月に一度のご挨拶 WIN&WINセミナー 塾長の手紙 -31ページ目
塾長の古田修一です。
 明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 早いもので年が明けてから、1ヶ月がたとうとしています。この手紙がお手元に届くころには、大学入試センター試験が終わり、高校入試においては、首都圏の私立入試の結果も出始めているころと思います。
 大学入試にしても、高校入試にしても多くの人はこれからが本番を迎えます。体調管理にも気をつけて、最後まで悔いが残らぬよう、勉強に励んでほしいと思います。

<今年の目標>
 年頭に当たり、今月号では、私自身の目標と、塾としてこのようにしていきたいということをお伝えしようと思います。
 今年はどのように自分自身を磨き、塾の仕事を通して、社会に貢献していこうか考えました。そのような中、一つの惹かれる言葉に出会いました。それは、「凡事徹底(ぼんじてってい)」です。12月号の「塾長の手紙」を書く際に、掃除についてインターネットで検索をしたときに出会いました。この言葉は、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんが大切にしている一言です。鍵山さんの会社設立から今に至るまでの、掃除に対する取り組みを12月号「塾長の手紙」で紹介いたしました。鍵山さんは、「掃除」という「凡事」を徹底(30年もの間継続しているそうです)し、会社を発展させた方です。私は身の回りの清掃を心がけてまだ2年ほどしか経っていません。しかし、鍵山さんの言葉に触れて、さらに継続していかなくてはいけないと強く思いました。

<優勝を呼んだ前橋育英の「凡事徹底」>
今月号では、2013年第95回全国高校野球選手権大会で初優勝した前橋育英高校の話をあげたいと思います。
 前橋育英高校野球部の監督、荒井直樹さんは座右の銘として「凡事徹底」をあげている人です。優勝を決めたとき、インタビューで、「監督のすごいところは?」との質問に真っ先に「怒らないところ」と選手が答えたそうです。「野球以外のことでは厳しく注意されることはありますけど、声を荒げたりすることはない。1ヶ月間、ほとんど誰も注意を受けないこともあります」と続けます。
 一方荒井監督は、今年のチームとこれまでのチームのどこが違うかという質問に対し、「毎朝散歩しながら、15分間ゴミ拾いをしているんですけど、今年はそういうこともきちんとできるチーム。本物というのは、そういう平凡なこともきちんと積み重ねることができるチームのことだと思うんです」と答えています。
 荒井監督の「凡事徹底」を基にした指導は、日大藤沢を卒業し、1983年に就職したいすゞ自動車での経験から生まれています。
 「インコースの打ち方を覚えるよりも、まずはトイレをきれいにしろ、靴をきれいにそろえろ、というチームだった」と荒井監督は振り返ります。入社当時は、チームは低迷期で、大学生相手にも負けてしまうほどでしたが、荒井監督の退社後、2002年にいすゞ自動車は全国制覇を成し遂げました。この経験から、時間はかかるけれども、「凡事徹底」はあらゆるところに生きることを確信したそうです。
 いすゞ自動車が優勝した年は、荒井監督が前橋育英高校の監督に就任した年です。いすゞ自動車は、優勝を花道に休部が決まっていました。そこで荒井監督は、「いすゞ自動車の意思を継ぎたい」と思い、前橋育英高校のユニフォームをいすゞ自動車とまったく同じデザインのものに変更しました。
 その荒井監督の思いも通じ、時間はかかりましたが、当たり前のことを辛抱強くできるチームに成長しました。
 「強いと思ったことは一度もないんです。相手をねじ伏せるような力があるわけじゃない。でも、どこよりも我慢強い。そういうチームになったと思います」と荒井監督は話します。
 前橋育英の監督就任から11年間、周囲の人に「甘い」といわれながらも自分のスタイルを貫きました。
 「僕の中で当然と思えることをやってきただけ。怒ることが指導ではない。勝ったことでそれを証明できたと思う。でも、それをあえて言うつもりもないし、たとえ負けていても自分のやり方を変えるということはなかったと思います。」
 この言葉の中には、熱い監督の思いを感じさせられます。「たとえ負けていてもやり続ける」それくらいの信念を持って続けないといけないことと考えると、私も今後努力していくことに意欲がわいてきます。
 この監督も就任してから11年間も時間をかけて結果に結び付けていきます。(イエローハットは12年で社長の行動が評価に結びついています)
まずは、小さなところからの積み重ねを通して、小さな気付きを得て、一つ一つ年輪を重ねていくことこそ、求められる教育のあり方ではないか、と「継続」を心がけるようになってから考えるようになりました。

<まずは率先垂範>
この手紙を書くにあたりいろいろと調べていきますと、まさしくこの「凡事徹底」こそ、私が今年の目標として努力すべきことだと思いました。また、私の努力と平行して、塾で働いているスタッフ、講師そして、生徒たちにもこの「凡事徹底」を広めていきたいと思うようになりました。
広めていくためにも、まずは私自身が率先してやり遂げなくてはいけません。常にこの言葉を頭からはずすことがないように心がけていきたいと思っています。

