ミシシッピ川に面したメンフィスはブルース発祥の地。音楽産業が盛んで多くの音楽家達を輩出した。この点ビートルズの故郷リヴァプールと似ている。エルヴィスの大邸宅グレイスウッドは一般公開されているが5年前小泉首相がブッシュ大統領の前で演じたサングラスをかけギターを引くモノマネは現地でも賛否両論のパフォーマンスだった。
「I Love You Because You're You」の絵本を紹介したが、この愛の言葉を初めて知ったのは絵本よりも数十年前のエルビス・プレスリーの歌だった。「I Want You I Need You I Love You」に続く彼のシングル「I Love You Because」は今聞いても甘く美しいロッカバラード。「あなたを愛している理由は山程あるけれど、愛してる、だってあなたはあなただもの」
5年前の「ミス・ポター」という映画は世界中で愛されている青い上着を着た兎「ピーターラビット」の作者ビアトリクス・ポターの半生を描いている。ポターを演じた『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウィガーも好評だったがロケーションの湖水地方の映像は息を呑むほど美しい。現地を訪れた人は思い出に現地がまだの人は訪れる前に見て欲しい映画。
好きな本や映画に惹かれてその古里に寄り道をすることがある。ロマン派詩人ウィリアム・ワーズワースや世界で一番有名なうさぎピーターラビットのファンは英国北西部の湖水地方を是非訪れてほしい。小高い山々と見渡す限り緑の丘陵地帯に点在する大小の湖群は誰をも優しく幸せにする。例えばグラスミアの町、例えばホークスヘッドの村・・・。
色々と絵本を紹介したがお薦めの一冊は日本でも購入できる「I Love You Because You're You! あなたが大好き、だってあなたはあなただから!」。I love youで始まるどのページもそのままのあなたを愛する言葉で溢れている。好条件の男性を求める独身女性に、熱心な教育ママに、あなたの大切な人に、そしてあなた自身にこの絵本のタイトルを伝えたい。
ブタ君の「プー、君は何をしてるんだい?」に「僕は何もしていないのをしてるのさ」は有名だが他にも「もし君が100歳まで生きるなら僕は100歳マイナス1日生きたいな。君なしで生きなくてもいいように」「少しの心遣いをして他の人のことを少し考えると全ては変わるよ」「空っぽのモノを貰うと嬉しいな。モノを入れられるもの」等いろいろ豊かな言葉が並ぶ。
ロンドン・ビクトリア駅からイースト・グリンステッド迄1時間、更に1時間に1本しかないバスに15分乗るとクマのプーさんの古里ハートフィールドに着く。ロビンとプーが遊んだ田園風景は今もそのままだ。古びた店の名はプー・コーナー。クマのプーさんグッズで小さい店は溢れている。ショッピングだけならウェブ店でも買える。
米国の誰もが愛する代表的キャラクターはスヌーピーとチャーリー・ブラウンだが英国にもくまのプーさんと5歳の男の子クリストファー・ロビンがいる。プーさんはただの蜂蜜好きなぬいぐるみではない。詩や歌は自然に生まれるようだし名言も多い。A.A.ミルン原作、E.H.シェパード挿画の絵本やディズニー映画でプーさんは大スターだ。
「旅は人を成長させる。新しい国々と新しい人々に出会わないで人は本当に教育されたとは言えない。旅は人を大人にする。・・・・・読書っていうのは冒険の一種なんだ。読むのは新しい場所への旅だ。・・・・・おやすみ、親友!明日は新しい日だ。どんな素晴らしいことがあるか分からないぞ。 - チャーリー・ブラウン (ピーナッツ)」
「ピーナッツ」の中でシュローダーはベートーベンを敬愛する天才音楽家。彼やピーナッツの名を冠したCDが今も販売中だ。玩具の楽器演奏が楽しい。シュローダーを好きなのに邪魔ばかりするルーシーはクラシック好きのシュルツを理解しなかった先妻ジョイスを模したらしい。ピーナッツは可愛いキャラクター達が登場するシュールな漫画なのだ。














