaのホテルで深夜にTVを見ていると、自転車盗を防止の新しいアイデアを紹介していた。サドルバーを抜いて施錠に使うのだが、数年前にもサドルを施錠に使う別のアイデアがあった。サドルを後ろに回転させ、後輪をロックする方法で私は大いに気に入った。私の子供達は米国で何度も自転車を盗まれたが、何のアイデアも生まれない家系のようだ。
作家のマーク・トゥエインが"The coldest winter I ever spent was a summer in San Francisco"「私が過ごした冬の中で一番寒かったのはサンフランシスコの夏だ」と言った話は有名だが今日のサンフランシスコも霧に覆われとても寒い。街角の温度計が48°だから9℃位だ。15年前に妻が金門橋下のクルージングで風邪を引き体調を崩した恨みの極寒の夏だ。