 具体的にどのようにこの考えを広めていくかを考えてみました。
①私自身の「凡事徹底」を継続させる。(清掃活動)
②私自身の毎月の徹底項目を設ける。(清掃+αを一つ)
③塾全体の努力項目をあげる(毎月一つ)
例)
・下駄箱の靴をそろえましょう。
・消しゴムのかすはゴミ箱へ
・あいさつを明るく元気に
・言葉遣いを考えよう
など。

 いろいろな例を見て見ますと、決してスピード感はありません。しかし、この考え方は、卒業してから社会に出て、必ず役に立つと思いますし、WIN&WINセミナーで掲げている塾是「人格を向上させると共に社会に貢献する人財の育成」にもかなうことだと思います。

 ここで、塾是の内容をもう一度振り返ってみようと思います。
           塾是
人格を向上させると共に
      社会に貢献する人財の育成

 2014年度(平成26年)の保護者会では、次のように塾是を定義してみました。
1.『人格を向上させる』とは?
 ・自らを律することができる。(自律・自立)
 ・周りの人の気持ちを考え行動ができる。
 ・結果について他人を批判しない。
 ・礼儀正しい(あいさつ・その他の行動)
 ・自らの考えを持ち、主体的に行動できる。

 あらためてこれらの定義について考えたのですが、私の中で反省すべき点が多くあげられます。しかし、この「凡事徹底」を意識し、小さなことから取り組むことにより、一つ一つを改善できると思います。掃除を徹底するだけで、自らの気持ちを律することもできると思いますし、周りの人の気持ちも理解することができると思います。また、理解するだけではなく、周りの人に良い気持ちを感じてもらうことができると思います。また、私はまだ少ないのですが、掃除を通してさまざまな気付きがあります。そう考えると、5点目の「自らの考えをもち、主体的に行動できる」一つのきっかけになるかと思います。

2.『社会に貢献する人財』とは?
 ・自己の能力を良い面で社会に出す。(悪い面はだめ)
 ・自己の利益のためではなく社会に利益をもたらす。
 ・自分自身が向上し、他の人にも利益をもたらす。
  (WIN&WINの精神)

 ここまで大きな目標になると、私自身の実体験ではなんとも言うことができませんが、きっと継続することにより実現が可能になると思います。数年では実現することができないと思いますが、少しでもこの解釈に近づけるように、今の努力を継続していきます。私自身がこのような体験を多く積み、生徒たちにも実体験として語ることができ、塾全体にもその大切さを伝えることが少しずつでもできることをイメージしながら毎日の活動に励みたいと思います。

<創立20周年を迎える年。ご紹介をお願いします!>
私自身の目標や、「こういう塾でありたい」、との私の気持ちを今月号ではつづらせていただきました。
 毎年年末から年始にかけて自分自身の目標を設定し、新たな気持ちでスタートをしていますが、今年はいつもの年よりも、気持ちを前向きにしています。1997年に先代塾長が「設立趣意書」を書き、WIN&WINセミナーをオープンしてから、20周年を迎える年になるからです。先代塾長に、「こんな素敵な塾を作ってくれてありがとう」との気持ちをあらためて持ち、その感謝を形にするためにも、さらによりよきものにしていきたいのです。また、多くの生徒の皆さん、そして卒業していった皆さんと共に、20周年の節目の年を、共に喜びたいと思っています。
 毎年12月23日には、塾の卒業生(大学生以上)の同窓会でもある「猛勝会(もうしょうかい)」を開催しています。お知らせははがき一通を送っているだけなのですが、毎年多くの卒業生が集います。今年も多くの卒業生に集ってもらうことができました。大学を卒業し、就職をし、社会で活躍している生徒もいますし、将来の目標に向けて、大学で一生懸命勉強に励んでいる生徒もいます。(中学のときからそれくらいやっておけば・・・。なんておもってしまうこともありますが・・・。)話を聞いていると、それぞれ自分自身の考えや、目標に向かってがんばっている姿を見ることができ、本当にうれしく楽しいひと時を過ごすことができました。
 卒業生の中には、毎年12月23日にはみんなで集る日と、予定を空けておいてくれる卒業生もいます。こんなに塾のことを思ってくれ、懐かしく感じてもらえることにも喜びを感じます。
 人生のどんなときにでも、気軽によれて話ができる塾、また困難に当たったときにも相談に乗れる塾になりたいとの気持ちを持っています。
 そこで、そんなお付き合いを広げていきたいと思い、新年度に向けて、新しい生徒を募集しているところです。今回誠に勝手ながら、ご紹介のお願いのお手紙をWIN&WIN通信に同封させていただきました。お近くに塾をお探しの方がいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。WIN&WINセミナーとしましては、ご紹介いただくにふさわしい塾になるように、今後も努力をしていく所存でございます。

 今月も、自ら「凡事徹底」を心がけ、少しでも自分を磨くことができるよう精進します。

~最後までお読みいただき、ありがとうございました。~